自動車免許を取ってみる / 宮古島日記
僕は市街地の近くに住んでいるので日常生活ではあまり困らない。しかし、休日にどっかに遠出したいと考えた時に車が必須になってくる。なぜなら宮古島では公共交通機関がほとんど存在していないからだ。路線バスは時間通りに来ない上に本数も少ない。だから僕は宮古島に来てから一回も路線バスに乗ったことがない。
車を欲しいと思ったもう一つの理由が宮古島で運転することの楽しさだ。
この写真みたいな風景が目の前で展開される。
海水浴の後に車に乗り、窓を開けて風を感じるのは最高だ。
まだ僕はこの感覚を助手席からしか体験したことはない。
特に行く先もないままに宮古島(伊良部島とかも)を自分の運転で周ってみたい。
女の子と一緒に行ったらなおさら最高だろう。
と、いうわけで宮古島で自動車学校に行き始めた。マニュアル車を含め、普通の自動車を運転するための免許だ。
どうやら宮古島は自動車学校の値段が他の場所と比べて安いらしい。
聞いた話によると、わざわざ免許合宿で石垣島から来る人さえいるそうだ。
まだ自動車学校に行き始めたばかりで詳しいことは分からない。しかし、既に幾つかの大きなメリットを感じている。
一番大きいメリットは通っている人がそこまで多くないということだ。これは5月後半という季節も理由の一つだろう。
自動車学校の中で学科の授業がある。そのほとんどの授業で、受講生は多くても三人だった。僕と先生の一対一になることも多い。
先生だって講義形式に授業をしても聞くのが僕しかいなかったら教えがいもないだろう。
だから、一対一の時は半ば雑談のように進んでいく。
受講生が数人いても質問を気軽にすることができるのだ。
技能の教習も受けやすい。キャンセル待ちもまあまあ出るし、予約も取りやすいのだ。
時間の調整さえできればほぼ毎日技能の試験を受けることができるだろう。
一つデメリットがある。卒業試験までは宮古島で受けられる。しかし、免許が正式に交付されるための試験は住民票のある場所で受けなければいけないらしい。
僕は東京に住民票を置いている。つまり、一回東京に帰ってから試験を受けなければならないのだ。
この機会に住民票を宮古島に置こうかと考えている。
宮古島で免許を取っても、東京で運転できる気は全くしない。
絶対に事故を起こしてしまう。
そんなことを考える前にまずはクラッチ操作をマスターしなければ。