山口市の瑠璃光寺について
前の記事で山口市がニューヨークタイムズで2024年行くべき52か所に選ばれたことを書きました。
山口市は瑠璃光寺に国宝の五重塔があります。
五重塔は令和8年3月まで、約70年ぶりの檜皮葺屋根の全面葺き替え工事のため残念ながら見れないようです。
ともさんからコメントで知らせてもらいました。
特別夜間イベントで囲いのデザインシートをスクリーンにして、光のアートで表現するプロジェクションマッピング(2024年1月19日から28日)や
和歌のカーテンゾーンとステンドグラスで大内文化思想をめぐる道という、空間アートプログラムなど(2024年2月25日まで)が行われているようです。
ニューヨークタイムズに選ばれたので、今後も色々とプロジェクトを考えていかれると思います。
日本の人ならまた行けばいいわと思えるけれど、海外から来た人はとても残念がることでしょう。
その人たちの心にも五重塔は見れないけれど、瑠璃光寺に来てよかったと思える企画やおもてなしが必要かもしれませんね。
こちらの五重塔をどうしても見たいのなら、新しくなってから行かれるといいですよ。
工事のための現在の姿です。
こちらも貴重な風景です。
今しか見れないこの風景をあなたがどう思うかですね。
私は出雲大社の「平成の大遷宮」の前に御本殿大屋根特別拝観で、今しかみれない工事の風景を近くで説明を聞きながら見ることができました。
その時頂いたのがこちらです。
こちらは60年間大国主大神様のお住居をお守りした、大屋根の檜皮が入っています。記念にお守りとしていただきました。
姫路城の修復工事の期間も、その時しか見れない工事の様子をわざわざ見に行きました。
素屋根内部に見学施設「天空の白鷺」が作られ、ガラス越しに天守や修理の様子が見れました。
伊勢神宮も式年遷宮の前の年に、御社殿と隣に囲われた新しい御社殿が並んで建っている姿を見に行きました。
貴重な姿でした。
その後、それぞれの場所で新しくなった姿も見るために再び旅をしました。
工事の様子を見て完成した姿を見るとまた感動が違いますよ。
修復中に訪ねるのも、日本の建築工匠の技という建造物等を受け継ぐための伝統技術継承の大切さを知る良い機会だと思います。
変わらない姿を残し引き継いで、神も人も国家も永遠に続くと良いですね。