織姫の会 小池みどりさん/初出店者インタビュー
昨年度から、さくほリビングマーケットに初出店した方のインタビュー記事の連載が始まりました。なにかにチャレンジしている人たちは、どんな思いをもって活動しているんだろう?背景にあるストーリーをお聞きしました。
——手織りの活動を始められたきっけかはなんですか?
わたしは、70歳まで訪問看護やケアマネジャーの仕事を長年やってきました。退職してしばらく経った頃、洋裁教室で知り合った方が手織りを教えている先生だったんです。それがきっかけで始めてみたら、やみつきになってしまって(笑)ずっと仕事をしてきたので、何かやっていないと手持ち無沙汰なんです。そんな自分にとっては、熱中できる、とっても良い時間の持ち方だなと感じています。
——手織りのどんなところが好きですか?
作ったものをプレゼントするとよろこんでもらえたり、バザーに出すと買ってもらえたり、なにより織物をしている時の幸福感。これができてうれしいな、幸せだなといつも感じています。誰かにプレゼントするときは、「よろこんでもらえるかな」と思いながら配色やデザインを考えています。次は何をしようかな、と頭で考えるのも楽しいので飽きませんね。
——今回出店してみていかがでしたか?
偶然、茂来館に来ていた友人に「小池さん、そんな活動をしていたのね!」と驚かれました。それから、手織りのマフラーを気に入ってくれたお子さんがいて、つかんで離さなかったんです。うれしかったですね。他にも女の子が二人「(織りを)やってみたい」と言ってくれて、実際に織り機を体験してもらいました。まだまだ、手織りを知らない人がいっぱいいるので、趣味として発掘してもらう機会になったかなと思います。
今回、手織り仲間の川村さんと2人で出店しました。一緒に準備をしたり、どのように商品を並べるか考えたりするのも楽しかったです。
——これからやってみたいことは
今は佐久市のグループで活動しているのですが、佐久穂町にも手織りのグループができたらいいなと思います。茂来館で定期的に活動できたらうれしいですね。年配の方でも始められますよ。わたしはちょっとの暇でも、時間を見つけては織っています。それほどにやみつきになりました。生涯の趣味を探している方にもおすすめしたいです。
writer 細川敦子
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?