浜離宮恩賜庭園
東京を旅する時に有名な観光地に行くだけでなく、美術館や庭園に行くのも楽しみの一つです。
大都会の中の緑あふれる庭園は、旅先でもほっとできる憩いの場なのです。
もちろん朝一番に入るのを目指します。
だってまだまだ暑いのもの。
今回はこちら
浜離宮恩賜庭園
江戸城の出城としての機能を果たしていた徳川将軍家の庭園。
(出城とは、本城の外の重要な場所に築いた城のこと。防御を固め、本城を支えるための城のこと)
徳川将軍家の鷹狩り場に家綱の弟、松平綱重が海を埋め立て甲府浜屋敷と呼ばれる別邸を建てました。
その後、将軍家の別邸となり浜御殿と呼ばれていました。
幾度かの造園、改修ののち11代家斉の時代にほぼ現在の姿の庭園になりました。
明治維新の後、皇室の離宮となり名称が浜離宮になりました。
昭和20年東京都に下賜され整備されたのち浜離宮恩賜庭園として公開され、特別名勝及び特別史跡に指定されています。
松の緑と林立する高層ビルが不思議な景色を作り出します。
歴代の将軍たちは御茶屋で賓客と共に景色を楽しみながら食事をしたり、調度品を鑑賞して過ごした他、鷹狩の際の休憩場所としても使われていたようです。
その後、焼失していた4つの御茶屋を史資料に基づいて忠実に復元されたそうです。
海水を引き入れ潮の干満で池の趣を変える様式です。
都内にある江戸の庭園では唯一現存する海水の池です。東京湾の水位の干満に従い水門を開閉して池への水の出入りを調整しています。
徳川将軍さん達は、将来こんな景色になるとは想像しなかったでしょうね。
今見たらどんな感想を言われるかしら。
見下ろすな!って叱られそう。
東京観光に利用するには移動の時間も楽しめるので、水上バスもいいですね。
外国人さんの団体にも出会えました。
日本を好きになって帰ってくださいね。
とても暑く、日陰もないのでじっくりと全体を見る元気はなくなりました。
サラリと見てまた季節の良い時に訪れます。
無理は禁物です。
都心最大規模20万株のキバナコスモスが9月いっぱいで、次は約10万株のピンクの秋桜が咲き始め10月に見頃だそうですよ。
春は菜の花が楽しめるようです。
約300年前6代将軍家宣が庭園を大改修した時、その偉業をたたえて植えられた松です。
変化、進化する東京をここで黙って見続けた松様!
今どんなお気持ちですか?
これから東京は、日本はどうなるの?
成るように成る
そう言われるかもね。
今を生きろ!ってね。
これから紅葉の秋、浜離宮恩賜庭園をお散歩してはいかがでしょうか。
広いので歩きやすい靴で行きましょう。
入園料300円
年間パスポート1200円もあります。
9庭園共通年間パスポート4000円もいいですね。東京に住んだら買うなきっと。
秋だけでなく桜、梅、牡丹園、藤や菖蒲、と一年を通して楽しめそうです。
都立文化財9庭園とは
浜離宮恩賜庭園◯
旧芝離宮恩賜庭園
小石川後楽園◯
六義園
旧岩崎邸庭園
向島百花園◯
清澄庭園◯
旧古河庭園
殿ヶ谷戸庭園
まだ4つしか行っていません。
めざせ9庭園制覇!
制覇した人、教えてください。
次はどこがおすすめかな?
今回の記事は入口でもらった文化財庭園課のパンフレットを参考にさせてもらいまとめました。