見出し画像

山遊びの達人に、山の楽しみ方を教えてもらいました@佐久穂町

「こうみ・さくほを楽しむイベント」としてシリーズで開催されているこのイベントでは、これまで山菜採りや川遊びを楽しんできました。第3弾の今回は、山遊びの達人・島﨑和友さんと規子さんに山の楽しみ方を教えてもらいました。

 <今回は今年4月に東京から小海町に移住してきた地域おこし協力隊の児嶋佑香がレポートを担当させていただきます。>

山遊びの達人が自分で作った小屋にわくわく

八千穂駅に集合し、車の台数を減らして島﨑さんの山小屋へ!着くとセルフビルドの小屋があり、早くもわくわくしてきました。

朗らかな笑顔で迎えてくれる島﨑さんご夫婦
島﨑さん手作りの小屋

実はこの小屋、島﨑さんが5年かけて一人で作ったのだとか。木で作った動物たちもいて、遊び心のある島﨑さんの人柄が伝わってきました。

山に入るときは、まず安全対策を!

島﨑さんは森林組合に勤めながら、狩猟、釣り、山菜・きのこ採りなどに親しんでこられたそう。今回のイベントでは、そんな島﨑さんの豊富な知識をたっぷり聞くことができました。

山を歩くにあたって、最初に注意事項の説明がありました。まず触ると肌がかぶれてしまうツタウルシ。見た目の特徴を説明しながら、触らないようにと教えてくれました。次に鈴をつけましょうという説明。鈴はクマよけになるし、一緒に山に行った仲間がどこにいるのかを把握するのにも役立つとのことでした。

ツタウルシの説明をする島﨑さん

その後も山を歩きながら植物の名前の由来や薬草としての効果など、さまざまなことを語ってくださいました。

子どもたちも植物に興味津々で、新しい植物を見つけるたびに「これなーに?」と島﨑さんのところへ持っていく子もいました。

植物を見つけては「これなーに?」と聞くお子さん

そのたびに島﨑さんは答えていて、知識の豊富さに感銘を受けました。

また山を歩く上での豆知識も語ってくれました。たとえば「オオバコは人の歩くところに生える植物だから、迷ったときはオオバコをたどって歩けば戻ることができるかもしれない」など。山は慣れないと危険なことも多いですが、こういう知識があれば、いざというときに役立つかもしれないと思いました。

昼食の食材は自分たちで調達

次にお昼に焼いて食べるために栗を拾いました。拾っている間に何度もイガが手に刺さり「そうだ、栗のイガって触ると痛いんだ」と思い出させられました。栗がイガに覆われていることは知っていましたが、普段剥かれた栗を食べていると、なかなか意識しないもの。こうやって自然に触れることで、植物本来の姿を思い出せるのもおもしろいと思いました。

栗拾いをする参加者たち

最後に食べられるものと食べられないものを教えてもらいながら、きのこを採りました。今年は気温が高く、この時期はまだきのこが少ないとのことでしたが、なんとか収穫することができて子どもたちも大喜びでした。

きのこ発見!

島﨑さんが育てているきのこも収穫させてもらいました。

島﨑さんが育てたきのこを収穫して喜ぶ子どもたち

大人も子どもも夢中になって調理する

一通り収穫したら、小屋に戻ってごはんの準備。五平餅を作る人や味噌に入れるクルミを擂る(する)人、クルミを割る人など手分けして準備しました。

特に子どもたちは、クルミの殻を万力(クルミを割る道具)で割ることに夢中になっていました。 ※本来万力はクルミを割る道具ではありません

万力でくるみを割ることに夢中になる子どもたち 

私が担当したのは五平餅。袋の中でごはんを捏(こ)ねて広げ、割り箸につけてBBQコンロで焼きました。手で捏ねて何かを作るなんて本当に久しぶりで、子どもの頃の感覚を取り戻した気がしました。

食べきれないほどの料理でお腹がパンパンに!

この日のメニューは五平餅、じゃがバタ、じゃかいもと塩昆布の和え物、きゅうりの漬物、猪肉、緑黄野菜の味噌パンケーキ、きのこ汁と盛りだくさんでした。

完食するとお腹がパンパンに!いろんな人と話しながら、お腹いっぱい食べられてとても幸せな時間でした。子どもたちの中には遊び疲れて寝てしまう子もいて、「全力で遊んでお腹いっぱい食べて、眠くなったら寝る」という素直な行動に人間らしさを感じました。

今後のイベントもお楽しみに♪

佐久穂町も小海町も自然がたくさんあるのに「気づけば室内にばかりいる」なんて方もいらっしゃるかもしれません。でもイベントがあると、外に出ていろんな人と交流できるのがいいですね。親子で共通の体験をすることで、親子仲も深まることでしょう!

今後もこうみ・さくほ通信では佐久穂町と小海町を舞台に、さまざまなイベントを開催する予定です。今後のイベント情報を知りたい方は、ぜひ佐久穂町公式LINE小海町役場公式HPをチェックしてくださいね。

いいなと思ったら応援しよう!