今日の新聞(2019/03/20)
2020年4月施行予定の虐待防止の改正案が閣議決定したという記事
親権者と児童福祉施設長らは体罰を加えてはならないと明記したことにより、今まで民法で認められていた「懲戒権」を検討する足掛かりを作れたと思いました。
「しつけ」というのは暴力をする親にとっては、とても便利な言葉で、児相の介入が難しいと考えられる原因には、相手が自信をもって「自分が正しい」と言えてしまう根拠があるからだと考えます。相手の論拠をなくすことで、変な理屈を並び立てる親権者がいたとしても保護につなげやすくなると思いました。
また、児相の体制強化に関して、一時保護などの「介入」を担当する職員と、保護者支援を担う職員を分けるとのことでしたので、今よりも職員の専門性がより高くなり、負担が減ることで一人一人への対応の質向上が期待できると思いました。
結愛ちゃんや心愛ちゃんの痛ましい事件があって、児童虐待が世間からの注目を集めるようになってから動き出したのは遅いと思います。
しかし、新しく具体的な改正案が考えられたのは進歩だと思います。
一度改正したからと言ってそこで安心するのではなく、まだ改善できるところはあるのではないか、とチェックしながらより子どもを守れる網を細かくできたらいいなと思いました。
これは、政府だけではなく国民全員が意識すべきことだと思います。
やっぱり網の間を埋めるのは近所の人など、そこにいる人間だと考えるからです。
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