これはあかんて。。。
こんばんは。さくゴリラです。
今日は少し愚痴込みでお話ししたいことがあります。
現在の職場(本業)の方で困ったことが起きています。
それは・・・
「社員のやる気がどんどん低下している」
ということです。
そして職員が退職していく→業務縮小の悪循環。
これに上司が気づいていないという悲劇。。。
(気づいているのか。気づいていないのかすらわからないくらいコミュニケーションが下手)
航空会社の人事部に10年在籍していましたので、
少し人事部目線で自分の職場を分析してみました。
「なぜやる気を失うのか」それを知るための下ごしらえ
色々な要因があることは重々承知しています。
その中でもやはり圧倒的に多いのが、
「上司・リーダーの言動がやる気を下げているケース」
これが圧倒的に多いと感じています。
この点については、上司本人に問題定義をさせていただき、
数日間の行動観察を行いました。
観察のもと、問題と思われるシチュエーションについて記します。
ざっと数日の観察で感じた内容です。
なかなかな量です。
この行動ですが、悪意があるわけではありません。
これは「NG行動の見える化」を促すことで、禁じての所作をしないように意識しやすいルール化を目指すコーチングを行うための下拵えを行なったのです。
下ごしらえができたので味付けしていきましょう。
さぁ、問題行動の見える化を終えました。
この問題行動から見えてきたこと。
それは、間誰しも「承認欲求」を持っており、
この欲求に対して上司が「放置」するために満たされていないと感じてしまい、
不満につながっていると分析します。
退職が相次いでいる部門であるため、
上司の業務が忙しく、チームのやる気管理まで手が回らない。
なんてことも想定される。
そしてやる気の管理などは、
人事考課項目に具体的に設定されているわけでもない。
つまり後回しにされがちなことなのかもしれない。
がしかし。。。
適切な評価はモチベーションを保つ上で欠かせない。
褒められたり、認められたりしたいというのは、
働き手の自然な気持ちである。
だから、承認欲求という言葉だけで片付けていい問題ではないのだ。
上司はこれらのこと理解した上で、
働き手の多様性を活かすような部門運営が求められる時代なのである。
これらのことを蔑ろにし続けるとどうなるか。
悪魔のワードが待っている。
二度と提案も相談もしない。言っても無駄。変わらない。
このワード。一度は見聞きしたことはあるのではないでしょうか。
この領域まで来ると、「愛想をつかす」領域である。
一体感の乏しい職場はモチベーションを害いやすく、チーム全体に影響を及ぼす。
非常に深刻な事態へと突入してしまう。
上司に告ぐ。「自分の言葉で話せ!」
今回コーチングさせていただいた職場では、
禁断の悪魔ワードの出現がチラチラとのぞいている環境であった。
こうなると特効薬は一つしかない。
「自分の言葉で語る言語能力を高めよ」
ということをコーチングさせていただいた。
圧倒的にこの部分は弱い方であるが、まずは自分の言葉でメンバーに対して、
「チーム目標と存在意義を共有し、一体感を醸成する必要がある」
「上司が上がそう言ってる」なんてことを言ってしまうようであれば、
もはや上司の存在意義すらないのである。
しっかりしろ。笑
そんな状態で1on1なんぞすな。。。
正直お手上げレベルですが、こちらも仕事ですので。。。笑
チーム全体の目標伝達すらでいなにもかからず、やってしまったのです。
1on1。。。
部下たちは終了後の集まり、
「地獄絵図だった」と口を揃えて言っている状態。。。
相互理解をする上で、1on1は非常に有効である。
しかしこれらを行う上での絶対条件は、相手任せの問いかけをしないことである。
例えば「最近どう?」「何か言いたいことある?」などだ。
こんなもの、そもそもの信頼もないにもかからず、言えるわけないだろ。
と声を大にして申し上げたい。
1on1は取り調べではなく、対話である。
まずは、上司サイドが本音で語れる言語能力を持ち合わせていないと成立しない。
昨今、「聞く力」や「傾聴力」などが重要視されているが、
私は「語る力」こそが真のリーダーシップであると認識している。
上司はまず、語れ。
そしてその語る話の中身はきっちりと詰まったものにしてほしい。
語るはいいが、話の内容が薄いとなると、
ただのジジイの文句見たくなってしまう。
最後に・・・
もう俺の背中を見て育てなんて時代は終了しています。
今後は。。。
以上の項目を今回提案させていただいた。
正直、落ちるとこまで落ちている部門であるため、
月並みな対応策をあえて提案している部分はある。
しかし、今変化のとき。このタイミングを逃すともうこの部門に未来はない。
しっかりと乗り越えてほしいと願う。。。