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【WSH】ドゥーリトルと契約
米国時間の3月13日、ナショナルズがベテランリリーフ左腕のショーン・ドゥーリトルとメジャー契約を結ぶと報じられました。身体検査を経て正式発表される見込みです。
Source: This is a major league deal for Sean Doolittle, pending a physical. Nationals were in contact as soon as the transaction freeze lifted.
— Jesse Dougherty (@dougherty_jesse) March 14, 2022
現在35歳のドゥーリトルは17-20年までNatsでプレーしており、2年ぶりの古巣復帰となります。19年以降は3シーズン続けて防御率4.00オーバー、昨季は56試合に登板して防御率4.56と全盛期が過ぎたことは間違いありませんが、40人枠ロースター内のリリーフ左腕がサム・クレイ(昨季58登板/防御率5.60)とフランシスコ・ぺレス(昨季MLBデビューして4登板)しかいないことを考えれば、グレードアップであることは間違いないでしょう。
復活の見込み
ドゥーリトルが全盛期を過ぎたことは間違いありませんが、復活の見込みもあります。
左右の成績を比較してみると、対左打者に対しては被打率.222と好結果を残していることがわかります。さらに、投球の8割を占める4シームに注目してみるとその差が特に顕著です。
期待指標であるxBAやxWOBA、また空振り率も28.1%と非常に優秀な数字を残しており、対左打者に出番を限定することで復活する可能性を秘めています。
ちなみに、Baseball Savantによると、4シームの縦変化量は平均プラス3.6インチで、MLB全体で5位の高水準です。平均球速も93.1マイルと防御率1.60をマークした18年の93.8マイルからほとんど落ちていません。4シームの質はいまだにMLBトップクラスと言えそうです。
おわりに
現段階でのブルペン陣はカイル・フィネガン、タナー・レイニー、スティーブ・シーシェック、ウィル・ハリス、オースティン・ボス、パトリック・マーフィー、エリック・フェッディとドゥーリトル以外は全員右投手になる見込みです。対左のワンポイント中心に起用することで復活する見込みがあると見ています。Natsがどのようにドゥーリトルを起用していくか注目したいと思います。また補強等の動きがあれば、随時更新していきます。
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Photo:https://flic.kr/p/2jqSEvo