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令和5年度 1月の読み聞かせ
今月も読み聞かせでは、
相変わらず、図書館の本を借りて読んでいます。
近場に図書館があるおかげで、
それも叶っていると実感しています。
しかし、借りる時には、読み聞かせする学年を
どうしても意識してしまいます。
それもそのはずで、小学1~3年生までは
比較的反応をその場で、肌で感じることができますが、
小学3~6年生になると、クラスの雰囲気や担任の指導の様子から、
反応をみることができなくなってしまうのです。
特に5~6年生になってしまうと、
無反応に近いものがあり、
そうなるとどうしても読み手としても
事務作業のような仕事のような感覚になることしばしばです。
今回、私の担当は、3,4年生ということで、
比較的、読みやすい学年ではあるものの、
やはり本選びは慎重になってしまいました。
『ゴートンさんのじゃがいも』 作・絵 柿田ゆかり
読み聞かせ時間:5′21″
『王さまのお菓子』 石井睦美 文 くらはしれい 絵
読み聞かせ時間:9′11″
今回は年初めの読み聞かせとして、
この2冊を選びました。
ゴートンさんの話は、
やぎのゴートンさんが畑で大量のじゃがいもができたので、
周りに配っていくお話。
そのもらった人たちがじゃがいものお返しに
じゃがいも料理を持ち寄る話で、
導入として読みました。
いいですよね。
温かい絵に温かいお話でほっこりします。
個人的に、贈り贈られっていうやりとりは、
利益や利害関係がどうこうというでなく、
消耗品の範囲内であれば、
コミュニケーションの一部だと思ってます。
特に誰かのためへのサプライズ的な要素があれば、
本当に嬉しいこと、この上ないです。
なんだかんだ、自分ばかり贈るところがあって、
お返しされることも稀なのですけど、
だからこそ、された時には真摯な人だな
対等でありたいと思う人なのだなと
ちょこっと信頼してしまいますよね。
そういう年の初めのスタートもいいんじゃないですかね。
そして、2冊目。
こちらが個人的に本題の絵本でした。
年の初めに食べる「王さまのお菓子」というパイ。
そこには、様々な形の陶器玩具がひとつだけ埋め込まれており、
それを当てた人が王さまになれるという習わし。
(自分もこの風習、来年から入れてみようかなと思ったくらいです。)
その話も1月にぴったりですし、
なにより、内容がとても思いやりのある流れで、
お裾分けの気持ち、仮にそういう体験がなかった人生にしても、
ぜひ知った日からでも大切にしてほしいものです。
目の前で嬉しい気持ちになる人がいるなら、
それがそのまま自分の気持ちにもなるものだと思うので。
今年もよろしくお願いします。