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国際バカロレアって帰国子女に良さそう!って思うよね?
国際バカロレアって、なんか新しい感じでカッコイイ、なんか良さそう。特に帰国子女に良さそう!!
と浅い浅い考えで国際バカロレアについて調べだして、1か月ほどたつ。
1か月しか調べていない私が偉そうに書くのもおかしいが、国際バカロレアとは教育プログラムのひとつであり、世界で認められているプログラムである。この教育プログラムを受講し、テストなどを受け(ペーパーテスト、論文、プレゼン、課外活動など様々なものが評価対象となる)一定基準のスコアをクリアすると国際バカロレアDP資格というのがもらえる。世界で認められているプログラムなので、その資格&スコアを提出することで様々な国の大学を受験することができ、また日本の大学入試に使うことも出来る。(ここでは、高校の事について書いているが中学生、小学生向けの国際バカロレアのプログラムもある)最終スコアが高い場合は超一流大学にもそこスコアをもって入学できたりするらしい。
おっと、大人の悪い癖で出口の事ばかりをまず書いてしまったが、肝心の教育内容も・・・
「国際バカロレア(IB)は、多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する、探究心、知識、思いやりに富んだ若者の育成を目的としています。
この目的のため、IBは、学校や政府、国際機関と協力しながら、チャレンジに満ちた国際教育プログラムと厳格な評価の仕組みの開発に取り組んでいます。
IBのプログラムは、世界各地で学ぶ児童生徒に、人がもつ違いを違いとして理解し、自分と異なる考えの人々にもそれぞれの正しさがあり得ると認めることのできる人として、積極的に、そして共感する心をもって生涯にわたって学び続けるよう働きかけています。」
というように、この教育を受けたら我が子が素晴らしい人になりそう!というような内容である。正直、この文章だけではよくわからないと思うが、数学とか化学とか歴史とか物理とか芸術とか・・・そういったお馴染みの内容もしっかり学びつつ、人間力を鍛えるような内容の授業も多いようだ。思考力や発想力、行動力などを鍛えられそうだし、憧れのゼロからイチを作り出せるような人になれそうだ。調べれば調べるほど、非常に良さそうなプログラムなのである。帰国子女との相性最悪の古文や漢文などやらなくていいのもいいね!なんて事も思ったりしていた。
ただですね、大きな問題が。
国際バカロレアのプログラム、すごくすごく大変らしい。プログラムについて調べていると、ストレスで死にそうだったとか、毎日3時間睡眠で乗り切ったとかそういう話が山のように出てくる。そこで、私は考えた。もしかして英語で学ぶとか論文を英語で書くというのが大変なのでは?英語の問題だとしたらうちの娘は今と変わらないから大丈夫じゃないか!と思い、英語で検索してみたが、英語ネイティブの人達にとっても、めっちゃ大変、大変、大変・・・大変らしい。膨大な課題があり、それぞれに高いクオリティを求められ、それに加えて課題活動をしたり、論文も書く必要があったりと、常に色々な事に追われる高校生活になるようだ。素晴らしいプログラムであるのは間違いないが、高校生活楽しかった!となるのかは怪しい。日本語と英語以外の言語で検索する能力が私にはないので出来ないが、どんな言語で調べてもとにかく大変だと出てくるんだろうなと確信するくらいに、大変だという声が多い。やはり何事もトレードオフ。
そして、現在「国際バカロレアって帰国子女に良さそう!」についてどう思っているかというと、国際バカロレアが娘にとって良さそうであるという意見は変わっていない。が、しかし安易に私が娘に勧めてはいけないと思っている。調べれば調べるほど、〇〇なら出来るよ!頑張れ!挑戦してみたらいいよ!と気楽には言えない。うーんでも良さそう、でも大変すぎる、難しい。