白蛇考察【ネタバレあり】

白蛇考察

こんにちは!初めましての方は初めまして。桜田うみと申します。
私の推し佐久間大介さんと、私の推し三森すずこさんが主演って、主演って?!??と、ワクワクしながら、全舞台挨拶のライビュを見に行った結果、3回観たオタクによる考察ですm(*_ _)m
時代背景に弱すぎて、色々調べきれてないので、考察済んでないところが多いです!!今のところのお話です!!

1.白がほかの蛇と違うところ

まず、物語の前提にある、国師の暗殺。ほかの蛇は、蛇母を尊敬し、人間を憎んでいます。国師の暗殺に、我こそはと志願する蛇は多かったことと思われます。
それなのに、選ばれたのは白。さらに、『やりたくない事でもやらなければならない』と言われていることから、白は暗殺の任務をやりたくなかった事がわかります。
以上のことから、白は『蛇母を他の蛇ほど尊敬しておらず』『人間への憎しみは弱い』と思われます。物語の終盤に置いても攻撃されるから、自分の身を守るため攻撃するという体制は崩していないことから、過度な憎しみはないと考えられます。
また、他の蛇や蛇母に対して仲間意識はそこまで無いように見える白ですが、青のことは、実の妹のように慈しんでいます。『やりたくない事でもやらなければならない』の、原動力としては、青を危険に晒したくない姉心が関係あるのかもしれません。

次に注目したいのは、白の能力です。
物語の中盤、船のシーンでチャンパンという忠義に厚い蛇に攻撃されますが、大蛇となったチャンパンを尻尾一撃で二つに割り、河のそこに沈めます。大分自信のある力自慢のような登場の仕方だったため、流石にあちらが弱いと言うよりは、白が周りの蛇より圧倒的に強いのでしょう。
その理由としては、白が蛇母と出会った時期が関係しているように思います。周りの蛇は、蛇母から仙術を教わっています(我が教えた仙術は、互いに協力することで力を増大する等のことから)。
白と青は、100年前に出会ったようですが、白は『1000年の修行を積んで人間の姿を手に入れた』とあります。「白と蛇母が千年一緒にいて、100年前に青と合流」と、「白が、蛇母と青たちに100年前に合流」の方が、辻褄は会う気がします。
半人半蛇の状態のほかの蛇たちに対し、白と青だけは、美しい女人の姿を手に入れています。100年間の仙術でそのレベルにまで持っていくことは不可能と思いますので、私は、『元から1000年修行をしていた白が、何かしらかの理由で蛇母達と出会い、自分を姉と慕う青には、自分の仙術を教えたため、白と青のみ、美しい女人の姿になれる。』と考えました。

2.宣について

宣も不思議な人です。
蛇が苦手で、蛇狩りができない腰抜けと周りには言われていますが、蛇を前にしても特に叫び出したりはしません。寧ろ、囚われてる蛇を憐れむような視線で見ていました。私目線では、蛇が苦手と言うよりは、ただ、蛇を殺したくないように見えます。
身体能力は高く、崖を慣れたように登っていき……と、ここまで考えたところで違和感を覚えませんか?宣の家は、村から離れた山の上にあります。宣の年齢で未婚ならまだ生家に居るのが普通な気はします。また、宣の両親は物語に出てきません。唯一、祖母のような人物は出てきますが、血の繋がりがあるかは定かではありません。小さな村では、親戚もだいたい同じ村に居るという印象があります。妖怪になった宣の言うことを唯一信じたのはお婆さんでした。
宣は、おばあさんが拾った子供なのでは無いでしょうか?
唐王朝末期では、世が乱れ、人々の生活は苦しいものだった様ですので、捨て子自体は珍しくないのではないかと思われます。宣の少し不思議な性格は、出自から来ているのかもしれません。

3.仙人について

仙人は仙境にて暮らし、仙術をあやつり、不老不死を得たものだそうです。
作中で言うと、宝青坊の主が近いものに感じますが、禁欲が必須であるらしく、欲まみれの彼女は違うでしょう。
どうして白は仙術を極めているのでしょうか。
国師は、不老不死になりたい。蛇母は、誰より強くなりたい。等、分かりやすく皆欲を持って仙人を目指し、仙術の修行をしています。
ですが、白からはそのような目標などは見受けられず、ただただ、日々修行に励んでいるように思えます。
欲がある人は仙人を目指すが、欲があれば仙人になれず、欲がない人は仙人を目指す動力はないという、仙人は矛盾を乗り越えねばならぬものなのですね。
あれだけ、仙術を使いこなせるようになり、1度は力を失うも、500年の修行でまた仙人になれそうになる……白はもう既に仙人になっていてもおかしくなかったのでは無いかそんな疑問が残ってしまいますね。


4.1000年続く恋について

この物語の主題であり、主題歌の歌詞にもある、『1000年続く恋』。
見終わった人の大半が抱く、『500年続く恋では、、??』という疑問。私も疑問に思いました。
そこで、私が持ってきた疑問点がこちらです
『白は誰に仙術を教わったのか』
ほかの蛇達は、蛇母から戦術を教わり、それ故に蛇母を敬った。だが、白は違う。
私が考えたのは、『白の仙術の師匠は、前世の仙人の宣』という仮説です。
1000年続く恋というのも辻褄が会いますし、白がとても強いことも、宣が浮世離れしていて頭がとてつもなく良い事も、腑に落ちます。
また、妖怪となった宣ですが、最弱の妖怪ということは、妖力が少ないはずです。それにもかかわらず、体の動きにすぐ適応しましたし、妖力を切らすことなく動き回ります。それも、妖力の扱い方を熟知した仙人の生まれ変わりとあらば、無理は無いのでしょうか?

仙人の宣が、蛇と出会い、蛇に仙術を教えます。しかし、蛇と時間を過ごすうちに、蛇に恋に落ちてしまった。欲を持ってしまった仙人は、仙人ではなくなり力を失います。白のために、宣は白の記憶を消します。白は、記憶を失ったまま、仙術の修行をします。けれど、失ったものが大きくて、気が乱れ、仙人にはなれない――そんな、物語があったのかもしれない、と思いました。

5.感想

青と白は、宣と白と違った特別な関係ですが、出会いなどに関係あるのでしょうか?
続編もまた、吹き替え版が出ることを願っています。

フルグラフィックCGアニメって、、凄いですね、、髪質から服の質感、さらに、縫い目まであるのが本当に製作者様方の本気を感じました。宣の縫い目は荒くて少し曲がったりしていたり、姉妹の服は高級そうな布だったり、、いつまでも見ていたい!!
佐久間さんも、三森さんも、杉田さんも、聞き慣れている声の方々なのにも関わらず、そこにその世界があると思いながら3回も見れたこと、本当にすごい作品だと改めて思います!!!!

長々とありがとうございました!!
私はこう考えた、という話ですので、あくまで個人の妄想として胸に留めてください。
他の方のこう考えた!も聞きたいです!!

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