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【現実】留学先としてのマレーシア
マレーシア留学258日目。
今日下の記事で言及した大学に進学予定の方から日本人コミュニティに関する懸念のDMをいただきました。
それを機に改めて大学留学先としてのマレーシアを留学8カ月目の自分が考えてみます。
結論として、学問目的としての留学先としてはわからん!英語目的の留学先としてはおすすめはしない!です。
まず最初の学問目的ですが、
東南アジア文化やイスラム教関連の学問(イスラム金融など)を学ぶにはイスラム国家で英語を使用するマレーシアは費用面も考慮すると最適。
次にビジネスやIT、ホスピタリティなど他分野でもマレーシアには世界大学ランキング二桁から200位台までに名を連ねる大学が多いので十分選択肢になり得る。
というのが留学サイトやエージェントが言う情報です。ただ正直それが事実かどうかはわかりません。
なぜならまだ自分はファンデーションしか経験していないからです。マレーシアの学部どころか他国や日本の学部のレベルも知らないのに勝手なことは言えません。確実に言えるのは、国を問わずレベルの高い大学も低い大学もありますよね。なのでどの大学を選ぶかということに尽きます。
次に英語目的でのマレーシア留学です。これは語学学校ではなく大学での勉強や生活を通しての英語力向上を目的にするという意味でいってます。
こっちはおすすめしません!日本人留学生が多すぎます!
ノッティンガム大学のようなクアラルンプールから離れた場所にある大学には日本人は少ないのですが、首都中心部の近くにありよく名が挙がるテイラーズ、サンウェイ、モナッシュ、APUはみなさんが想定しているより日本人が多いです。特にテイラーズ。
なので「自分は日本人とはつるまない!」という強い決意がない限り日本人とキャンパスライフを送るということになります。もちろんそれは悪いことではありません、留学生それぞれの目的によります。
自分のケースは同じ入学時期に日本人が他にひとりしかいなかったので普段は外国人と一緒にいますが、仮に日本人がもっといたら彼らと距離を置けたかというと自信をもってイエスとは言えないです。
さらにマレーシアには多くの日本企業が進出したり語学留学者も多いため、求めれば学外の日本人と関わる機会もたくさんあります。
自分は大学でこそ外国人といますが、よく外部の日本人と交流をもつので日本語を使う機会が多く、英語漬けの生活ではないです。
大学でも日本人といる人はもっと日本語を使い、英語を使いません。
大学卒業後に帰国して働く人にとっては日本人人脈を築けるのでいいと思いますけどね。
なので英語目的の場合は日本語をできるだけ使わないという決意を持って留学することをおすすめします。
長年マレーシアで生活している日本人の方によると、ここ数年で日本人留学生が急激に増加しているようです。
円安や世界的な物価高のなか留学費用を抑えられるという経済面が最大の理由だと思います。
このトレンドはしばらく続くでしょう。
これで終わればマレーシア留学を諦めたりネガティブな印象を持つ人が多いと思うので、ここでマレーシア留学を褒めます。
・成長が続く東南アジアの中心国でのコネクションを築ける
・国際社会の重要ファクターであるイスラム文化を身をもって学べる
・中華系やインド系も多いためそれらの文化も身をもって学べる
・東南アジア諸国にすぐ遊びに行ける
・食が日本人に合う
・欧米に比べ予算を抑えられる
・色んな国の人が集まり多国籍な友人関係を作れる
・治安がいい
・気候が安定している(日本の夏よりずっと過ごしやすい夏が一年中続く)
・親日国であり多くの日系企業が進出もしくは進出予定
・日本食には困らない
・自分自身留学してて超楽しい
もっとあると思いますがとりあえず今思いついたのはこんなところですかね!最後のはかなり個人的なものですが笑
国に関わらずメリットデメリットを考慮して留学先を選ぶといいですね。
選べない人たちもいますしね。
例えばイエメンの人たちはそもそも外交関係を結んでる国が少なく、結んでいても学生ビザの基準が厳しいなどの理由で必然的に留学先は同じムスリム国家のマレーシアになるそうです。
他にもそうした制限のある国が多い中、日本人は「選べる」という特権があるのでそれを自覚して、感謝をもって真剣に考えたいものです。