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就労ビザから日本人の配偶者等への変更・在留外国人&外国人支援者向けニュースレター#66
近年、就労ビザを持ち日本で働いている外国人と日本人の結婚が増えています。出会いのきっかけは、職場や紹介によるものなど様々です。
通常、外国人の方が日本人と結婚した場合、「日本人の配偶者等」というビザを取得することが一般的です。しかし、就労ビザを持っており結婚後も同じ仕事を続けるのであれば、就労ビザのまま変更しなくても問題ありません。
就労ビザのままで差し支えありませんが、日本人の配偶者等のビザに変更するといくつかメリットがあります。
・就労制限がなくなる
(就労ビザは許可を得ている仕事しかすることができません)
・仕事をやめて無職の期間が長く続いてもビザを取り消される心配がない
・転職が自由にできる
(転職によるビザの手続や就労制限から解放される)
・会社設立手続きのハードルが下がる
(日本で起業する場合、経営管理ビザがいらない)
・永住許可・帰化許可申請の条件緩和
就労ビザで一番制約を感じる部分は、職務内容に制限があるということです。
就労ビザでは、日本人と同じように企業は採用すればどこに配属して何の仕事をさせるのか自由に決められるわけではありません。
就労ビザの種類・資格の有無や学歴に応じて従事できる仕事の内容が決まっているのです。
日本人の配偶者等のビザに変更すれば、転職してもビザの手続きは不要で、これまでは従事できなかった仕事にもチャレンジすることが可能になりますので、早めに変更することをおすすめします。
在留資格のことで困ったときは、在留資格に詳しい行政書士に相談しましょう。
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