【WSH】ルール5ドラフトでT.ウォードを指名
こんばんは。現地時間12月7日にルール5ドラフトが行われ、ナショナルズは全体1位指名でボストン・レッドソックスのサド・ウォードを指名しました。なお、ナショナルズがルール5ドラフトで選手を指名したのは12年ぶりとなりました。
ウォードってどんな選手?
サド・ウォードは、MLB公式のプロスペクトランキングでレッドソックス傘下で15位にランクインしている25歳の投手です。19年にはA+/2Aで25先発して防御率2.14・K/9=11.2と好投しましたが、20年をパンデミックで、21年はTJ手術の影響で棒に振っていました。22年は復帰して計13先発で51.1回を投げて防御率2.28・K/9=11.6・BB/9=3.3をマークしていました。
93-96マイルのシンカーとプラスピッチ候補のスライダーで攻め込むパワーピッチャーで、チェンジアップの質も改善中です。マイナーでは先発として育成されており、ローテーション4番手相当のポテンシャルだと評されています。マイナー通算BB/9=3.9とコントロールに課題があり、また2ピッチで押す投球スタイルからリリーフ向きとの見方もあります。
ナショナルズでの起用法は?
マイク・リゾーGMは、ウォードについて、春季トレーニングでは他の先発投手と同じように調整させると語っています。シーズンはロングリリーフとして肘の状態を管理しつつ育成、長期的には先発ローテーション投手として考えているようです。
おわりに
ウォードは投手不足のナショナルズにとっては非常に楽しみな存在です。セットアップ級の球威を持っている投手ですし、先発としてもリリーフとしても活躍できる可能性があると考えます。リゾーGMの語る育成プランが実現するように見守りたいと思います。
長文をお読みになっていただき、ありがとうございました。よろしければ「スキ💓」をいただけると、記事作成の励みになります。
Photo:https://flic.kr/p/2nCovhB