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テート美術館展 光 ターナー、印象派から現代へ
田舎者の私は東京に行くと美術展を見て帰るのが楽しみです。
今回は国立新美術館のテート美術館展と、東京都現代美術館でのデイヴィド・ホックニー展の2つに行きました。
まずはテート美術館展です。
平日の一番乗りだからか、お年寄りが多かったのです。
都会のお年寄りはこういう芸術に触れられるから、おしゃれでセンスが良くて若いのかも。
よっしゃ~sakuおばさんも若返ろう、センスを磨くぞ、楽しもう。
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2014年のオルセー美術館展以来の国立新美術館です。あれからもう9年とは早すぎる。
今回の光がテーマにピッタリの美術館ですよね。
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英国のテート美術館のコレクションから光をテーマにした作品を選ばれ、18世紀末から現代まで約200年間の作品約120点を楽しめます。
今回は撮影不可と書かれた作品以外は、写真撮影ができるのです。
詳しいことは知識がある方がまとめられた記事を載せさせてもらおうという、らくらくコースを選ぶ図々しいおばさんであります。私の頭のレベルではまとめきれないボリュームとレベルだったのです。
気になる人の記事を読んでみてください。
素敵な3人の記事を閉じ込めて私の宝物にしちゃいました。
🖌デザイン史を学ばれた鮎さん
デザインを学ばれた人ならではの視点での考察や、バウハウスについて詳しく感想を書いておられます。
🖌女子美を出られている薪さん
全体の展示構成についても取り上げておられます。
ターナーから始まった光の旅をオラファーで終わるという表現が心に残りました。
🖌美術館にお勤めのLe yuseeさん
ターナーの作品のメッセージボードにあったゲーテの色彩論を取り上げ、考察に使われています。じっくり丁寧に鑑賞されています。
皆様本当にしっかりとまとめておられます。
おばさんは感動しました!
どの人の記事を読んでも美術館で見た作品をもう一度思い出し、頭を整理することが出来てとても勉強になりました。
素晴らしい皆様です。シェアさせてくださりありがとうございました。
私がいくつか気に入って撮った写真も一応見てくださいね。
写真では伝わらないけど・・・
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「ドーセットシャーの崖から見る
イギリス海峡」
この光が私は一番好きだったかも。
天から降り注ぐ光が優しく包まれている感覚になれます。天使の梯子のようです。
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ホイッスラー
「ペールオレンジと緑の黄昏
ーバルパライソ」
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「ポール=ヴィレのセーヌ川」
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「ビィの古い船着き場へ至る小道」
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「エプト川のポプラ並木」
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「露に濡れたハリエニシダ」
ミレイといえば「オフィーリア」が浮かぶ。
この光の絵も美しい。好きかも。
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「室内、床に映る陽光」
すごく光を感じませんか?
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「母と子」
優しい光の表現ですね。
母の愛も光。
絵の中に絵がある絵が好き。
昔は苦手だった現代アート作品は、最近は少し好きになりました。
頭が柔らかくなったのか?
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「ぶら下がったかけら」
蝶々や鳥がたくさん飛んでいるようでも、葉っぱと木漏れ日のようでもあります。。
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見る角度でも感じが変わります。
上だけ見ても下だけ見ても、一緒に全体を見てもなんだか可愛いです。
絵本のスイミーを思い出しました。
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吊るされているのですが、少しづつ角度が違っているので同じように光が当たっても影の形はかわります。
とても面白いです。
吊るすのが大変だったでしょうね。
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「ナタラージャ」
とてもカラフルで動きを感じる好きな作品です。元気をもらえました。
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「アブストラクト・ペインティング(726)」
じっくり見るといろいろ見えてきますよ。
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「ブリック・レーンのスペクトル2」
カラフルな色の溢れる世界。
ネオンやステンドグラスのようです。
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星くずの素粒子
最後はモノトーンの幻想的な世界。
クリスタルボールのようです。
吊るされた球体には反射ガラスがはめ込まれていて、ミラーボールのように回転しています。
光が当たり、壁に反射した模様が星のように浮かんでいます。
宇宙に浮かぶ星たちはこんな感じなのかな?
一つ一つの壁の光は人間のようにも感じました。
球体は大いなる源。
元々みんな一つの光から別れた光。
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これはぜひ体験してください。
あれれ?
sakuさん
ところでターナーは?
人がたかっていたからね。
遠慮したの。
また撮り忘れたわけ?
本物は自分の目で見てくださいということ。
私は光。
みんなも光。
光と闇も、光と影もみんな1つ。
ずっとずっと昔から地球は光が溢れていたのですね。
それを確認できた心に残る展示会でした。
外に出ると太陽さんが眩しい光を届けてくれました。
あつーい!いえいえ文句は言いません。
光の展示を見たからね。
太陽さんに感謝!光に感謝!
☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜
東京は10月2日までです。
大阪は10月26日から2024年1月14日。
大阪中之島美術館です。
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