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平城宮跡歴史公園

 


◆平城宮跡歴史公園


奈良での最後の日はこちらに立ち寄って山陰へ帰りました。
朝一番に行ったのでまだあまり人がいない平城宮跡歴史公園です。
1300年の時を超えて奈良の都を感じてみましょう。

平城京は唐の長安をモデルに設計され、都の中央北端に政治の中心となる平城宮が造られました。

朱雀門前広場

★朱雀門

朱雀門

平城宮の正門が復元された朱雀門です。
奈良時代、外国使節の送迎などの儀式も行われたそうです。

平成10年に復元

平成5年から工事をはじめ平成10年に竣工しました。
4万2000枚の瓦が葺かれました。

発掘調査でわかった朱雀門の出土した瓦は、藤原宮に葺かれた瓦が再利用されていたそうです。
昔のほうがエコですね。


広い公園の中を近鉄奈良線が走っています。


踏切を渡りました
朱雀門とこんな感じになります


★大極門と東楼 

大極門と復元整備中の東楼(右側)です。
右の東楼が完成したら、囲いの建物を横に移動させて西楼も作るそうです。

令和4年に復元 大極門

大極門は第一次大極殿院(復元整備中)の正門です。

奥に見えるのは第一次大極殿です。


★第一次大極殿

平成22年に復元 第一次大極殿

天皇の即位や元旦の式典など特別な儀式にだけ使われました。
平城宮の中心の建造物の復元です。

第一次大極殿は奈良時代前半のもので740年に恭仁京に移築されました。
さらに難波、紫香楽等へ移った都が5年後に平城京に戻りました。
その時、東地区の大安殿の建物を新しく建て替えたのが第二次大極殿です。

二度もこの地が都になったことさえ知りませんでした😅

緑の中にたんぽぽが沢山ありました

こちらは内部が見学できます。


鴟尾
天皇の玉座(高御座)
四神と十二支が描かれています

屋根瓦は9万7000枚を使っています。
大変な作業ですね💦


屋根の中央の飾り

 

大極殿の上から見えたかわいい緑の円柱は、建物の堀立柱を円柱に刈り込んだイヌツゲで表しているそうです。
根が大きく張らないので地下の遺構を保護するのに適しているようです。


★平城宮いざない館

歩いているとカラス君がいきなり銅像の頭に止まりました。
もともとカラスがついた銅像ではありませんよ。
きっとこの施設も見なさいと言うことですね。
カラス君、タイミングが良すぎて笑えました☺

この銅像の人は棚田嘉十郎さんです。
私財をなげうって平城宮跡を守ろうとした人です。
食べるものがなくなっても、家を手放しても、失明してもこの地を守られた人です。


この人がいなければ今この景色は見れなかったのかも知れません。
その他多くの人々の協力のもと、忘れられていた平城宮がこうして姿を蘇らせてくれています。
ここに立つと優しい気持ちになれる不思議な空間です。



第二次太極殿跡を指さしているそうです

カラス君の言う事を聞いて平城宮いざない館を見て帰ります。

平城宮いざない館は平城宮跡歴史公園の意義と素晴らしさを伝えるガイダンス施設です。
平城宮全体の復元模型(1/200)がありました。

平城宮・平城京の姿を出土品や資料などでわかりやすく紹介しています。
ボランティアガイドの説明もありオススメの施設です。

面白かったのは奈良時代の役人の給料と住まいの比較が展示されていました。
昔の役人もかなり差がありましたよ。
しっかり勉強もしていたようです。
奈良時代の身分別の食事や服装も興味深かったです。

★復元遣唐使船

復元遣唐使船

実物大の復元遣唐使船は約5000km真西の長安の都を向いているそうです。
細かいとこにも気持ちがこもっています。


★平成うまし館

天平うまし館

天平うまし館はカフェやレストラン、県内の特産品などを販売しています。
お土産はこちらでどうぞ。
 


その他にもいろいろな施設があるとてもとても広い公園です。
団体客や修学旅行では寄られるでしょうね。

のんびり過ごしてね


奈良がますます好きになった今回の旅。
飛鳥地方が見れなかったので、そのうちリベンジします!

皆様、ゴールデンウィークに奈良はいかがでしょうか。
絶対人は多いと思いますが😅
ぎゅうぎゅうでへとへとになってもsakuさんは責任は持ちませんよ。
でも楽しいですよ〜✨

奈良の旅は見どころが離れているので、シニアは奈良交通の定期観光バスを利用してもいいかもしれませんね。
1名から出発確定で、バス運賃に拝観料がセットでお得です。
奈良の名所をバスガイドさんが案内されます。
VR体験やランチのついたコースもあるようで楽しそうですね。



🌸今回の記事は平城宮跡歴史公園でもらった平城宮跡管理センターのパンフレットを参考にまとめました。


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