これからの正義の話をしよう
正義とは何か。著者のサンデルによれば3種類のアプローチがある
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1️⃣幸福の最大化
❇️考え方
社会全体で見た時に「幸せの量>不幸になる量」であれば、正しいとする。
《例》3人の命が助かるなら、1人を殺して食べてもいい。
❎問題点
①道徳や個人の権利を無視している
→犠牲になった人からしたら正義じゃないし、殺しておいて正義なんて道徳的におかしい
②幸福度を測る尺度が曖昧である
→暇が好きな人もいれば、金が好きな人もいる。幸せの価値観がそれぞれなら客観的に「幸せの量>不幸の量」と判断することは出来ないのでは?
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2️⃣自由
❇️考え方
誰に権利を奪われること無く、(迷惑さえかけなければ)自分の好きなように生きることが正義。リベラル思想
よって、国の介入を否定する《例:臓器売買、売春、自殺 、富の再分配 》
❎問題点
①道徳や尊厳を無視している
→自分の意思なら臓器売買や売春も正しいのか?
②実は自由な選択では無い事も多い
→貧乏人がお金の為に戦争に行く
エピソード:徴兵制 ベイビーM
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3️⃣道徳
❇️考え方
・1️⃣幸福の最大化も、2️⃣自由も同様に道徳の点が欠落していた。ならば、道徳こそ正義なのではないか。
1️⃣幸福の最大化も2️⃣自由も、道徳から外れた幸福(ライオンが人を食べる様を見て喜ぶ)や、自殺する自由を認めることになる。
結局、これらは世界を良くする為の【道具】である以上、正義の本質とはならない。
善良でない人間がどんな道具を使おうと、世界は良くならない。
❎問題点
①現実的に世界の人々が同じ道徳観を持つのは不可能と思われる
②道徳というものがそもそも人それぞれで不明確である
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まとめ
ナポレオンは「人々の為という意思」と「行動力」があったので功績を成し遂げたが、「人々の為という意思」を無くして崩落した。土台の部分が大切。
「正しくあろう」とする姿勢を失った1️⃣や2️⃣はただの そろばんやわがままにしか過ぎないし、一時的にいい結果に見えても人間の本質的な土台が良くなった訳では無い。
世界とは人間の集合体であり、人間の土台の大切な部分【道徳】を良くしていくことが、世界を良くすることになる。「でも道徳って価値観や考え方、時代によってもちがうよね?だからみんなで議論し続けよう」って事かなと🤔
むしろ極論「この本に向き合ったって事は正義について考えたね?感想は何でもいいよ」なのかもしれない
ぼやき⤵︎ ⤵︎
3️⃣道徳の話になって以降むずかしくてまとめきれず、無理やり「君たちはどう生きるか」の内容に沿ってまとめた感がw
難しくて後半結構読み飛ばした。専門的な用語も多く1ページ事に立ち止まって考えることが多いため、非常に読むのが大変な本。
所々なるほどってなるし題材的にはすごく面白いので、数年後にもう一度読んでみたい。