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『2024 けんりきが本気で選んだ超個人的名曲15選』
今年もやります!EIGHT-JAM名物企画のパク・・・インスパイア企画『けんりきが本気で選んだ超個人的名曲15選』!
音楽のプロフェッショナルの皆様がプロ目線で選考し、毎年新しい才能を発掘する本家EIGHT-JAMに対して、こちらは音楽の素人が無責任にやりたい放題選考しております😆
ちなみに昨年は、こんな選曲でした。
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1曲目:愛の花(あいみょん)
2曲目:キリエ・憐れみの讃歌(Kyrie(アイナ・ジ・エンド))
3曲目:Bad Bich 美学Remix(feat.NENE,LANA,MaRI,AI&YURIYAN RETRIEVER)(Awich)
4曲目:):阿修羅:( (King Gnu)
5曲目:儚くない(SUPER BEAVER)
6曲目:覚 醒(スガシカオ)
7曲目:国道4号線(スガシカオ)
8曲目:ハチミツ(スガシカオ)
9曲目:Phoenix(sumika)
10曲目:花(藤井風)
11曲目:Rest In Punk(HEY-SMITH)
12曲目:I MISS YOU(Mr.Children)
13曲目:LOST(Mr.Children)
14曲目:おはよう(Mr.Children)
15曲目:ネクター(MOROHA)
特別枠:第ゼロ感(10-FEET)
昨年2024年は俺が敬愛するスガシカオさんが“スガシカオ史上最も泣けるアルバム ”『Acoustic Soul 2014-2024』を発売したのもそうだし、米津玄師やOfficial髭男dism等日本を代表するアーティストの待望のオリジナルアルバムが発売された、良作アルバムが凄く多かった1年であったと個人的に感じる。
そんな名盤、名曲たちの中から俺が選んだ15曲をご覧いただきます。
音楽好きを名乗る以上音楽自体はそこそこ幅広く聴きますが、ファンであるアーティストに選考が偏りがちな件はご容赦ください。
ただ、毎年の事ですが忖度は一切しません。
ガチで素晴らしい!と思った楽曲のみ選考しています。
尚、例年通り順位はあえて付けていません。
全曲、俺が最高だと確信した楽曲ばかりなので、全曲No. 1なのです。
ではでは行きます!
『2024 けんりきが本気で選んだ超個人的名曲15選』‼︎
1曲目:会いに行くのに(あいみょん)
TVドラマ『アンメット』主題歌。
最終回までドラマを観終えると歌詞の不可解な部分の謎が解けるという、見事なまでにタイアップ作品に寄り添った楽曲でも有るんだけれど、“錆びたままの部屋 ”とか“ヨレたままの裾 ”とか、あいみょんの圧倒的な情景描写能力には、ホントにもう唸るしかない。
毎回この企画を読んでいただいてる方の中には、「ほぼ毎年1曲目あいみょんやん!」って思われる方も居るかもしれないが、本当に毎年のように名曲を産み出し続けているんだから仕方ないのです😊
2曲目:サメと人魚(岡村和義)
共に30年以上のキャリアを持ち、独特の世界観で多くのファンに支持されている2人、岡村靖幸と斉藤和義によるスーパーユニット。
昔から意識し合っていたという2人がプライベートで心を許し合う友となり、遂にユニットを組んでデビューしてしまった。
プライベートで波長が合う2人は、音楽でもやはりそうで。
この曲は初の共作バラードなんだけれど、和義さん作のロマンティックな歌詞がとても印象的な曲で。
その歌詞に、また岡村靖幸さん・・・岡村ちゃんのセクシーな声が見事なまでに合うんだ。
和義さんの泣きのギターも絶品。
いや、しかしこのユニットを観て聴いて1番思う事は、大人になってからできる友達って最高だなって事だったりします。
2人とも本当に楽しそうで、観てるだけで幸せな気分になってしまう😂
3曲目: Bling-Bang-Bang-Born(Creepy Nuts)
TVアニメ『マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編』主題歌。
アニメの大ヒットと共に大バズりし、2024年を象徴する曲と言うか世界で最も聴かれた邦楽の曲になると思うが、いや本当に凄い曲。
まず、R-指定のボーカル(Rap)スキルの異常さよ。
あの超絶早口を音源だけでなくライブで再現できるなんて、天才以外の何者でもない。
“ マジで?コレおま…全部生身で?”は、貴方の方ですってば!笑
これでもかとばかりに詰め込まれた韻の踏み方と言い、「タトゥーも入っていない生身の体で1番上まで登り詰めてやる」という決意を感じるリリックといい、小さい子どもから中高年までがついつい口ずさんでしまう癖になるDJ松永作のサビメロといい、パーフェクトな楽曲と言い切ってしまって構わないとすら思う。
Creepy Nutsというユニット名には「奇妙な変人」的な意味が有るらしいが、そんな奇妙な変人2人が音楽のメインストリームの、しかもど真ん中に立ってしまった。
イチ音楽ファンとして、こんな痛快な事はない😆
4曲目:Hyper(Kroi)
TVアニメ『アンダーニンジャ』OP主題歌。
ファンキーかつキャッチーな、まさにKroiの真骨頂とも呼べる楽曲だと思うが、内田怜央くんのカリスマ性すら感じるボーカル、惚れ惚れするような演奏テク、決して守りに入らない音楽性と、間違いなく彼等が日本のバンドシーンの最先端であると、確信した素晴らしい楽曲。
サビの歌詞の「ややこい ややこいからほっとこう」ってフレーズはメロディーに呼ばれて同時に出てきたと怜央くんが以前インタビューで言っていたが、個人的に仕事や人間関係に行き詰まった時、何度もこのフレーズに助けてもらった。
いや、最高のパンチラインですわ。
5曲目:初KO勝ち(椎名林檎とのっち)
アルバム『放生会』の中で多くのアーティストとコラボを果たした椎名林檎さん。
どのコラボも本当に興味深く素晴らしかったのだけれど、個人的にはこの曲がダントツのインパクトだったし、心に響いた。
Perfumeでののっちは、何となく自分から前にあまり出ないイメージが有る。(あくまでファン外から見たイメージです💦)
だが、この曲を聴いて、MVを観て、心底驚いたと言うか度肝を抜かれた。
耳に強く残る歌声と歌唱力。
Perfumeでは絶対に見せないヒールな表情、表現力。。
正直、あの椎名林檎を圧倒してると言っても過言じゃ無いと思う。
いや、それにしてもこれだけのボーカルスキルをPerfumeでは完全に無力化している中田ヤスタカ氏は変態すぎるでしょ😱
恐らく林檎さんは、のっちのこのスキルの高さを世に見せつけるためにこの楽曲を作ったのだと思うし、そういう意味でもこの曲は素晴らしい。
「Perfumeなんて歌も歌えない口パクアーティストだろ」なんて言ってた世間に、椎名林檎という最高のトレーナーを味方に付けたのっちが初KO勝ちしてみせた記念すべき曲!
6曲目:小さな革命(SUPER BEAVER)
デビュー当時からずっとブレずに真っ直ぐな想いを歌い続けてきた彼等が、“ SUPER BEAVERにとって音楽とは何か”という究極の問いに答えてみせた快作。
「音楽で世界は変わらないとしたって 君の夜明けのきっかけになれたら」
「音楽で世界を変えられたら」でも、「音楽で君を救えたら」でもなく、「君の夜明けのきっかけになれたら」。
リアルなのに、どこまでも真っ直ぐでピュアな、これぞSUPER BEAVERと言うか、まるでボーカル渋谷くんのMCのようなコトバ。
どこまでも優しく、どこまでもリスナーに対して真摯な彼等の音楽をきっかけに、これからも沢山の“小さな革命 ”が起き続けていくに違いない。
7曲目:あなたへの手紙(スガシカオ)
能登半島 地震で傷ついた被災地に単身“ 歌のボランティア”に行ったスガさん。
ある時スガ友さんの1人に言われた。
「シカオちゃんより全然有名じゃない人がボランティアに行っても報道されるのに、何でシカオちゃんは報道されないの?」
メディアを引き連れるでもなく、事前に行く事をアピールするでもなく、ただただ被災された方を勇気づけようと避難所を廻り、1日4公演というハードスケジュールを乗り切ったスガさん。
報道なんかされなくても、そこに有ったのは「自分のためじゃなく、誰かのために・・・」という“利他の心 ”。
誰かのために思いやりや力を使うと、それは必ず自分の人生を豊かにしてくれる。
その想いを持って書き上げたこの曲は、スガシカオの新たな代表曲になるであろう大名曲だ。
8曲目:LET'S GET IT ON(スガシカオ)
スガシカオさんが、あえてこの時代に自身のルーツであるSOUL MUSICに特化して作ったアルバム『Acoustic Soul 2014-2024』は、本当に素晴らしいアルバム。
そのリード曲であるこの曲は、“アーバンソウルの申し子 ”マービン・ゲイの名盤へのインスパイアでも有るのだけれど、もう一つ大切な意味がある曲で。
2024年6月。スガさんが前事務所を辞め、独立した当初からずっと支えてくれていた大切なスタッフ恒川理さんが天国に旅立ってしまった。
スガさんは大変ショックを受けられ、落ち込んでいたのだけれど、恒川さんのご家族に対しても、自分や周りの他のスタッフに対しても、「悲しみを受け止めた上で、それでも前に向かって歩き出そうよ」というメッセージを込めて、この曲を作ったのだという。
スガさんの生み出す音楽が大好きだったという恒川さんも、きっと天国で喜んでいてくれるに違いない。
9曲目:Soul Music(スガシカオ)
これも『Acoustic Soul 2014-2024』収録曲。
前述のマービン・ゲイ、SOUL MUSICへのスガさんの憧れや思いが詰まった名曲。
先日(1月11日)のライブで生では初聴きだったのだけれど、いや本当に良いです。
スガさんがMCで仰られてた通り、純正なSOUL MUSICは終わってしまい、今ではR&BやHIPHOPに移り変わってしまったのかもしれないけど、時代が変わっても変わらないモノ、それは“良い曲を良い曲だと感じる心 ”だと思うし、それこそ“音楽に込めた魂=SOUL ”は時代が変わろうと、ジャンルの名前が変わろうと、決して色褪せる事はない。
そして、やっぱり「あなたの言葉が寄り添うように いつも繰り返し響く 心に」というフレーズで涙が出てきてしまう。
スガさん。貴方の音楽も、僕らの心にいつも寄り添うように響いてくれているんですよ。
ただただ感謝、、です。
10曲目:預言者(Tempalay)
まずタイトルが『予言者』ではなく『預言者』である事に引っ掛かって、歌詞に興味を持って何度もリピートしていた曲。
(※『予言者』は未来を予測できる人の事で、『預言者』は神から預かった言葉を伝える人の事)
気がつけば、俺の2024年のFavorite Songになっていました。
ギターボーカルの小原綾斗くんとコーラス&シンセサイザーのAAAMYYYとのツインボーカルになってるこの曲は、ホントに聴いてて心地いいし、いつまでも彼等の奏でる音に身を任せていたくなってしまう。
ずっと「BGMちょうだい」って歌ってたのに、最後で「生き恥かいて歌うんです BGMじゃないわ」と変わるのが、音楽ファンとして最高のキラーフレーズだと言わざるを得ない。
「BGMに消費される音楽なんてやってないよ」という彼等の意思が伝わってくるかのような歌詞。大好き✨
11曲目:なみしぐさ(野田洋次郎)
時にこの世界は、とても残酷だ。
自然災害は、戦争は、殺人事件は、一瞬にして“まだ無くなるはずじゃ無かったはずの命 ”を呆気ないほどアッサリと終わりにしてしまう。
この曲は、そんな“ 想いを残してこの世を去ったあの人”からの切なく、優しく、強いメッセージ。
「君がこの先で出逢う恋や 絶望や奇跡を 見守ることさえ叶いはしないの それだけが悔しい 悔しい」
こんなにもピンポイントで“ 誰かの想い”を紡げる野田洋次郎は、やっぱり稀代のソングライターだと思う。
12曲目:No Where Now Here(秦基博×ハナレグミ)
秦基博くんのコラボレーションアルバム『HATA EXPO -The Collaboration Album-』収録曲。
そもそもが、KANさんと秦くんのコラボである『カサナルキセキ』をCD音源としても欲しくて、このアルバムを購入したのだけれど、個人的にこの曲にヤラレテしまった。
音楽というモノは、ただ聴いているだけで僕らリスナーをいろんな場所に連れて行ってくれるものだが、2人でメロディーを作りながら、「聴き手を“どこにも連れ去らない”曲にしよう」という、逆転の発想のような楽曲。
そんな曲の最後の歌詞が♪探してるものは いつもそばにあるよ 帰ろう 君のハナウタ茜色に溶けていく 「ないものはない」♪って、もう!優しすぎるだろ😭
でも、「聴き手をどこにも連れ去らない」はずのこの曲は、旅番組のテーマソングだったりするのが、また意味解んなくて面白いw
13曲目:Unlucky‼︎(First Love is Never Returned)
昨年『2023けんりきが本気で選んだ超個人的名曲+15』で選出したChevonに続いて、こちらも北海道発の才能溢れるインディーズバンド。
この曲は圧倒的な王道POP MUSICに遊び心満載の、それでいて励まされる、人生をゲームに例えた歌詞。
初聴きの時の衝撃は、初めてsumikaを聴いた時に似ていた。
これからも、どんどんGood Musicを産み出していってほしい。要注目!
14曲目:満ちてゆく(藤井風)
NHK紅白歌合戦でも圧倒的な世界観の、まるで芸術作品のようなパフォーマンスを見せてくれたが、この曲も藤井風くんの人生観を色濃く反映させている、まさにThe Fujii Kazeと呼べる曲。
“ 愛とは「愛されるため」に与えるモノではなく、与える事によって自らの心が満たされてゆくモノである ”という、こんな歌詞を違和感なく歌いこなせる藤井風。いったい人生何周目なんだろうか。。
どんな煌めいた美しい時間にも終わりは必ずやってくる。
どんな人にも平等に老いは訪れる。
だけどそれは決して悲しい事ではなくて、手放す事によって、軽くなり、やはり心は満ちていくのだと。
風くんの作る曲は、ずっと唯一無二だな。。
15曲目:記憶の旅人(Mr.Children)
映画『青春18×2 君へと続く道』主題歌。
「この映画に関わる上で 不純なものは極力取り除いて音楽として抽出したつもりです。」と桜井さん本人がコメントしているように、タイアップ作品に極限まで寄り添った楽曲。
そのため、Mr.Childrenファンの間でも評価が大きく別れる曲で有ったりする。
まぁ、Mr.Childrenが王道バラード曲を発表する度に、反バラード勢から不満が出るのは毎度の事ではあるが。
だが、俺のような、人生の中で“柔らかな後悔 ”を抱えながら生きてきた人間には、この曲は怖いくらいにブッ刺さるのだ。
自分の現状に不満があるわけでも、「あの頃に戻ってやり直したい」なんて深い後悔の念がある訳でもない。
ただ、ふと思い出した瞬間にチクリと胸を刺す痛み。
その感情を「柔らかな後悔」と表現してみせた桜井さんのソングライティング力は改めて言うまでもないが、やっぱり凄すぎる。
以上!『2024 けんりきが本気で選んだ超個人的名曲15選』をご覧いただきました。
皆さんの心に響いた曲は有りましたでしょうか?
19日(日)放送予定の本家EIGHT-JAMの『プロが選ぶ年間マイベスト10』1〜4位の発表も待ち遠しいですね!
2024年も素晴らしい楽曲が沢山産まれ、この15曲の他にも選びたい曲だらけで、15曲に絞るのに非常に苦労しました💦
2025年も、素晴らしい音楽で溢れるそんな1年になりますように。。
I LOVE ROCK!
I LOVE POP!
I LOVE FUNK!
I LOVE MUSIC!✨✨
最後まで読んでいただきありがとうございました😊
今年もよろしくお願いいたします。