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八千穂ブリューイング 名取良輔さん/初出店者インタビュー

昨年度から、さくほリビングマーケットに初出店した方のインタビュー記事の連載が始まりました。なにかにチャレンジしている人たちは、どんな思いをもって活動しているんだろう?背景にあるストーリーをお聞きしました。

2023年に開業した八千穂ブリューイング。全国でもめずらしい標高1,700mに迫る大自然に囲まれた高地で造るテロワールを活かしたビール造りをしています。「八千穂で作るビールをみなさんに飲んでほしい!」という思いで出店されました。

八千穂ブリューイングのビールはどんなビールですか?
 
——ビールって同じレシピでも、醸造所の気候や風土、水によって、味が全然違うんです。八千穂高原は空気がきれいで、水もきれい。麦やホップの香りが乗せやすくて、体にすーっと入ってくるようなクリアで飲みやすいビールです。
 
ここでしか作れない、オリジナルなビールを提供したいと思っています。3種類作っているのですが、「IPA」という商品は、苦みもアルコール度も強いビールで「初めて飲んだ!」と言ってもらうことも多いです。ホップの香りがふんわり広がる「PALE ALE」、麦の感じが強く出ている「PILSNER」もおいしいですよ。
 
ビールは酵母あってこそ。自分たちはいい環境を整えて、酵母がいい状態で働くように手をかけてあげるだけ。それくらい酵母が大事なんです。


——八千穂ブリューイングさんは、誰でもふらっと立ち寄れる開かれた醸造所なんですね。
 
工房はガラス張りなので外からも中の様子が見えて、タップルームは予約なしでお越しいただけます。出来立てのクラフトビールをその場で飲むことができます。ぜひ、気兼ねなく遊びに来てください。春からはテラス席も再開しました。まだまだ新しいブルワリーなので、地元の方やお客さんと一緒に、みんなでブラッシュアップしていけたらいいなと思っています。

八千穂高原のひとつの文化として、「あそこにビール工場があるよね」と言ってもらえるように、ちょっとずつ定着させていきたいです。


——まさに、八千穂高原の新たな観光スポットにもなっていきますね
 
クラフトビールが好きで、うちを目指して遠くから来てくださる方も、やっぱりここに来ると、近くに温泉はあるし、おいしいものもあるし、ビールだけじゃ終わらない(笑)そうやって、この地域全体を楽しんでもらうきっかけにもなればうれしいです。
ホップも育てているので、いつか、ホップ畑で乾杯できるようなイベントも開催したいですね。
 
とにかく、ビールを楽しんでほしい。おいしく飲んでもらえたら、それでOKです!

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