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初心者でも半日で完成【応援うちわ】作り方
富士急ハイランドのコニファーフォレストで行われた「ミュージカル『刀剣乱舞』すえひろがり乱舞野外祭」に自作うちわを持って参戦しました。
(急に2.5次元オタクであることを暴露する)
今回がほぼ初めてのうちわ作りでしたが、なんとか半日で間に合いました。
(注:裏面は無地)
初心者でも出来た(私なりの)最短うちわ作りの方法をまとめます。
今回、昔買った画用紙の余りがあったので買い物なしで作れましたが、この記事では買い物から始める場合の作り方をまとめます。
また、現在の私は在宅ワーカーですが、誰でも再現しやすいように会社に通っていた頃を思い出しながら1日の流れを考えてみました。
【応援うちわ】とは?どうやってできている?
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コンサートやライブ、イベントで使われる自作のうちわのことを「応援うちわ」といいます。他にも「ファンサうちわ」や「ファンうちわ」とも呼ばれるようです。(以下「応援うちわ」で統一)
応援うちわを作る目的は人によりますが「ここにファンがいるよ!」と推しに伝えたいだけの人から、推しからファンサ(投げキッスとか指さしてもらえるとか)をもらうためという人までいます。
応援うちわは、大きく分けて2つのパーツで出来ています。
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今回は紹介しませんが、文字を色画用紙で作らず、作成したデザインをプリントアウトして無地うちわに貼る手法もあるようです。
そちらの方法は、このローソンの記事が分かりやすそうでした。
やるべきことは、ざっくり分けて4工程です。
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材料と道具を買う(買い物)
文字をデザインし、印刷する(デザイン)
色画用紙を文字に合わせて切る(チョキチョキ)
作った文字をうちわに貼る(ペタペタ)
元開発職の経験を活かし、最高にして最強の工程表を考えてみました。
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事前準備
持ち込める応援グッズは公演によって異なります。少なくとも、うちわのサイズや、使ってはいけない素材は買い物前に把握しておきましょう。
例えば、今回私が参戦したイベントではこのような規定がありました。
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面の部分(持手を含まない)が直径30cm(30cm×30cm)まで
お持ち込みいただくうちわの枚数の制限はないが、応援の際は必ず1枚
装飾する場合も、直径30cm以内、かつうちわの面からはみさないようにする
モールなど取れやすいものでの装飾はNG
ホログラムなど、反射してしまう可能性のあるものでの装飾もNG
デザイン後、買い物後に「用意していたうちわが大きすぎた!」「NG素材を使う前提でデザインしていた!」と気が付いた場合、買い物にもう一度行かなくてはなりません。
また、グッズに関する暗黙の了解があるかも調べておくと良いです。
例えばミュージカル刀剣乱舞の場合、うちわに書く名前は「役者名(キャスト名)」ではなく「配役名」だと決まっているようです。始めて参加するイベントの場合、こういった「界隈の常識」も調べてから行かないと、ひんしゅくを買う恐れがあるので気をつけましょう。(せっかく作っても、応援に使えなかったら悲しいですよね……)
ここまでの段階を、文字のデザインや買い物リストの作成前に終わらせておきましょう。
デザイン
デザインといっても仰々しいものではありません。おすすめは専用の無料アプリを使ってサクッと終わらせてしまうこと。
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アプリでは、無難に30cm × 30cm のうちわを買うと想定して文字を配置しておきます。
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デザインを終えたら、必要な色画用紙が分かります。私のデザインの場合、ピンク、黄色、白色、黒色の4色ですね。ピンク色を基調にしたのは、推しの「色」(配役ごとに公式から割り振られている色)だからです。
現場で見て、やはりうちわには推しの色をメインにしている方が多い印象でした。が、文字を読みやすくするために工夫するのはOKそうでした。
次回は推し色をメインにしつつ、もう少し読みやすい配色にチャレンジしてみたいです。
後悔&悩んだポイントは、裏側の文字です。
悩みすぎて時間がなかったので、今回は表面だけで参戦しました。
現場で見ていいなと思った文字は「今日誕生日です!」「右の人、〇〇推しです」「大好き」「いつもありがとう」です。
誕生日だった方は、大和守安定が舞台から降りてきたときに近づいてパチパチしてくれてました。なんて素晴らしい誕生日プレゼント……!
いつか誕生日のチケットを握れたら私も作ってみたいです。
買い物
100円ショップまたはLOFT・東急ハンズで全てを揃えていきます。
絶対に買うもの
うちわ
色画用紙(片面用にA3を2枚用意すれば良さそう)
ハサミ、またはカッター
のり、またはテープのり
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あれば便利なもの
カッターマット
マスキングテープ
うちわケース(野外+雨予報の場合は絶対に買う)
プリンター
自宅にプリンターがない場合、帰り道にコンビニ印刷も済ませておきましょう。
注意!
うちわに対して思っていたより文字が小さい可能性があります。
一度試し刷りをして、思っていた文字サイズかどうか確認してみましょう。
私は思ったより文字が小さかったので、A4の紙1枚に1文字ずつ印刷する羽目になりました……
チョキチョキ
文字を印刷して、画用紙を文字の通り切り抜いて貼っていきます。印刷は、カラーでなくても大丈夫です。
画用紙の上に印刷した紙を置き、文字に沿ってカッターでくり抜いていきます。紙がずれないようにマスキングテープなどで貼っておくと作りやすいです。
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黒色画用紙が手元にないのを失念していました。仕方ないので、白色画用紙を縁取るように黒色マッキーで塗って誤魔化しています。
ペタペタ
文字をくり抜き終わったら、それぞれをノリでくっつけていきます。
帰宅してから2〜3時間もあればここまで辿り着けます!
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文字をうちわに貼り付け、寂しい場所に模様を配置したら応援うちわの完成です。
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完成!
最後に、応援うちわを持って行くための準備をします。
応援うちわは思ったより大きいので、ある程度のサイズのカバンか、うちわを入れる専用の紙袋などを用意しましょう。
雨の予報なら、百均で買ったうちわケースに応援うちわを入れます。
うちわケースをうっかり買い忘れた場合、サランラップで巻けばなんとかなります(実話)
最後に
応援うちわを作る間、イベントで流れそうな音楽を流していたので、「うちわを作ってる〜!明日は現場に行くんだ〜!」とワクワク感が溢れました。日常から非日常に自分で変えていく感覚、最高です。
この応援うちわで参戦したところ……テンションがめっちゃ上がりました。受け身なだけでなく、自らイベントを楽しむ気持ちにもっていくのも良いですね。
デート前日、服装やアクセサリーを決めたり、特別なパックをしたりする時間も楽しかったなぁと思い出しました。(お金かかるけど)
ファンサをもらえたらそりゃもちろん嬉しいけど、もらえなくてもうちわを作るだけで前日からイベントを楽しめるなら、作ったほうがお得な気がします。
いつか作ってみようかと迷っているなら、一度作ってみても損はしないと思います!
ただし、今回、なんとか前日に作り始めて完成できましたが、買い忘れたものがないか?材料が足りなかったらどうしよう?と、かなりドキドキするので、可能なら前々日にはうちわを作り始めることをおすすめします。