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【WSH】ジョーイ・ギャロと契約へ
ナショナルズがジョーイ・ギャロと1年500万ドル+インセンティブ100万ドルで契約間近だと報じられました。
The Nationals are signing OF/1B Joey Gallo to a 1-year deal worth $5 million, source confirms. 30-year-old lefty slugger will hit a lot of homers, draw a lot of walks, strike out a lot, hit for a low average and play both LF and 1B. (First reported by @andrewcgolden)
— Mark Zuckerman (@MarkZuckerman) January 23, 2024
これによりナショナルズは、課題であった左のパワーバットの補強に成功しました。来季は一塁もしくはレフトのレギュラーとしての起用が目されています。
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FanGraphsより引用
ギャロは来季30歳。三振、四球、本塁打の権化のようなパワーヒッターです。2017~18年には2年続けて40本塁打をマーク。MLB通算198本塁打と実績は十分です。しかし、近年は低迷気味で、ここ4シーズンは続けて打率1割台に落ち込んでいました。昨季はツインズに所属し、111試合に出場して打率.177・21本塁打・OPS.741・fWAR0.7、三振率はMLB定着後ワーストとなる42.8%という成績でした。また、20~21年に2年続けてゴールドグラブを獲得した守備面も劣化傾向にあります。30歳を目前にして攻守に下降傾向であるギャロですが、昨季ホームラン数リーグワーストに沈んだ打線の起爆剤として期待がかかります。
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LF/1Bのレギュラーとして期待される
かつてDH専門のネルソン・クルーズに1500万ドル、前年絶不調のカイル・シュワバーに1000万ドルを支払ったことを考えれば、今回のギャロの契約はお買い得の部類と言えるでしょう。かつてのシュワーのように復活させ、夏のトレードで転売できるのが理想のシナリオとなるでしょうか。個人的にはプロスペクト時代から注目していた選手ですのでかつてのような打棒が見られることを楽しみにしています。
おわりに
打線の大きな補強はこれで終わりになりそうです。もう1枚左の強打者タイプを獲ってもよさそうですが、そんなことより先発投手の補強が急務です。日本時間の24日にはギャロに加えてリース・ホスキンス、ジェームズ・パクストンなどボラス物件の契約が次々に決まっており、先発市場も一気に動きそうです。個人的に狙ってほしかったパクストンが決まってしまったのは残念ですが、ナショナルズがいったい誰を狙うのか注目したいと思います。
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