Ayuraga Mehndi (アーユラーガメヘンディ)佐川寛恵さん/初出店者インタビュー
昨年度から、さくほリビングマーケットに初出店した方のインタビュー記事の連載が始まりました。なにかにチャレンジしている人たちは、どんな思いをもって活動しているんだろう?背景にあるストーリーをお聞きしました。
——さくほリビングマーケットに出店してみていかがでしたか?
「広報を見て」とか「チラシを見て、これがやってみたくて」とわざわざ足を運んでくださった地元の方がいて、ほんとうにうれしかったです。げんでる公園で開催されたリビングマーケットに遊びに行ったことがあったのですが、茂来館のあたたかい雰囲気もまたいいですね。今回は友人に「出てみたら?」と背中を押されて、思い切って出店してみて良かったです。
——メヘンディ(ヘナタトゥー)を今回、初めて知りました。インドの文化なんですね。
ヒンドゥー教の結婚式では、花嫁さんの幸せを願って手や腕にヘナアートを描くんです。とてもきれいで、その細密画のような世界観が大好きで。わたしもやってみたいなと思ったのが始めたきっかけです。
ヘナという自然素材を使っています。1週間ほどで自然に消えてしまうので、その時の気分で描きたいものを描けるのも魅力。香りも良いですよ。子どもたちにもやってあげるんですが、描いてもらう時に手がひんやりする感じが気持ちよいみたい。描く時間は、子どもと向き合う時間にもなっています。
——インドがお好きなんですね。
今、保育士の仕事をしているのですが、実は大学でインド哲学を学んでいました。宗教とか神話とか文化とか、インドって本当におもしろい。特に、インドに伝わる土着の神様の話は日本の神様ともつながっているようなところがあって、ますます興味を持ちました。自分の子どもたちも、神話のはなしはおもしろがって聞いてくれました。
——これからこの活動をどんなふうに続けていきたいですか?
わたしが描くだけじゃなくて、みなさんにも描いてもらえるような体験型のワークショップをやってみたいです。いろんな方と交流して、メヘンディを知ってもらいたいですね。
自分の好きなことで誰かによろこんでもらえるって、とてもうれしい。それが自分の仕事にもなっていったらさらにいいなと。
メヘンディに細かい決まりはありません。誰がどんなふうに描いても良い。自分の好きなものを描いて、楽しんでもらいたいです。
writer 細川敦子
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