さくほリビングマーケットvol.1開催しました!
7/18(日)佐久穂町役場の軒下で、さくほリビングマーケットvol.1を開催しました。梅雨が明け、30℃を超える晴天。風が抜けると少し涼しい気もするけれど…いや、でもやっぱり暑い!夏だー!と叫びたくなるような、そんな一日。
今回は8店舗が軒下に集合。午前10時のイベント開始前から家族連れを中心に開場を待ってくださる方々も。各ブースでは、モノの売り買いだけではなく、来場者とのコミュニケーションが盛んで、「最近お店をはじめました」「こんなことをやっていきたいんです」「こんな活動をやっています」「来年お店をオープンするために頑張ってます」などなど、出店者の熱い思いを乗せて、ブースのひとつひとつが活気に満ちていました。
GURURITO
カンカンカンカン!!と響く、金槌の音。真鍮のオリジナルキーホルダーづくり。イベント開始前から、GURURITOのワークショップ目当てで列に並んでいるという方も。大人はもちろん、子どもたちにも人気で、3歳くらいの小さなお子さんも、おうちの方と一緒に挑戦していました。子どもたちの普段の工作ではなかなか使えない、真鍮や金槌といった、重さがあって温度があって、そういうホンモノを扱う感覚、きっと新鮮だったと思います。ディスプレイされている商品にも興味を示す人が多く、6月に東町商店街にオープンしたお店を知ってもらい、直接足を運ぶきっかけにもなったのではないでしょうか。
めいこはっこレモネード(ヱビス)
店長のめいこちゃんは小学一年生。伊豆大島のレモンと佐久穂の山口養蜂場のはちみつで作ったレモネードは、レモンの味がしっかりきいたきゅっとした味わいでした。炎天下にも関わらず、開店直後から列ができる人気店で、なんと1時間で69杯が完売。忙しい中でもお客さんと交流しながらたのしい雰囲気があふれていました。めいこちゃん手作りのステッカーもいただきましたよ。レモネードを飲みに来ためいこちゃんの同級生に話を聞くと、この姿に刺激を受けて「わたしも出店してみたい!」とのこと。さくほリビングマーケットは、挑戦する人を応援します。ぜひご参加お待ちしております。
hachami cafe
佐久穂町の公式キャラクターしらかばちゃんのアイシングクッキーワークショップ。白・茶・赤に色付けしたグラニュー糖をチューブ型にして、しらかばちゃんの顔を書いていきます。子どもたちを中心に大人気で、限定20個は、あっという間に完売でした。結構細かい作業なのに、子どもたちはとっても上手だなあと感心。店主のともみさんの、おいしいこと、たのしいことにかける情熱を感じます。2022年春に東町商店街にクレープ屋さんをオープン予定のhachami cafe。ますます東町商店街がにぎやかになりそうな気配に、わくわくしています。
はたけや農場とアフリカ布小物
青年海外協力隊としてアフリカのセネガルで活動していた宮嶋夫妻。数年前から暮らしている佐久穂町で、今年農家として独立しました。この日は息子くんも一緒に店番。小布施丸なすというコロンとしたフォルムの大きななすは、通りがかりの人たちの目を止め「これはなんですか?」と会話が弾んでいました。会場には野菜を購入したお客さんのカバンから長ネギがにょきっと飛び出ていて「まさに、暮らしのマーケットだなあ」となんだかほっこり。カラフルでパワフルなアフリカ布を使った小物も興味を持つ人が多く、宮嶋さんがひとりひとりに魅力を説明。アフリカ布への愛、伝わってきましたよ。今回はブックカバーとポーチの出品でしたが、洋服やバッグなども作っているそうです。
ありがとうや
店主のちえさんが惚れ込んだ商品だけをそろえた、食品と日用品と量り売りのお店。子どもから年配の方まで、初めて見るお菓子や日用品に興味津々。ひとつひとつの商品を丁寧に説明するちえさんと会話が生まれていました。ありがとうやが力を入れている「量り売り」。グラノーラやポン菓子、ドライフルーツの「量り売り」ができるお店は貴重ですよね。そんなところに魅力を感じたお客さんも多かったようです。一度食べるとリピーターになる人も多いとか。現在、ありがとうやは、佐久穂町内のさまざまな場所(常時間借りしている新駒書店、不定期で東町の古民家、やちほの森、mikko、秋葉屋)に出店しています。
ALEX HOGG PHOTOGRAPHER
ブースの中にスタジオが組まれ、フォト撮影会が開催されていました。プロのフォトグラファーに撮ってもらえる機会って貴重ですよね。オーストラリア人のフォトグラファーアレックスと妻の助産師のしおりさん、この二人のサポートで、乳幼児がいるご家族も安心して撮影できたようです。撮ったその場でデータを見ているときの、親御さんのうれしそうな顔が印象的でした。なんでもない日の記念写真。でも、写真を撮ってもらうことで、この日が特別な日になったという方もいたのではないでしょうか。
れちとび
2000個(!)の積み木あそび。終始にぎやかなブースで、保育園・幼稚園児、小学生など、子どもたちに大人気でした。イベント中、ほとんどの時間をこの場所で過ごしたお子さんもいたようです。それくらい、いくらでも楽しめる、夢中になれる、想像力と創造力が掻き立てられるのが「積み木」なんだなあと。子どもたちは身をもって感じたと思うし、見ている大人も感心したと思います。印象的だったのは、最後の片付けまで、子どもたちが楽しんで手伝っていたこと。出店者と来場者が一緒にこのイベントを作っているなと感じた瞬間でした。
335
モバイルカフェ335(さんさんごう)で、佐久穂町のドーナツ屋「mikko」のドーナツとドリンクを販売。白の軽トラックを改装した335は存在感がありました。なんと用意した70個のドーナツはわずか40分で完売。スタッフのこうへいさんは「もっと早起きしていっぱい作ればよかった!」と後悔の色も(笑)。オープン直後から、たくさんのひとが買い求めている姿を見かけました。愛されているお店なんですね。
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2時間という短い時間でしたが、商品が売り切れとなる店もありました。佐久穂町でこんな楽しいことをしているひとがいるんだ、という新鮮な発見があったのではないでしょうか。
2020年7月に佐久穂町役場庁舎が新しくなって、ちょうど1年。この軒下は、災害時の避難場所も想定して作られたものです。平時に、このような笑顔があふれる場所として活用されて、町民としてもうれしいです。
昔から佐久穂町に住む方からも「にぎやかな農協祭を思い出した」とか「子どもがいっぱいでうれしい」という声をいただきました。
さて、
「こんなマーケットにわたしも出店したいな」
そんな風に思っていただけたら、わたしたちもうれしいです。次回はぜひ、あなたが出店してみませんか?「趣味のグループを知ってほしい」「自分の作ったものを見てもらいたい」「仲間に出会えたらいいな」という思い。何かしらの形で佐久穂町と関わっていく思いがあれば、どなたでもご参加いただけます。この小さな町の、手作りのイベントを、ぜひ一緒に作っていきましょう。
佐久穂町で暮らす人たちや、今回来てくれた人たちが、さくほリビングマーケットになにを期待してくれているのか、次回に向けて考えながら、第二回の準備を進めていきます。
次回は8/22(日)の予定です。出店者募集についてなどは、また後日、お知らせいたします。
※長野県では8/22まで感染対策強化期間となっています。開催の可否や形態については、今後の感染状況によって変更になることがあります。
photo 山口絵里子
今回のさくほリビングマーケットvol.1では、今年7月、佐久穂町にフォトスタジオ「petit studio mistral」をオープンした山口絵里子さんにイベントの様子を撮影していただきました。
writer 細川敦子
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