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山菜を採る・食べる〜八千穂高原の春を楽しんできました

詳しいガイドさんと共に地域の自然の楽しみを知るイベントが、今年もスタートしました。

第一弾は昨年と同じく山菜採りです。すっかり雪が溶け、リフトも片付けられた八千穂高原スキー場で、旬の”こごみ”を収穫してきました。


今年も山菜エキスパートがガイド

今年は定員オーバーするほどの申し込みがあり、9組のご家族が参加しました(その内の4組はこの春から佐久穂町や佐久市に暮らし始めたばかりだそう。ようこそ!)

ガイドは昨年に続き、東京からの移住者ながらこの地域の山と山菜を知り尽くしている中山さん。中山さんのご近所で、中山さんから山菜採りの楽しさを教わったという渡辺さんもサポートに付いてくださいました。

中山さんが手にするのは竹で手作りしたという杖。木の上の実を落とす道具としても便利だそう。
初心者が迷わないよう、みんなの後ろから見守ってくださった渡辺さん。

オフシーズンのゲレンデにニョキニョキ

昨年も同時期に同じ場所で開催しましたが、そのときは曇天で風が冷たく、しばらく歩いて身体が暖まるまでに時間がかかりました。ところが今年は、防寒のために着込んで行ったのを後悔するくらい暖かかったです。

そんな気温の違いも影響してか、昨年よりもだいぶ手前のエリアからこごみに出会えました。

日当たりの良いゲレンデで、さっそくこごみを採り始めます。

でも、ここで喜んでいてはいけません。ゲレンデの脇の林に分け入っていくと、もっとたくさんのこごみが待っているのです。

こちらは佐久穂町の「町の花」クリンソウ。

袋いっぱい採れました!

斜面では転がり落ちないように、山菜の下側にまわって採ります。

木々の間にこごみの群生地があり、子どもも大人も夢中で採りました。

中山さんは最初、「子どもが多いと思っていたら、予想外に大人が多い。皆さんの期待に答えられるか……」と心配されていました。でも大丈夫。みんなたっぷり収穫して十分なお土産になったことと思います。

食べながら、料理の仕方も教わりました

お昼が近づき、子どもたちからは「お腹すいた〜」の声が聞こえてきました。

この日の2つ目のお楽しみは、ゲレンデのすぐ横にある「八千穂山荘」さんでの山菜づくしのランチ。バイキング形式で、こごみも含む色々なお料理を楽しみました。

一通り食べて、おかわりもしました!

「今日は『山菜料理』というオーダーに、何を出そうか頭をひねりました」という女将さんが、一品ずつ料理の仕方も教えてくださいました。

特に豚バラとこごみの炒め物は、聞いてみると簡単なのに美味しくて、「帰ってからさっそく作りました」という参加者の方もいましたよ。

奥が豚バラとこごみの炒め物。油をしかずに豚肉の油で肉とまいたけを炒め、さいごにゆでたこごみを入れる。

こごみの食べ方としておすすめを聞くと、「マヨネーズにすりごま、味噌……、こごみはなんでもいける!」と女将さん。「砂糖を若干入れると味がなじむ」と教えてくださいました。


美味しい料理に舌鼓を打ちながら、会話も弾みます。

食事の後は館内の見学もさせてもらいました。八千穂山荘ではスキーシーズンに限らず1年中宿泊客を受け入れているそうなので、佐久穂町にお越しの際はぜひお問い合わせください。

ロフト付きのお部屋のテラス。目の前にゲレンデ、その向こうに八千穂高原の山々の景色が広がります。

帰宅後のお楽しみ

今年最初のイベントにご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。こごみはアク抜きの必要もなく、茹でればすぐに食べられるので、持ち帰ったこごみも、美味しくいただけたのではないでしょうか?

持ち帰ってとりあえず茹でたこごみ。そのままマヨネーズを付けて食べたり、お味噌汁、チャーハンやパスタと、色々楽しみました。

今年は小海町でも! 今後のイベント情報について

実は、「さくほ通信club」は今年から「こうみ・さくほ通信club」にバージョンアップしました。

小海町と佐久穂町はお隣同士で、4年前から「地域活性化のための同盟」を結んでいます。その関係を活かし、ワカサギ釣りで有名な松原湖をはじめ、小海町の魅力を知るイベントも企画していく予定です。

今後のイベント情報を知りたい方は、ぜひこの「こうみ・さくほ通信club」noteをフォローしてくださいね。

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