![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/157920793/rectangle_large_type_2_5dcb6480fd41fbcd44b40fbe3221f0da.jpeg?width=1200)
人生という流れ
生きていると、いろんなことが起こる。
生涯忘れられない心が満ちる幸せな出来事や、二度と経験したくない苦しい出来事、ほんとうに様々だ。
良いことも悪いことも平等にやってくる。
きっといろんな経験を通して、様々な感情を知り、
学んだことを次に活かし、自分という人間をより深く、濃くしていくんだ。
人生って、そのためにあるのだと思う。
今、私の人生は苦しい流れの真っ只中だ。
できれば経験したくなかった事が起こった。
なぜこうなってしまったのか、どうすれば元に戻せるのかと、随分もがいてきた。
二十数年生きてきて、今まで苦しい出来事をどうやって乗り越えてきたのだろうと考えてしまう。
ここ数年は幸せな出来事が多く、悲しい感情や苦しい感情、その乗り越え方を忘れてしまっていた。
それはある意味すごく幸せなことだった。
今までの数年間当たり前に側にあった、ずっと続くと疑うことのなかった幸せを噛みしめている。
でも、一見悪い出来事も、後から考えると必然だったり、もっと大きな困難を防ぐために起こっていたりする。
長い人生で考えると、いい結末に向かうためのきっかけに過ぎないのかもしれない。
自然は止まることを知らない。
川の流れの中に大きな岩があっても、水は少しずつ岩を削りながら流れていく。
人生にも流れがある。止めてはいけないのだ。
今がどれだけ苦しくても流れに乗って
越えなければいけない必要な痛みがある。
自分の力でどうにもできない出来事は、自然の流れの一つなのだと思う。
どれだけ足掻いても、もがいても、逆らおうとしても、
そうなる流れというものがある。
いい出来事も悪い出来事も、その全ての流れを受け入れ、
腐らずちゃんと生きていけば、辿り着くべき場所に辿り着ける。
力を抜いて辿り着いた場所が、その時の私がいるべき場所なんだろう。
人間も自然の一部なんだと改めて思う。