作曲のやり方レポート1曲目
新曲marimbaの振り返りも兼ねて、どうやって私が曲を作ってるのかをレポートします。
日頃は楽譜からDTMすることが多いですが、今回は初期の頃のようにいきなりDTMしてきました。
いきなりDTMは、どうしても行き当たりばったりになってしまう方法ですが、気分屋な私には結構あってまして。
いきなりDTMのメリデメ
メリット
・気持ちや感情を曲に乗せやすい
・時短
・自由な音の動きができる
・頭を悩ませなくても感覚で転調などがやりやすい
デメリット
・曲全体の統一感がなくなりやすい
・曲の構成をしっかり考えながらやらないと、何を言いたいのか分からないぼんやりした曲になってしまう
・感情が先行して盛り上がり方や、静まるところなどを冷静に作ることが難しい
こう見るとデメリットのほうが大きいですね…
これからは構成を意識しながら、一歩引いて全体を眺める意識をもっていこうと反省しました。
じゃあ実際にどうやってるか?
今回はまず癒やしのオルゴールのような、ほっとして温かい曲にしたいな、とざっくりイメージしました。
次にDTMソフトの中の音源で一番イメージの音と近いものを探します。
いろいろ聴き比べてみてマリンバという楽器をDTMのメインにすることにしました。
(ちなみにまた詳しく紹介しますが、私はBandlabという無料のDTMソフトを使ってます。)
マリンバの音を聴いてみると、梅雨のしとしと降る雨とイメージが重なりました。
この時点で、
オルゴールのようなほっとする優しい音で、雨が心地よく降ってくる
というのが曲の大まかなイメージになりました。
あとはDTMならではですが、思い切ってコピペをして小節をコントロールしたり、違った世界観のパートを挿れてメリハリを出したりします。
マリンバパートが完成したら何度か聴き直してみて、何を足し引きすればいいか考えていきます。
私のクセは、つい音で埋め尽くしてしまうことなので、そこは特に注意して聴き直しました。
足したのはキーボードとシンセベース。メロディーとベースが弱くて物足りなかったので、マリンバパートを参考にしつつ思い切って全体に足しました。
引いたのはマリンバパートの動きすぎていた伴奏部分。
最後にパンと音量をいじって完成!
私が使ってるDTMソフトBandlabにはスマホアプリもあって、今回はスマホのみで全て完結しました。
完成曲はYouTubeでも視聴できます。
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作曲のやり方レポートまとめ
・今回はいきなりDTMで曲作りをした
・そのメリットは気持ちをのせやすく、時短
・デメリットは曲の全体像を見失いがち
・曲作りの流れは①曲のイメージづくり②イメージを再現③聴き直して修正・調整
曲作りというとハードル高そうですが、DTMソフトは無料、公開手段も充実、この上なく環境は整ってると感じます。
いい曲ができると嬉しいですし、それが誰かに響くときは不思議な達成感があります。
作曲が気になるけどなんとなくやってなかったあなたは、とりあえず一曲作ってみましょう!
その足がかりになれれば幸いです。
souko@sakumaro music tree