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夏用布団とハシゴ酒

先日、布団カバーを洗濯した。
洗濯はいいんだけど、私は「布団に布団カバーをかける」という作業がものすごく苦手。というか、嫌い。
できるだけ回数を減らしたい。
このタイミングでもう冬用の羽根布団に替えてしまったほうがいいんじゃないか、と考える。最近寒いし。
ただ、布団を出そうとしたところでセフレのBさんのことが頭をよぎり、「絶対に暑がるだろうな」と思ったため、結局また夏用布団にカバーをかけた。

そんなBさんと、10日ぶりくらいのデート(先日、酔ってかけた電話で約束を取りつけたアレです)。
日にちだけ決まっていたので、当日のお昼ごろ「来れる時間わかったら教えてー」とLINEする。
少し経って、Bさんから電話。
「もうすぐ出られるからお昼食べにいこ。ただ、今日夕方からフットサル行くことにしてもうた」
(Bさんは週末だいたいフットサルをしている)
じゃあお昼食べてちょっと家でのんびりしたらすぐに出ちゃう感じかー、残念。
…と思いつつ「わかった!」と返事をしてマンションの下で待つ。

迎えに来てくれた車に乗り込み、行き先を決めたところでBさんが一言
「フットサル、今日やめて明日行くことにしたわー」
と。
え、じゃあ夜まで一緒にいられるんだ?
それは…私のためって解釈してよろしい???
ニヤニヤを噛み殺しながら「あ、そうなんだー」としか返せない私。かわいげがない。

回転寿司を食べて私の家に戻り、ベッドでごろごろしながらNetflixで映画を観る。
いつも映画を観ているとどちらかが寝てしまうか、もしくは途中でエッチが始まってしまうのだけど、この日の映画は珍しく最後までちゃんと観た。
シリアスな映画だったので、終わってから気分転換にTVerのお笑い番組もいくつか観た。
そんなことをしていたらもう外が真っ暗で、日が落ちるのが早くなったねーとか夜ごはん何食べる?とか喋り、じゃあ出かけよか、とベッドを出ようとしたら引き戻されてエッチ。
終わってから服を着て、ごはんを食べに出る。
いつも夜会うときは私の家で適当にお惣菜やウーバーを食べることが多いので、外に食べに行くのが何か新鮮。
心置きなくお酒を飲めるように、車に乗らず徒歩圏内のお店を開拓することにした。それも新鮮。
つい手をつなぎたくなるけど、Bさんが嫌がることは分かっているので我慢する。

1軒目は焼き鳥屋さんでビールを飲み焼き鳥を食べ、そのあと通りかかって気になった和食系の居酒屋さんへ。
ハシゴ酒なんて、Bさんとじゃなくてもいつぶりだろう。
会社の同僚とはいつも一軒しか行かないし、ここしばらくは東京大阪に帰っても外でお酒なんて飲めなかったし、飲めたとしても時短でハシゴは無理だったし、とにかくこんなに贅沢な時間を久しぶりに過ごした。
「次のお店に行きたいからちょっとお腹残しとこう」
みたいな会話の楽しさを思い出した。
どちらのお店も初めてだったけど、美味しくて素敵なお店だった。

2軒目でたくさん日本酒を飲んだので、二人ともけっこう酔っ払ってしまい
歯磨きだけして、シャワーも浴びずに寝る。
夏用布団のままにしておいて正解だった。二人でくっついて寝ているとちょうどいい、むしろちょっと暑い。
朝がた、先に目が覚めた私がBさんの身体をあちこち触っていたら、彼もその気になってくれてエッチが始まる(Bさんはそうでもないらしいんだけど私は寝起きのセックスが好きで、朝はいつも自分からおねだりしてしまう)。
なんだかいつも以上に汗をかいた。

フットサルに行くBさんを見送って、二度寝しようとベッドに戻ったら、ひとりだと夏用布団はちょっと寒かった。

(※今日から少し文体を変えてみました!最近の内容的に、こっちのほうが書きやすいかも。でもまた試行錯誤が続くかも)

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佐久間ゆい
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