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【WSH】ジョシュ・ベルと契約へ

ナショナルズがベテラン強打者ジョシュ・ベルと1年$6Mで契約間近だと報じられました。身体検査を待って正式発表される見込みです。3シーズンぶりとなるナショナルズ復帰になります。

弱点だったDH補強に成功

ベル加入後の予想オーダーは以下になります。(打順は適当)
1(遊)CJエイブラムス
2(左)ジェームズ・ウッド
3(右)ディラン・クルーズ
4(一)ナサニエル・ロウ
5(指)ジョシュ・ベル
6(二)ルイス・ガルシア
7(捕)キーバート・ルイーズ
8(三)ホセ・テーナ
9(中)ジェーコブ・ヤング

三塁は要補強ですが、おおむね固まってきました。昨季主に一塁/DHを務めてきたフアン・イェペスが控えに、新人のアンドレス・チャパローはマイナー待機になるでしょうか。ナショナルズのDHは昨季wRC+70、fWAR-2.2(いずれもMLB28位)と弱点でしたから、ベルの加入は頼もしい補強になりそうです。

後半戦は好調だったベル

ベルの年度別成績
FanGraphsより引用

24年シーズンのベルは、145試合に出場して打率.249/19本塁打/OPS.725をマーク。2020年以来となるfWARマイナスに終わりましたが、後半戦は51試合でwRC+145と好調でした。

ベルの前/後半戦での成績比較

前半戦と後半戦の成績を比較してみると、三振率以外のすべての項目が大きく改善されています。xwOBAやAdjEV(平均EVよりも打者の実力を反映)といった打球指標も上向いているので後半戦の好調はただのマグレということではなさそうです(打球改善の要因がマグレの可能性がありますが…)。

もしDHで通年wRC+145というと、鈴木誠也(138)&カイル・シュワバー(135)以上、マーセル・オズーナ(154)&ジョック・ピーダーソン(151)以下となります。4選手とも年俸が$10M超え(ピーダーソン以外は$15M超え)ですから、ベルの$6Mはお買い得と言えそうです。

おわりに

ベルの獲得により、課題だったDHの補強に成功しました。昨季後半戦のような活躍を見せてくれることを期待したいと思います。ただ、後半戦はBABIP.330とキャリア平均の.288に対してかなり高かったので、上振れ感は否めませんが、昨季後半のように良質なハードコンタクトを量産できれば、自然と数字はついてくるはずです。残す補強は三塁でしょうか。楽しみです。

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Photo:https://flic.kr/p/2ngYqZX  

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