見出し画像

【WSH】ユーティリティー内野手アメッド・ロザリオを獲得

現地時間の1月8日、ナショナルズが29歳内野手のアメッド・ロザリオの獲得を発表しました。契約は1年$2Mだと報じられています。なお、ロザリオの加入に伴い、若手右腕のホアン・アドンがDFAされています。

イルデマロ・バルガスに代わるユーティリティを確保

Baseball Savantより引用
FanGraphsより引用

ロザリオはMLB通算8シーズンで通算OPS.703、fWAR8.9を記録している29歳の内野手です。主に遊撃を守りますが、近年は打撃成績が振るわず、複数ポジションをこなすユーティリティプレーヤーとして起用されています。昨季までナショナルズはイルデマロ・バルガスが内野のユーティリティを務めてきましたが、今オフに退団していました。ロザリオはバルガスに代わって来季ユーティリティーの役割を担うことになりそうです。バルガスは通算OPS.643/fWAR1.3ですから、バルガス→ロザリオは確実なグレードアップと言えます。

対左投手時の打線強化に成功

ロザリオは対左投手に対して昨季OPS.737、通算.798と相性が良いです。ナショナルズの現時点の内野陣は、二塁ルイス・ガルシア、三塁ホセ・テーナ、遊撃CJエイブラムスといずれも左打者です。左投手に強い右打者であるロザリオの加入は、対左投手時の打線に厚みを持たせてくれるはずです。

おわりに

最重要事項だった三塁補強は不透明(FA市場にまともな三塁手はアレックス・ブレグマンぐらいしかいないため)ですが、ロザリオの加入により、三塁をテーナとロザリオをプラトーンで起用するという戦略も可能になりました。テーナは昨季右投手に対してはOPS.732(対左は.458)と平均レベルの働きをしていました。フルタイムで起用するには実績不足ですが、左投手に強いロザリオと併用すれば、三塁の穴を埋められるかもしれません。さらなる三塁補強はあるのか、それともテーナ/ロザリオで戦うのか、今後の動きを注目したいと思います。

長文をお読みになっていただき、ありがとうございました。よろしければ「スキ💓」をいただけると、記事作成の励みになります。
Photo:https://flic.kr/p/2oGAY3K

いいなと思ったら応援しよう!