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心があたたかくなった2日間


2023年2月18日、
人生で初めて、九州に行った。
人生で初めて、一人で飛行機に乗った。
人生で初めて、一人旅をした。
そして、人生で初めて、BUMP OF CHICKENのワンマンライブに参戦した。

これは二日間の旅でたくさんの人にもらった大切な思い出とあたたかい気持ちを記録するためのnote。
苦しいとき、つらいとき、見返したら前を向くための勇気になる。そんな気がする。
正直、こんな小学生みたいな題名でいいのか?(笑)と思うけれど、今一番伝えたいことで、今一番記憶にとどめておきたいことだから、これできっと正解だと思う。



わくわくと不安

人生初の一人旅、最初はわくわくが勝ってた。一人で福岡まで行けるなんて最高!!福岡でおいしいものたくさん食べて、BUMPのライブも楽しんで、楽しすぎるじゃん!!ライブが待っている私は最強だ!!とまで思ってた。

だけどいざ行く日が近づくと、もし何かの間違いでその楽しみがなくなってしまったらどうしよう…と考えるようになった。

一人旅。わくわくするけどその分不安なことがたくさんあった。

朝早いけどちゃんと羽田空港に着けるかな
ちゃんと飛行機乗れるかな
ちゃんと一人で福岡に行って、帰ってこれるのかな

不安の種が芽を伸ばし、また私の前から楽しみがいとも簡単に消えて行ってしまうのではないか、またあのときみたいに心が痛むんじゃないか、そう思うようになると、心が自分自身を守るために、楽しみにすることを避けるようになった。そのおかげで大大大大大好きなBUMP OF CHICKENのライブなのに、全く楽しみに思えなくなってしまった。

そんな自分の心がどうしても好きになれなくて、なんで私はライブ前なのにこんなにも鬱々としているんだろう…と自分のことを嫌いになりそうになった。


一人旅が始まる

2月18日の朝、3時50分に起きるはずが、目が覚めて時計を見たらなんと1時49分。その後二度寝しようとしたけどなんだか寝付けず、ずっとぼけーっとスマホを眺めてた。前日も21時には布団に入ったけれど、不安8割、ワクワク2割のどきどきで結局22時くらいまで眠れなかった。つまり、4時間睡眠。最悪のコンディションである。

予定より早い時間に布団を出て、家を出る支度を始めた。順調に支度を進めて、予定通りの時間に家を出て、最寄り駅まで行って、電車に乗った。
BUMPを聴きながら、電車に揺られてた。朝のこの時間だと同じ目的の人が多く、スーツケースを持った人がたくさんいた。

よし、ここまでは順調だ。
やたらと隣のおばさんがこちらをチラチラ見てくること以外、変なことはない。

しかし、おばさんがこちらを見てくる理由は途中の電車の乗り換えのときにわかった。

「羽田空港行き運転見合わせ」

ええええええええええええええええええ???
私、福岡いけない…?

それがよぎった瞬間、本当に泣くかと思った。
駅員さんに聞いても「待つしかないですねぇ」と言われ、どうしよう、どうしよう、どうしようと混乱してしまった。

あぁ、あのおばさんは荷物の感じから羽田に行く人だったから、同じ目的であろう私はどうするんだろうとこちらを見ていたのか、、
いや、そんなことより、羽田空港に行かないと。。

とりあえず周りにもたくさんスーツケースを持った人がいたから、その人たちに着いて行く事にした。
細かいことを書くと色々良くなさそうなので割愛するが、なんとか、なんとか羽田空港に着いて、初めてなりに頑張って、やや迷子になりながら飛行機の搭乗手続きを済ませ、飛行機に乗り、無事、福岡に着くことができた。

こんな感じに私の初一人旅は不安が的中したのかなかなかにハードモードなスタートを切った。

福岡に着いた後も、方向音痴を爆発させてGoogle mapでは徒歩2分となっているのに10分以上かけて辿り着いたり、お昼ご飯食べようと思ってたところがめちゃくちゃ混んででお昼ご飯難民になったり、なんてことない小さなハプニングに沢山おそわれた。

腹ごしらえをして(人生初のもつ鍋、それはそれはおいしかった)
物販のために、フォロワーさんに会うために、BUMP OF CHICKENに会うために、いざマリンメッセ福岡へ。

福岡に着けただけですこし安心感があって、もう不安はなかったけれど、マリンメッセで知っている人に会えて、すごい安心した。わあああ、私、福岡に来たんだああ!とやっとうれしい気持ちが心の底からあふれ出してきた。

それだけじゃない。
福岡でフォロワーさんに声をかけたとき、
「〇〇です…」って感じでややビビりながら言うと、
みーーーんな、
「わーー!!!〇〇ちゃん!!!!!!!」
みたいな反応をしてくれて、もう本当に嬉しかった。あたたかかった。
そこにいていいんだよって言ってくれたみたいだった。
そのあたたかさが残っていて、今も心があたたかい…


実は

実は最初の先行で福岡当たったとき、色々と想定外で(東京、福岡、大阪を申し込んで、東京+福岡と大阪のどっちかが当たったらいいなぁと思ってたら、まさかの福岡+大阪だった)お金とかを考えて福岡を手放そうかと思っていた。
でもそれをある人に伝えたら、バイト頑張ってお金用意して、それでもダメならリセール出せばいいのでは…?と言ってくれて、確かになぁと思ってとりあえずバイトを頑張ることにした。

1月の元日から5日間、毎日約10時間労働して、最後の方本当にヘトヘトだったけど頑張った。
週末も全部バイト入れて、元々理系で教職も取ってるから忙しいし1月にはテストもあるのに…これを乗り切ったらまじですごい!ってスケジュールを組んでしまった。(結局バイトは何回か休んじゃったけど、、理由は後述。)

そのおかげで福岡行きと大阪行きの資金を手に入れた。あのとき、福岡を諦めない選択肢を推してくれたあの人には心から感謝している。


12月のこと

去年の12月の半ばに自分自身が分からなくなるような、今までの自分を全て否定されるような体験をした。実際には否定された訳じゃなく、淡々と私の置かれている環境に対する客観的事実を述べられただけではある。でも、まさか、自分がそんな境遇にずっとあったとは思っていなかったから、身の回りのものすべてが怖く感じる、眠れない、怖くてなかなか家に帰れない。
これは伝わる人にだけ伝わればいいと思っているので詳しくは触れないが、そのときの気持ちに一番近かったのは次の歌詞だった。

君がライトで照らしてくれた 暖かくて寒気がした

太陽 / BUMP OF CHICKEN

自分が当たり前だと思っていたことは、当たり前ではなかった。
自分が気付かないうちに負っていた傷を”君”が照らしてくれた。
もちろん善意で。でも、ものすごく痛かった。
”ライト”は暖かいけれど、自分のいる場所はものすごく寒かった。
それに気付いてしまった。


1月のこと

1月の半ばにも色々あって(思い出すとまた苦しくなるから深くは触れない笑)文字通り心をボコボコに壊されて、4日間位本当に全く動けなくなってしまって、自分の部屋からも出られなくて、まともにご飯も食べられないし、動悸はすごいし、眠りは浅いし、どうしようもなくて、生きた心地がしなくて、それでもなんとか生きて、生きのびた。

正直、BUMPのライブのために生きようとか全く思えなくて、浅はかだけど本気で消えてしまいたいって何回も思った。

そのせいでバイトは何回か休んだし、テスト期間も心がボロボロで一個くらい単位を落としたと思う笑(笑っている場合ではない)(結果落としてなかったセーフ笑)

それでも生きることができたのは、誰かと一緒に心から笑い合えた過去があったから。
また、笑い合いたいから、生きようと思えた。


笑い合った過去がずっと 未来まで守ってくれるから

宇宙飛行士への手紙 / BUMP OF CHICKEN

それ以来、私はこの歌詞をお守りのようにしている。

でも、自分の部屋に一人でいると、本当にひとりな気がして苦しくなった。
そんなときに、苦しい気持ちをTwitterでつぶやくと反応をいただけた。
それが本当に支えになっていた。まだ私はひとりじゃない。そう思うことができた。


素敵な思い出

福岡に行って、直接フォロワーさんに会って、自分の支えになってくれている人たちに会えた。
ひとりだと思っていた私はちゃんと目の前のこの人と繋がっているんだと感じた。
日本の遠く離れた場所でちゃんと生きている人と繋がっている。
そんな人たちとほんのわずかな時間だけでも同じ時を過ごすことができた。
心から笑い合うことができた。

だからきっと、この過去も未来を守ってくれると思う。

福岡で会ってくださった方々、あたたかく迎え入れてくれて、本当にありがとうございました。
素敵な思い出をたくさん、ありがとうございました。

あなたが”そこにいる”から、私は生きることができます。

いつか必ず、また福岡に行きます。





SOUVENIRたち



初BUMPの思い出がこんなに素敵なんて、私はしあわせものだなぁ…✨
勇気を出して福岡に行って本当によかった☺️

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