タジキスタンの家族社会がすごい
マレーシア留学7日目
最近タジキスタン人と友だちになったのですが、彼が1時間に1回くらい音声メッセージを送ってるんですね。何してんのって聞いたら「親にメッセージを送ってる」と、1時間に1回親からメッセージが届くけど、1回でも返さなかったら心配で鬼のように電話がかかってくるらしいんです。別にひとりっ子ってわけではなく下に4人兄弟がいるのにこの溺愛?ぶりです。
さらに話を深掘ると、タジキスタンにいる時はどこへ行くにも、どんなアプリを取るにも親の許可を取らないといけず、日本人には考えられないほど束縛されてるみたいです。もちろんアルバイトはした事がなく、その分学費、生活費、遊興費などお金は全て出してもらっているそうです。
しかもそういった親の愛による束縛はその子の家庭だけではなく、程度の差はあれタジキスタン全体と一部の中央アジア諸国にみられる文化だそう。ミャンマーのイスラム教徒の子も親の影響が強いので、イスラム教の教えも影響していると思います。
本人は愛されていることに感謝した上で、そういった束縛に当然辟易しています。
親の心配も分かりますが、個人的には20近い子どもは温かく見守っていてほしいです。
追記 2024/03/30
僕が通う大学は留学生が多いのですが、そこで過ごすうちに家族の影響が強いのはアジア全体の傾向だということがわかりました。マレーシア人の友達も日本人からしたら束縛と感じるものを親から受けていますし、友達と旅行に行くにもわざわざ許可を取らないといけないそうです。バングラやパキスタンも一緒。キリスト教のフィリピンもそんな感じだったので特定宗教ではなくアジアの特徴(宗教も一因だろうけど)らしい。東アジアの日中韓台はどうなのだろう。当然家庭によりますが、日本も昔は親の縛りが強かったのを考えると発展度合いによって家族の影響力は弱まっていくのでしょうか。