ニュージーランド留学後の進路は?
ここでは中学または高校1年生まで純ジャパ(純日本人)として育ってきた学生がニュージーランドの高校を卒業した後、どんな進路を歩むのかについて話します。
ほとんどの人は日本の大学へ
ほとんどの人は高校卒業後、日本の大学に帰国子女枠やAOを使って入ります。普通の一般試験を受ける人は少ないです。
普通の方法で受けると日本の高校出身の人と勝負しないといけないので圧倒的に不利です。
あと、日本はなぜか英語をできる人を過剰に優遇するので、その優遇制度に乗っかっちゃったほうが得です。
帰国子女は試験の内容が論文や面接といって普通の試験より準備が少なくて済みます。ニュージーランド卒業生のほとんどが帰国子女を優遇する大学だったり、英語関係の大学・学部に入ります。
人によっては、浪人という形をとります。大学を選ばなければ現役で大学に入ることはできますが、それなりにレベルの高い大学(早慶)に行こうとすれば1年浪人は必要になります。
ニュージーランドには日本の大学の情報が入りにくく、オープンキャンパスにも行けないことから日本の大学について真剣に考える時間を作るのが難しいです。
結局、日本に帰ってからじっくり考えるという人もいます。ニュージーランドの高校は卒業式らしいことはしないので、最後の統一試験を受けたらそのまま学校とはおさらばという形です。
自分の試験の科目によりますが、早い人は11月末に学校が終わる人もいます。日本より数か月早く卒業できるのでその間に日本に帰って大学の試験を受けることになります。
つまり全然時間がないです。
自主的に調べて、勉強して先生に必要な資料を請求してという積極的な行動ができれば現役合格はできます。あとは、親が助けてくれる人は現役で受かりやすいです。
共働きの親は難しいです。厳しい現実ですが。
でも私は親に全部やってもらうことは反対です。せっかく親元を離れて過ごした自立力を生かすチャンスですし、大人への一歩なので、なるべく自分でやるようにすると成長できます。
「親にこの資料が欲しい、この大学のオーキャンを動画で送ってほしい」とか自分が積極的に頼むことは必要ですが、
親に「大学どうするの?大丈夫なの?私がここに決めといたから、あとで論文一緒に書こうね」とかそういうのはやめましょ。
大人になってから苦労するので、親子の依存関係はここで卒業しましょ。
最近 はやってきている 進路
それは、マレーシア進学です。
ほかのアメリカやオーストラリアの大学よりも安く、かつ同レベルの授業が受けられることから人気になっています。
最近増えてきて、ニュージーランドの高校卒業資格を取っていれば、IELTS5.5以上で進学することができます。
マレーシア大学は3年間しか大学の期間がないので、1年日本より早く卒業できるのも利点です。
1年早く社会に出れますし、日本の大学と違って、海外でも認められる大学の卒業資格を取れるダブルディグリープログラムや途中からオーストラリア、イギリス、アメリカの大学に移籍することもできるプログラムもあります。
学費も日本の国立大とほぼ同じなのでお得です。物価が安いので、家賃4万でプールジム付きタワマンに住むこともできます。
生活費が日本にいるよりも安いです。それを考えると、日本にまた戻るよりせっかく英語を勉強したんだから、英語をしゃべる大学に行ってもいいんじゃないかと思いません?
そう思ってる人が多いので、最近は東南アジアの大学に行く人が増えています。特にマレーシア。
さくぱんの進路とおすすめ
さくぱんは、日本の大学目指しましたが落ちました。1年浪人しても落ちました。そもそも、さくぱんは2年留学しているといっていますが、正確に言うと「2学年分」留学。
つまり1年と8か月しかいなかったんです。大学の要項見ればわかると思いますが、帰国子女扱いしてくれるのは「特定の国に2年以上いた人」となっていて2学年分とは書いてないんです。
なので、普通の高校生として受けなければいけませんでした。AIUは特別に受けさせてもらいましたが、5年以上海外にいた人と一緒の英語の試験を受けて、ぼろ負けでした。
1年浪人しても入りたい大学には入れなかったのであきらめました。さくぱんの目指していた日本の大学のレベルが思ったより高かったからです。
日本は大学の試験が1年の一回しかないので正直きついです。1年また棒に振るのは嫌だったので自分は何をしたいのか考えるという時間を設けました。
つまり、ニートになりました。
そこでマレーシア進学が出てくるのです。前から知ってて、NZにいた日本人の一部もマレーシアの大学を目指してる人がいたので興味はありました。
でも、なんでいくのか、そもそも大学っていく意味あるのかずっと自問自答して、バイトしたり、起業してみたり色々考えた結果、やりたいことと行きたい学部と大学を見つけました。
それが、海外建築です。
なんとなくだけど。
それでマレーシアに行くことも決めました。下見のためマレーシアに旅に出ようとしたら、ちょうど出発の4日前にコロナで飛行機が飛ばなくなりました。
それでまた一年、足止めを食らうことになります。今は大学の試験にも合格して、出発に向けて準備しています。ただ、下見に行けなかったのは残念です。それはさておき、
さくぱんがお勧めする進路は、ないです。
一人ひとり得意や苦手なことがあるし、全員に「これ!」と言えるものはないです。よかったら、(ツイッターのDMで個別に相談OKです。)
でも、日本の大学に進学するなら、名前が有名なところがいいです。行きたいとこがないならね。ぶっちゃけ学費も高いですし、むやみにテキトーな大学を選ぶよりも名前が知られている大学に進学するほうが元が取れます。
それに今は、10代でも事業を立ち上げてお仕事ができる時代ですので、自分で仕事を作ってみたり、高校卒業後すぐに会社に就職することもできます。
皆さんの将来は大事なことなので、私がどうこう言えるわけではないですが、もし悩んでいて、私でいいなら相談乗ります。
でも、最後はあなたが決めるんだよ!
まとめ
・NZ卒業留学の後は選択肢が海外か日本か
・ほとんどの人がまた日本に戻る
・普通の高校生ではない将来の選択肢の広さがある