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別居・離婚協議中のビザ更新・在留外国人&外国人支援者向けニュースレター#72
日本人と結婚して「日本人の配偶者等」のビザを持っている外国人が離婚すると、ビザを更新することができなくなります。
では、正式に離婚が成立していないが、別居をしていたり離婚協議中である場合に、ビザの更新期限が来てしまうと、ビザはどうなってしまうのでしょうか。
離婚調停中や離婚裁判中である場合、判決が確定するまでは「日本人の配偶者等」の在留資格を更新できるケースが多いです。
しかし更新申請にあたっては入国管理局に事情を詳細に説明をしなければなりません。離婚調停や裁判についての進捗状況等の資料はもちろん、現在はどのように生計を立てているのかなど丁寧に説明する文書を作成していくのです。
配偶者ビザの場合、ビザの取得や更新の際に身元保証人が必要になります。
このようなケースでは、日本人の夫または妻が引き続き身元保証人になる事は難しいと考えられますので、友人などにお願いしてみましょう。
なるべく、日本人または永住者の方で、安定した収入がある方にお願いすることをおすすめします。
別居についても正当な理由があれば、更新は可能ですが、詳細な説明が必要になります。
たとえ、夫婦円満で離婚の予定がない場合でも、安易に別居してしまうとビザの更新がスムーズにいかなくなりますので気をつけましょう。
単身赴任が別居理由で1番多いものになりますが、なぜ一緒に転居しないのか。入国管理局はかなり細かく追求してきますので、こちらから説明を尽くすようにしてください。
別居中、離婚協議中の配偶者ビザの申請は、在留資格に詳しく行政書士に相談しましょう。
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