【WSH】2022年戦力分析&展望
こんにちは。WSH担当のハーパーです。
開幕前日になってしまいましたが、2022年のナショナルズの戦力分析及び展望を書いていきたいと思います。
*選手名横の成績は2021年シーズンのものです。
打線
打率 HR OPS
1(二)セーザー・ヘルナンデス .232 21本 .694
2(右)フアン・ソト .313 29本 .999
3(指)ネルソン・クルーズ .265 32本 .832
4(一)ジョシュ・ベル .261 27本 .823
5(捕)キーバート・ルイーズ .273 3本 .742
6(左)レーン・トーマス .235 7本 .752
7(遊)アルシデス・エスコバー .288 4本 .744
8(三)マイケル・フランコ .210 11本 .609
9(中)ビクター・ロブレス .203 2本 .605
打線の要であるフアン・ソトは今季2番打者として起用される見込みです。昨季は打率.313・29本塁打・OPS.999と素晴らしい活躍をし、MVP得票でも2位に輝きました。一方で両リーグ最多の145四球&23敬遠を記録するなど、後ろの打者が頼りなかったため、徹底して勝負を避けられてしまったのが打線全体の課題でした。
そこでオフには、通算449本塁打の長距離砲であるネルソン・クルーズを獲得。ソトに続く3番打者として起用される見込みです。
クルーズは、40歳を迎えた昨季も32本塁打を放ち、球宴にも選ばれるなどまだまだ健在です。春季トレーニングでは打率.143と調子は上がっていませんが、ソトの援護砲として申し分ないでしょう。さらに、4番に入るジョシュ・ベルも昨季27本塁打、特に球宴以降はOPS.877、40K/42BBと打者として一皮むけていたので、今季も期待したいところです。クルーズ&ベルがソトをブロックできるだけの働きを見せれば打線は効率的に機能するでしょう。
先発ローテーション
W-L 回 ERA
パトリック・コービン 9-16 171 5.82
ジョサイア・グレイ 2-2 70 5.48
アニバル・サンチェス --- -‐‐ ‐.‐‐
エリック・フェッディ 7-9 133 5.47
ホアン・アドン 0-0 5 3.38
マックス・シャーザーが抜けた上に、スティーブン・ストラスバーグ&ジョー・ロスはILスタートとなり、先発ローテーションは若手投手がズラリ。昨季から大幅に後退したと言わざるを得ません。ストラスバーグは20先発前後を目標に復帰を目指す見込みです。
開幕投手に指名されているコービン
開幕投手に指名されているパトリック・コービンは、春季トレーニングでの計9イニングで10K&防御率0.00と順調な仕上がりを見せており、メジャー最多16敗を喫した昨季からの名誉挽回を期待したいところです。
ブルペン
回 ERA K/9
カイル・フィネガン 66 3.55 9.3
タナー・レイニー 31 7.39 11.9
スティーブ・シーシェック 68 3.42 8.4
ショーン・ドゥーリトル 49 4.53 9.6
アンドレス・マチャド 35 3.53 7.6
パトリック・マーフィー 28 5.14 9.3
メイソン・トンプソン 24 4.01 8.4
オースティン・ボス 57 5.34 9.3
パオロ・エスピーノ 109 4.27 7.6
オフには全盛期は過ぎたものの実績十分なスティーブ・シーシェック、ショーン・ドゥーリトル、それから3Aスタートとなっているタイラー・クリッパードの獲得に成功しました。昨季後半は人材難からカイル・フィネガンとアンドレス・マチャドに負担が集まり、失速していたのでベテランを生かしながらバランスの良いブルペン運用ができると良いでしょう。
今シーズンの展望
2年連続で地区最下位に沈んだ上に、投打両方において、昨季よりも戦力ダウンをしていると言わざるを得ません。それでも、ポストシーズンを目指して戦いつつ、夏のチーム状況次第では単年契約のクルーズやシーシェックなどのベテラン選手をトレードで転売してプロスペクトを獲得するという昨季と同じような立ち回りをすると見られます。若手選手に経験を積ませながら、夏のトレードでベテラン選手を上手く売りさばくことができれば御の字のシーズンと言えるでしょう。優勝を狙えるチーム状況ではありませんが、順調ならばトッププロスペクトであるケード・カバリも終盤のデビューが期待されているので、若手の台頭に期待したいと思います。
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