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映画「おそ松さん」感想ログ





ハッピースノオタ松ログ

実写版おそ松さん初日観てきました!やったー!
以下オタクの感想メモ用ログ


※めちゃくちゃネタバレ

※あくまで一オタクのメモです



以下オタクスペック


元声優オタク(いまは茶の間)
 カラ松のcv.中村悠一さんクラスタでした
 おそ松は1.2期はリアタイでみてた
 舞台とかは未鑑賞 
スノは昨年から沼に落ちてゆるゆる新参
 佐久間担です






観終わった感想


○「メタ」の使い方が上手いお話でした
・観てて思い出したんだけど、「おそ松さん」が始まる前も当時はかなりいろいろ言われてたんだよなぁ。「人気声優の寄せ集めアニメ」とか「おそ松くん」の世代のファンがすごく難色を示す、とか。まー叩かれてた。
当時は「うたプリ」とかの王道乙女系アニメが流行ってたのもあって(今もか)おんなじ顔の男6人(しかもビジュ的には乙女系ビジュではない)がどうやって流行らすんや、という風潮があった。
当時はその逆風をうまく逆手にとった、「アニメとして復活します」「赤塚先生、ごめんなさい!」(幻の1話とかいうやつ)とか本来の"アニメのキャラクター"であれば絶対に言わないであろう俯瞰的な次元での会話(=メタい)を入れることで、「おそ松くん」の世界と上手に線引きをし、切り抜けていった印象があった。

・これは銀魂とかでもよく使われる手法だと思うけど、ギャグ漫画において、「こちら側」からの視点をそこに登場するキャラが取り入れる(いわゆるメタ発言をする)ことで、ちょっと「こちら側」が寛容になる効果がある。(キャラも作り手からの被害者ぶることで鑑賞側の同情を得るというか)

・だからパチンコ屋のシーンでみんなが「実写なんて無理だよ」って言い始めたとき、「あーその手で来るのか!」ってすごく衝撃を受けた。あー、そうか、そうだった。このアニメそういうやつだったわ、的な。思い出した。

・実写なんて無茶するなぁ、って最初正直思ったけどアニメ「おそ松さん」はそもそも原作ありきの派生で始まった作品であって、映画「おそ松さん」もそれに過ぎないのだなと。(いい意味で)序盤にあえてアニメのキャラクターたちが彼らを紹介することで、またメタさが生まれて、アニメの世界とは線引きをしつつ新たなストーリーを展開するのだなと。

・思うじゃん?

・思ってたじゃん??

・キャラがそれぞれ「養子になろう」と頑張り出したあたりまでは普通の実写としてふむふむ観てたんだけど

・……メタいな。

いやずっとメタじゃん!!!!

・物語終わらせ師とかいう謎存在、あれ想像以上にずっとメタな存在だった。

・服一緒なら顔も同じとかいうメタメタ設定もな。

・最初のパチンコ屋のシーンは既存オタクを納得させるためのメタ発言と思いきや、それ以降ずっとメタなお話ですよの前振りでした。そうか、そういえば松ってそういうアニメだった!!!!!

・物語終わらせ師どころか、トト子ちゃんもまさかのこちら側のメタいキャラクター。\超絶かわいいよトト子ちゃん/ イヤミもチビ太も、「こっち」の味方!!!

・物語としてこんな受け取り手に寄り添ってくれる(?)作品なかなかないよ。下手するとすごく痛い感じになっちゃう気がするんだけど、ほんと、その塩梅がちょうどいい感じでうまいなぁと思った。メタな俯瞰的な世界と、物語に引き込ませる時間のバランスがすごくちょうど良いの(音楽が上手くその手伝いをしていたイメージ)

・物語終わらせ師とトト子ちゃんはじめとするメンバーでこちら側をうまく世界に引き込んでくれる、とってもオタクに優しい映画でした。置いてきぼりにしないからね。優しいね。優しい世界。

・でもアニメ「おそ松さん」のむつごキャラたちが全部それを台無しにしていくんだけどね!!!(褒めてます)

・あのね、私は途中から、アニメ「おそ松さん」のキャラたちが6人に乗り移ってあの身体で好き放題やってんのかなと思った。そう見えたら正解なのかもしんない。

・メタ、作品の世界はあくまでメタ。もしかしたら裏テーマは「もしアニメ「おそ松さん」のキャラたちがSnow Manのメンバー6人を乗っ取ったら、どんな風に好き放題して暴れるのか」っていうものだったのかもしれない(?)  ってかそうやって見てたらいろいろ納得する。

・むつごたちの目的は一貫して「養子になる」ではなく、ましてや「東大に行く(おそ)」「強くなる(カラ)」「モテる(チョロ)」「就職(一)」「やきう(十四)」「起業(トド)」なんて高尚なものでもなく、
「いかにSnow Manの身体で長く画面に写れるか」
が勝負だったわけですね。どーりでちょいちょい終わらせ師に対してニヤニヤしてるし、はちゃめちゃだし、物語は終わらせねぇし言うこと聞かない。


・映画「おそ松さん」はスノのオタクのための映画でもなく、アニメ「おそ松さん」のオタクのためでもなく、あいつらクズの「むつご」がSnow Manの身体を借りてしっちゃかめっちゃかするのための物語だったわけです。残念だったな!!!!!イェーーイ!!!!!


・物語終わらせ師はクズな彼らに立ち向かう(オタクにとって)めちゃくちゃ重要な立ち位置だったな。あいつらちょっとでも物語書く側の人間にとっては喉から手が出るほど欲しい人材。

・この観点でいうとやっぱり原作寄りの作品ではあった。彼らのクズさ加減をいかに理解できているかがこの作品の物語の流れを楽しめるかのコツだったりするかもしれない。

・てかトト子ちゃん超絶かわいかったな?

・まあさくちゃん(十四松)は世界一可愛かったけどな。

・キャラの話していい?(いいよ)


○おそ松 (康二)
 主役だし、表題キャラだし、長男だし。
 一番いい役だったのでは……?
 まーそれを全部打ち崩すほどのクズキャラだけどな!おそ松は。脱ぐし気張るし嘘つくし裏切るし。いい意味でいつもと変わらない最高のおそ松だったよ!!!いやでもほんと脱がせてごめんね康二(どの目線で謝っているのかオタク自身もわからない)しかも一度じゃないという。びっくりした。でも嫌味なくさっぱり振り切ってやれるのはさすがだな……と感動した。おそ松特有のゲスい笑い方もめちゃくちゃ解釈一致でした。
 そんでなによりあのエンドレスエイト(伝わる奴にだけ伝われ)も最高だったな!!!!康二くんの恋愛ものドラマが普通にみたいなって思ったよ。ちょいちょいぽろっと関西訛りが落ちるのも彼らしくてよかったです。いいんです。あれは康二くんの身体を乗っ取ったおそ松が好き勝手やってるんで。

○カラ松(ひかる)
 よかったなカラ松!!!!私は元カラ松girlsなのでその思いもひとしお!あんなイケメンマッチョの身体使わせてもらえてほんとよかったな!!!!おい!!部屋で遊んでるシーンでギターをボローンって弾いてて沸いた。「むつごにうまれたよ」の歌思い出した(アイアイ)
 ひーくんの身体を借りたカラ松くんはもれなく戦うわけですね。そりゃそうだあの身体を手に入れたらより鍛えたくなるし、強さを試してみたくもなる。あのナルシスト具合がいい感じに筋肉にハマって(筋肉にハマるってなに?)イケメンナルシストマッチョが爆誕してましたね。カラ松に強靭な筋肉がつくと痛くねぇんだなと感心してた。あの橋にしがみついてるシーン死ぬほど笑いました。あとぬーーーんって気絶して流れていくシーンも。最高だったよ。だて様演じるピリオドとのアクションもさすが、とってもかっこよかった。ああいうアクション系のお仕事もっと見たいなとか(強欲)

○チョロ松(めめ)
 おまえが一番よかったな!!!!!チョロ!!!めめなんてイケメンに演じてもらえて!おい!あんな爽やかでカッコいいチョロ好きになっちゃうじゃんね。○コ松だけど。てかこれ改めてひでぇあだ名だな。神谷さん演じるチョロ松がすごくすごく饒舌にかつ神谷さん独特のつらつら喋る感じが特徴的なキャラだったのでどうかなと思ってたけど、めめのつらつら話す感じもすごくよかった。罵られたい(は?)カッコよ過ぎた。ホスト役とか最高だね。あれはチョロがやりたかったんだろうねめめの身体で。あんなキノコ頭でもかっこいいんだからすごいね。あとほんの一瞬しか映らなかったけどちゃんと橋下にゃーちゃんのオタクしてたんだね。安心したよ(?)これはオタクの強欲でしかないんだけど橋本にゃーちゃんにペンラ振り狂うめめも見たかったね!!!でもおどおどして女子にキモがられるとかいう超レアなめめが見れたのでオタクは満足です!!!!!

○一松(ふっかさん)
 正直一番一松がアニキャラに近くてびっくりした。近いっていうか観てて初めて思ったけれど、ふっかさんと一松の声を当てている福山潤さんってすごく雰囲気似てるよね(似てない?ごめんなさい)なんだろう目の感じとか、雰囲気的な? だからすごい近いものを感じたのかなと思った。知らんけど(知らんのかい♪)
 スーツの脚ほっっそくてびっくりしちゃった。やっぱふっかさんだね。個人的解釈として一松はふっかさんにひどいことさせないだろうなという感じで、やけに就職したがるのもなんか納得が行った。Snow Manさんの身体借りちゃったもんね。そりゃ焦るよね。一松だもんね。猫背でぼそぼそしゃべるふっかさんかわいくて保護欲が湧いた。猫と戯れるシーンとかあったら死んでたから危なかった。
彼のシーンなんか途中からカイジ→賭ケグルイになってて笑った。叫ぶの上手、ふっかさん。あとジョーカーも笑
 あとこれはほんと推測ですが、一松ってカラ松にすごくあたり強いじゃないですかアニメ本編で。でもあれがあんまりなかったのはひーくんの身体だったから遠慮したのかなってら思ってます。そういうとこ好きだよ一松ちゃん。

○十四松(さっくん)
 我が自担さくちゃんが暴れてるのか十四松が暴れてるのかわからなかった。やきう!!!十四松ちゃんって、アニメですごいジト目(猫目)をするじゃないですか、あれオタク大好きなんですけど、佐久間くんは黒目がめちゃくちゃでかいお陰でCG要らずでナチュラルにあのお顔ができるのが最高だなと思いました。かんわいぃ。かわいいね十四松。さくちゃん。なんか一人だけ時空超えて白黒になっちゃっててわらいました。かわいい。私は佐久間くんのキリッとしたときのお顔が死ぬほど好きなので、キリッ(`・ω・´)→「侍ジャパンってこと!?!?(アホ」の流れがめちゃくちゃ好きでした。真剣な顔した十四松の佐久間くん。好(ハオ) 
 おそ松兄さんがみんなにボコボコに言われて歩いて去っていくところ、ひとりだけアウアウしてどしよどしよって顔してるの鬼保護案件でした。やさしい君は私が養子にします!!!!!(違う) 一松に「帰るぞ」的なこと言われててけてけ帰るのもかわいかったね。てか腕伸びるのよかったね。怪物くんじゃん色も相待って、って思ってた。あ、マンホールなでなでさくちゅん、かわいすきて溶けました!!!

○トド松(ラウール)
 トッティ!!!!!トド松がラウール選ぶのは鬼解釈一致。身長高すぎん?って思ったけど、トッティならあの抜群のモデル体型を選ぶよね、わかるー⤴︎ ラウちゃんのやるトッティ顔めちゃくちゃトッティで笑ってしまった。うま過ぎやろ。あれ再現できるんだね。キュルキュルのトド松顔と、謎カイジ世界線上のトッティ顔の塩梅か最高だった。てかスーツ似合ってた!さすがー。
 ラウールのちょっと鼻にかかった甘え声みたいなのが入野自由くんの出す甘え声にすごく雰囲気が近くて、それもすごく良かった。あのクズ全開の時のがなる感じも。
 あとこれはなんとなく観てて感じたことだけど、十四松とトド松って並び的にその並びになることが多いけど二人の立ち方(十四松はそもそもまともに立たない)(トド松は常にもたれかかってたり少し身体傾けてたりする)から思ってたより身長差感じなかったのが上手いなと思った。まあ身長差が例えあったとしてもあれはラウールの身体に乗り移ったトド松なのでね!!!万事okなのですが。

以下終わらせ師

○エンド(しょっぴー)
 最高。一番笑い声が映画館内で溢れていたのかエンドのところでした。ワハァンとかウァンとかの漏れでるみたいなエンドのリアクションが(しょっぴー自身がああいうリアクションしてるときある)めちゃくちゃ面白かった。てか普通にケラケラ笑ってしまった。何気まともに見せかけて一番ギャグライン走ってたのは彼では。最後特殊メイクまでして出てきてたし。イケメンが全力でお笑いやるとあんなおもろいんだなって思いました。終わらせ師の私服?なのかADの服みたいな設定なのかわからないあのクソダサいチェックのシャツの渡辺くんマジメロかったね……。ベルトペシペシやってたのかわいかった。トト子ちゃんに「終わらせ師!!!!」って呼ばれて「ハイ!!!!」って走ってくるところめちゃくちゃ好き。100回観たい。てかエンドのおかげでおそ松チョロ松エンドのイケイケサラリーマンスーツ姿が見れたね!!!オタクはみんな感謝しようね!!!!時空超えて十四松の世界線(白黒)にいくとこも好きです。

○クローズ(あべちゃん)
 最も狂ってたのが彼でしたね!!!最高。あのド狂いキャラをあべちゃんがやることが最高でした。てか最初のエンドとの寸劇(シャンデリアのやつ)なんだったん? 喧嘩を止めるためか。まあおもろかったのでなんでもええんですけど。無精髭にぐちゃぐちゃの髪の毛の汚ねぇあべちゃんなんて多分今後一生見れないええものを見せてもらいましたね……(拝み 関西弁の胡散臭さも最高でした。最初「あかーーーん!!」って叫んだとき声がめちゃくちゃ裏返ってて、すのちゅの「ボードゲームやりまぁす」を思い出した。
 てか途中から腕だけアイアンマンになっててめちゃくちゃ笑った。なに、トド松はスターク社(アイアンマンの会社)まで立ち上げちゃったわけ???腕だけアイアンマンのあべちゃん「ミッションコンプリート」しか言わなくなっててワロタ。最後の終わらせ師のシーンもエンドもピリオドも元の姿に戻ってるのに彼だけアイアンマンのままだからね。不憫。

○ピリオド(だてさま)
 あれはシンプルに宮舘涼太さんでしたね。(?)めちゃくちゃ良い宮舘涼太さんでした。だてさんって普通のバラエティのときに少しキザなコメントいうとちょっと演技っぽく聞こえるときもあるんだけど、それがめちゃくちゃ映画に馴染んでてよかった。なによりあの謎のカラ松との戦闘シーンがめちゃくちゃ良かったですね。個人的にはあそこのバキバキのアクションシーンとあのあとのトド松の会社(?)に乗り込むところでの殺陣は本当にひかるとだてさんの個性を存分に出すためのシーンって感じがしてとても良かったです。オタクがみたいものを全部見せてくれるシーンって感じがしました。(ウルトラファンサタイム)あとあの革ジャンの流れね、顔の震わせ方とか、身体の動かし方のコメディ感がめちゃくちゃ上手くてケラケラ笑ってしまいました。
 あ、告知でも散々言っていた眉毛も思わず見てしまいました。とても綺麗な眉毛でした。



・ベラベラ喋り過ぎてしまった。総じてこのお話は脚本勝ちだな、ってすごく思いました。脚本がとても上手。と思ったらLIFE!の方が脚本やられてるんですね。納得。すごく面白かった。

・栗原類さん、ほんとあんな役やらせてすみません……って土下座したくなった(どの目線だよ

・個人的に一番鳥肌立ったのは加藤諒くん演じるハタ坊が出てきた瞬間です。「おまえ!!!まさかここで!!!!!」ってなりました。大喜びしちゃった。


・あと個人的MVPはダントツトト子ちゃん。
\超絶かわいいよ! トト子ちゃん!/
 ストーリー展開を誰より円滑に進め、ツッコミ、ヒロインの座もこなし、物語をまとめる彼女が真の終わらせ師だったのかもしれない……。てかシンプルに高橋ひかるさんがとっっっってもかわいかったです。かわいかった。脚綺麗だった。あのトト子ちゃん特有のゲスっぽい声出すのと甘ーいかわいい声を出すときの切り替えもめちゃくちゃ良かった。てかかわいかった!!!!!!メロメロになってしまいました。


・製作陣側も演者側もすごくすごく愛を持って作品を作られたんだなってのがひしひしと伝わる、とても素敵な作品でした。
 実写化企画ありきでSnow Manにオファーしたという流れがあったからか、いい意味ですごくすごく原作アニメ「おそ松さん」寄りの作品で、それに必死に食らいついていくSnow Manっていう関係性だったんだろうな。って思いました。
 原作側も映画「おそ松さん」を作る上で良い意味でSnow Manに忖度はしなかったものの、Snow Manというグループそのものへの愛はものすごくあって、それをエンドロールでめちゃくちゃ感じました。

・いずれにしても愛のある素敵な作品でした。

・個人的にはちょっと内輪ノリの強い部分もあるのかな?と思って観てたけど、途中から「なーに言ってんだおそ松さんってのはそもそも内輪ノリのかたまりみてぇな作品だぞ」と思い出しました。-完-

・てかブラビ(ブラザービート)良い曲すぎん?(今さら

・あとねぇ音楽がものすごく良かった。おそ松さんの音楽担当されてる方が入ってたんだね。道理で。アニメおそ松さん独特のポップなメロディーが映画随所に散りばめられていて、そこにもすごく愛を感じました。





・良い作品!すき!また観にいくぞ!!何しろカット数が多すぎて見逃したであろうところが多すぎる。端から端までみたい!!!






・あとニコイチこと岩本くんがパンフレット内で佐久間くんの真っ白な御御足をながめて「意外と白くてキレイな脚をしてるんだな」って思ったみたいな発言をしてるところでオタクはしめやかに爆発四散しました。

-完-

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