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【WSH】今オフ狙うべき選手【先発編】
ウィンターミーティングが始まり、各球団オフシーズンの補強が本格的になってきました。
今回は以前のnoteで書いたオフシーズンの補強ポイントについて、個人的にナショナルズに狙ってほしい、獲得してほしい選手を紹介したいと思います。まだお読みになっていない方は以下からご覧ください。
今オフの補強ポイントとして①先発投手、②正三塁手、③コーナー外野手を挙げましたが、今回は①先発投手について書きたいと思います。②正三塁手についてはジェイマー・キャンデラリオの獲得により終了、③コーナー外野手は次回のnoteで取り上げたいと思います。キャンデラリオ獲得については以下のnoteをご参照ください。
はじめに
さて、狙うべき先発投手について、前回のnoteを踏まえた上でポイントを以下にまとめました。
①防御率5.97より良い投手
②コンテンダーがあまり狙わない(リスクのある)投手
③上に振れればエース級の投手
④具体的に言えば3年契約までで獲れる投手
まずは昨季のチーム防御率5.97より良い投手であれば、戦力補”強”であることは間違いありません。パトリック・コービンが平均ブレイカーではありますが、少なくともエリック・フェッディ(昨季27先発/防御率5.81)よりはアップグレードしたいところです。
また、身売り騒動もあり、ジェームソン・タイオンやカルロス・ロドンのような大物はさすがに狙えないと思います。というか、全米最弱状態の球団に来たいという大物投手はいないでしょう。誰しも優勝の狙えるチームで投げたいはずです。ですから、高齢や故障歴、昨季の不調などコンテンダー球団が敬遠するようなリスクを抱えた選手に絞っていきたいと思います。
ロス・ストリップリング
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ストリップリングは昨季先発で24試合、リリーフで8試合の計34試合に登板して10勝4敗・防御率3.01・fWAR3.1・rWAR2.7と素晴らしい成績を収めています。とはいえ昨季の成績は出来過ぎという見方が多く、Fangraphsの来季予測は防御4.32・fWAR1.5となっています。来季33歳を迎えるというのに、1度も規定投球回に届いたことがないため、ナショナルズにも獲得チャンスがあります。おそらくナショナルズに獲得可能な投手の中で、22年に最も好成績を収めた投手でしょう。昨季は元々の制球の良さ(四球率3.7%)に加えて、これまでずっと平均以下だったチェイス率がMLB上位7%にまで上昇するなどキッカケを掴んだ可能性もあります。インタビューによると、指標の良くなかったカーブの投球割合を減らし、チェンジアップを増やす投球アプローチが功を奏したようです。耐久面は心配ですが、健康ならナショナルズに獲得可能な選手の中で、数少ないエース級の働きが期待できる投手です。
マイケル・ワカ
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かつてはカージナルスの若きエースとして活躍していたワカですが、最近は故障がちで2017年を最後に規定投球回に届いていません。単年$7Mの契約で昨季レッドソックスに移籍すると、23先発(127イニング)にとどまりましたが、11勝2敗・防御率3.32・fWAR1.5・rWAR3.3と素晴らしい投球を披露しました。ストリップリング同様に出来過ぎ感は否めませんが、まだ来季31歳とFA市場では若いですし、2-3年の契約を与えてもよいと思います。キャリア10年で防御率4.02、その間に昨季のナショナルズ平均防御率5.97よりも悪かったシーズンは一度もありません。間違いなくエースを張れる投手です。
ホセ・キンターナ
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キンターナは来季34歳をベテラン左腕です。2013年から4年連続200投球回を達成するなど”ワークホース”として知られていましたが、20年は故障で10イニングのみ、21年は不調で防御率6.43と低迷していました。昨季は32先発で165回を投げて防御率2.93と見事な復活を遂げています。まだチャンピオンリングの無い選手なので、最後にひと花咲かせようとコンテンダー球団と契約しそうな気がしますが、単年契約で獲れそうな選手ですし、狙ってほしいところです。
コリー・クルーバー
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クルーバーはサイヤング賞を2度獲得しているベテラン右腕です。昨季は36歳のシーズンながら規定投球回をクリアし、10勝10敗・防御率4.34とレイズのポストシーズン進出に貢献しました。さすがに衰えは隠せませんが、BB/9=1.2と制球力は相変わらずで、打球速度やハードヒット率なども平均以上をキープ、チェイス率に至ってはMLB上位4%とまだ一線でやれることを証明しました。FIPやxERAなどの数値も良く、来季37歳ながらFangraphsの予測では、159回を投げて防御率4.45・fWAR1.7と十分すぎる数字が出ています。単年契約でしょうし、狙ってほしい選手です。
ジョーダン・ライルズ
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ライルズは、昨季オリオールズでプレーして12勝11敗・防御率4.42、通算で防御率5.10をマークしています。他球団からするとアップグレードにならないかもしれませんが、昨季のチーム先発防御率5.97を余裕でクリアしていますし、2年連続で規定投球回をクリアしているなど耐久面も問題ありません。エース級の活躍は見込めないでしょうが、ナショナルズにとっては間違いなくアップグレードになります。報道によると、すでにナショナルズが交渉しているようなので獲得の発表も早いかもしれません。
おわりに
今回はナショナルズが今オフ狙ってほしい5投手を紹介しました。紹介した中から最低1人、できれば2人獲ってほしいのが本音です。現実的にはライルズともう一人誰かを取る形になりそうです。次回は③コーナー外野手について取り上げたいと思います。
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