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障害を持ちながら働くって実際どう?僕の仕事との向き合い方

障がいを持つと、働くのはどれくらい大変か?

僕は脳腫瘍の手術を受けた後、障がい者手帳を取得した。
手帳を取得することで一定のサポートを受けられるようになったが、僕の仕事はプログラム開発で、キーボード操作を生業とする仕事。

仕事を続けることには大きな不安があった。

仕事を辞めるべきか、それとも続けるべきか?

これは、ある日突然障がいを持った人なら誰しも一度は考える問題だろう。
体調の変化や周囲の理解、会社の対応など、働き続けるには多くの課題がつきまとう。

しかし、実際に経験してみると、その課題はもっと想像以上に大きく、時には自分の努力だけでは乗り越えられないこともある。


あなたはどれくらいの症状なの?

僕の障がいの程度は、 左手と左足の振戦(震え) 。
特に左手は水が入ったコップを持つと中身をすべてこぼしてしまうほど揺れる。

左足は手ほどではないものの、バランス感覚が著しく低下しており、片足立ちやまっすぐ歩くことが難しい。

手術以来、自転車には乗っていないが、おそらくもう乗れないだろう。
乗ろうと思えばできるかもしれないが、転倒のリスクを考えると実際には試せていないのが現状だ。

そして、 僕にとって最も不運だったのは、もともと「左利き」だったこと。

利き手が使えなくなったことで、生活のすべてに悪影響が出た。
食事、スマートフォンの操作、仕事での細かな作業など、文字通りすべての動作。
今まで当たり前にできていたことが、一つひとつ難しくなった。

「もし明日から、あなたの利き手足が使えなくなったら?」

そんなことを想像してみてほしい。
日常のあらゆる動作が不自由になり、生活そのものが大きく変わる。

僕は、そんな生活に慣れるために相当な時間と労力を要している最中なんだ。


仕事でぶつかった壁

実際に仕事を続ける中で、僕自身が感じたリアルな壁 を紹介する。

✅ 体力の低下

以前と同じ業務量をこなすのが難しくなった。
特に長時間労働や立ち仕事は大きな負担になる。

✅ 集中力の変化

手術後、長時間のデスクワークや会議が以前よりもつらく感じるようになった。
思考の持続力が落ちたと感じることもある。

✅ 通勤の負担

毎日の通勤で思った以上に体力を消耗する。
特に長距離通勤は大きな障壁となる。

✅ 職場の配慮

助かった点もあれば、十分な配慮を受けられない場面もある。
障がいに対する認識は職場によって大きく異なる。

✅ 周囲の理解の難しさ

目に見えない障がいほど、周囲に理解されにくい。
時には「大げさじゃない?」と言われることもある。


じゃあ、どうすればいい?

結局、仕事を続けるのか、辞めるのか?

この問いに正解はないと思う。

人それぞれ障害も状況も異なり、それに応じた最適な選択肢がある。
しかし、 そこで働き続けるためにできることは確実にある。

例えば、

会社と交渉するにはどうすればいいのか?
働くために使える制度やお金のサポートには何があるのか?
心の負担を減らすための工夫とは?

こうした具体的な方法については、次の記事で詳しく解説する。


🔒 仕事を続けるために活用できる「お金」と「制度」を知る

障がいを持ちながら働くには、 活用できる制度を知っているかどうかが大きな分かれ道 になる。

今回は僕が、看護師の妻から聞き、実際に調べ、実践した「公的制度の活用方法」をまとめた。
番外編として「案外、必要なかったもの」も紹介する。

看護師の妻が教えてくれた、だれもが知っておくべき、もしものときの「お金」と「制度」




📢 書籍出版のお知らせ(近日公開予定)

今回の体験をもとにした書籍。
『脳腫瘍と低グレードがん手術 発覚から退院後までの全記録』 をまもなく出版予定。

診断から手術、退院後の生活までの全過程を記録
治療に向き合う家族のリアルな葛藤や支え
手術費用や制度活用など、現実的な視点も収録

詳細は随時更新していくので、ぜひチェックしててほしい。



書籍『妻は看護師!』では、看護師との結婚生活にまつわるエピソードや工夫も詳しく紹介。
ぜひこちらもチェックしてみてほしい。

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