今日の新聞(2019/03/17)
【気になった記事】
日本政府が、EUと共に11年連続で国連人権理事会に提出してきた北朝鮮非難決議案を今年は提出しないと発表したことに対する社説(毎日新聞)
【内容】
これまでの非難決議では、拉致問題を含む人権侵害を「人道に対する罪」と指弾し、北朝鮮が人権状況を改善するよう訴えてきた。
今回政府は北朝鮮との対話を実現するために、柔軟姿勢を見せようとしたと考えられる。
しかし、本来人権問題は拉致問題を含む包括的な概念であり、今まで国連総会などの場でも同様の決議採択を主導して議論をリードしてきた日本には、この問題に対する責任がある。
自らの政治のために非難決議を提出しないということは、これまでの決議は外交交渉の道具としか捉えていなかったと国際社会から見られても仕方がない。
日本政府は人権問題に関心が薄いトランプ氏に合わせることで北朝鮮が接近してくると考えているようだが、安易な期待は禁物だ。
相手に合わせて自分を持たず、原則を譲るようでは相手に足元を見られるだけではないかと懸念する。
【考えたこと】
最近の日本は相手に合わせすぎて、自らを失っていると思います。
自分の国の人が何を望んでいるのか、それを考えながら相手と上手く交渉して行くのが本当の外交だと思います。
せっかく拉致被害者の家族会の方が「被害者全員の即時帰国が実現するなら日朝国交正常化に反対しない」という金氏に対するメッセージをまとめたのに、日本政府はそれとは真逆の方向に向いていると感じました。
アメリカや北朝鮮の顔色を窺っていては、相手の思うつぼです。
また、彼らは尊敬するべき相手ではありません。
日本政府には、もう一度自らの立ち振る舞いを顧みて、本当にこの国や世界にとっていいこととは何かを長い目で考えてほしいと思います。
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