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「配偶者ビザ」在留資格の取り消し・在留外国人&外国人支援者向けニュースレター#69
在留資格は取り消されることもあることをご存知でしょうか。
就労ビザだけでなく「日本人の配偶者等」や「永住者の配偶者等」など身分系の在留資格の場合も取り消しの対象となっています。
どのような場合に取り消しになるのかというと、正当な理由なく配偶者としての活動を6ヶ月以上おこなわない場合です。
例えば、配偶者が家出してしまい夫婦としての実態がなくなってしまった場合や、日本人と離婚したにも関わらず適切な在留資格に変更せずに放置してしまっている場合などです。※
※「日本人の配偶者等」のビザは日本人と離婚すると正当な理由がない限り、在留資格の更新ができません。日本人と離婚したらその他の在留資格へ変更する必要があります。
上記の例にあたる場合でも、正当な理由があれば取り消しの対象にはなりません。
正当な理由の例としては、別居状態になっているが子供の親権について調停中であったり、離婚訴訟中であるなど。
このような場合には、正当な理由があるとして取り消しにはならないと考えてよいでしょう。
また、日本人と離婚した場合は「定住者」の在留資格に変更できる場合がありますので、なるべく早く変更の手続きをするようにおすすめします。
在留期限がまだ先だからと期限ギリギリまで放置してしまうと、変更手続きの際に審査官の心証が非常に悪くなります。
在留資格のことで困ったときは、在留資格に詳しい行政書士に相談しましょう。
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