シヤッターチャージ
先人たちもそれなりに工夫をしてました
これはデジカメではなくフイルムカメラの話ですが、シャッターチャージって知ってますか 機械式のカメラ 要するに フィルム時代のカメラですね。
機械式シャッターを使うためにシャッターを前もって バネを伸ばして固定しシャッターボタンを押すとバネが元に戻る力の反動でシャッター幕を開けたり閉めたりします。
めんどくさいですよね だけどよく 皆さんがデジタルカメラはどんどん 取っちゃうけどあれは電子シャッター で電気信号でシャッターが動きますが、フイルムカメラは経済的にも問題があるかもしれませんが技術的にも 1枚撮ったらシャッターチャージをして1枚写真を撮る次の写真を撮る間に再度シャッターチャージをする工程が1回増える為、嫌でも 丁寧に取りたいという思いがありました 。
一時撮影が終わったらシャッターチャージをして終わるか、しないで終わるか論争が起こったそうです。
なぜならチャージすればシャッターのバネが次の撮影まで延びているままだからバネが伸びきってしまうからチャージすべきではないという論争でした 。
当時の人がいかにカメラを大事にしてか分かりますよね。
でも フィルムカメラ時代に私はシャッター なんかチャージしたことない、そう そうなんです私もチャージした事有りません。
なぜなら1960年以降のカメラはチャージしなくてもシャッターは自動的にチャージされてるんです。
シャッターボタンを押してシャッターが切れるとフィルム を巻き上げるために巻き上げレバーでフィルムを巻き上げます。
その時に一緒に巻き上げレバーがシャッターチャージをしてくれるのです 。
シャッターチャージができる前の胴体がジャバラ で出来たカメラは、自動のシャッターチャージが付いていません。
だから 1枚 写真を撮ったら手動でシャッターチャージをして 1枚写真を撮ったらシャッターチャージをまたするという今では全く想像もできないくらい めんどくさい工程があったんですよ。
その為速射写や連写などはとても無理でした。
そのため主な写真の対象は人物と風景でした。
カメラが大きい事もありますが写真1枚取るのに早くても30秒ほど掛かるのでスナップなんかとても無理です。
今これを体験するには現代では4✕5カメラで撮るしかありませんが写真そのものを理解するには最高のカメラです。
私は一時期4✕5を使っていたのでカメラ撮影の腕はダメでも写真の総合知識は人1倍あります。
時間とお金のある方はお勧めです。
古いのになぜか新しい世界が広がりますよ。