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留学ビザから就労ビザへ変更するタイミングは?#116
来年3月に卒業予定の留学生は、そろそろ卒業後のビザの手続きについて、準備を始める時期です。一般的な3月卒業予定の留学生は、ビザの変更をいつするのかについて解説します。
3月に卒業予定の留学生、ビザ変更の手続き解禁は12月1日から
毎年、12月から4月の入管は大変混雑します。卒業を控えた留学生たちが、同じ時期に申請するからです。他の時期に比べて、審査に時間がかかる可能性と、書類を用意する申請の準備期間も考えると、そろそろ準備を始める時期です。
特に、卒業後に就職先が決まっている留学生は、「在留期限は4月以降もあるからまだ早い」とゆっくりしているとビザの変更が入社日に間に合わなくなる可能性がありますので、お気をつけください。
4月1日に入社予定の場合は、遅くても年明け1月中には申請を終えておきたいですね。
内定先がまだ決まっていないなど、何らかの理由でビザの変更申請が2月以降になる場合は、4月入社は間に合わない可能性が出てきます。
この際、注意しなくてはならない点は、就労ビザの変更手続きが完了するまで、就労開始できないことです。手続きが完了していないうちに就労開始してしまうと、本人が不法就労となるだけでなく、働かせた会社側も不法就労助長罪に問われる可能性があります。
なお、卒業前に審査が完了した場合でも、新しい在留カードの交付は卒業後になります。入管で卒業証書を提示して、新しい在留カードを受け取ることになっています。
また、更新手続きは留学生本人がおこないます。会社が代わりに入管に書類を提出することはできませんので、留学生本人に手続きを任せることが不安な企業は申請取次資格を持った行政書士に手続きを依頼しましょう。
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