施術の問診が上手くなるコツ
治療成功塾を主催しています、作尾大介です。
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このnoteの記事は15年前の修業時代の自分に向けて、メッセージを伝える気持ちで書いています。
ですので、すこしマウントをしているような表現があるかもしれません。
そこは、過去の自分に指導していると思って読んで頂けますと幸いです。
この度は修業時代に苦手だった問診について書かせて頂きました。
今だからわかるのですが、修業時代は問診中に患者さんを不快にさせてしまうことをやっていました。
その後、15年以上の臨床を積んで学んだ、問診についてまとめさせて頂きました。
もし、
・初診の患者さんの問診が苦手
・人と話をするのが苦手
・問診中に手汗が止まらない
(昔の私のです)
こんな事でお悩みでしたら、この記事がきっとお役に立てると考えています。
お時間の許す時に読んでいただけますと幸いです。
修業時代に問診でやっていた失敗
僕がよくやってしまった問診時の失敗があります。
それが専門用語を使ったわかりにくい説明でした。
例えば患者さんが「肩が痛い」っておっしゃった時に
「首の頚椎の1〜4番に向かって肩甲挙筋がついてるんで、それが硬縮してるのです」
「首を左に側屈させた時、あるいは回旋させた時に放散痛が出ているのです」
こんな説明をされたら、患者さんは何を言われているのか全くわからなくなります。
その結果、「この先生に話をしてもわかってもらえない」と来院をやめることになっていたのです…
今思うと本当にダメなことをしていました。
話は変わりますが、わかりやすい文章を書く人や、話し上手な人って、全くと言って良いほど専門用語を使わず、誰にでも理解しやすいように説明をしてくださいます。
知識を吸収し、反芻していくことによってシンプルにわかりやすく伝えていくことが可能になると考えています。
これは施術の技術と同じかもしれません。
問診で患者さんの本音を教えていただく方法ってあるの?
当時の僕は初診の患者さんの問診に入るのが苦手でした…「若い施術者やと思われてるんとちゃうやろか?」「本当は院長先生にみてもらいたいんじゃないのかな…」
と、勝手な思い込みがあったのです。
でも、今になって思います。この悩みって全てが自分のことばっかりなんですよね。
それに加えて、自分が学んだ浅い知識の中で患者さんの症状を答え合わせしようとしていたのです。
本当に自分勝手な問診をしていたと、当時の患者さんに申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
患者さんは、心身ともに辛くて整骨院でなんとか治して欲しいと、来院されたにも関わらず、悩み事を無視して、症状だけを聞き出そうと問診していました。
そりゃ患者さんは離れていっても仕方がないと痛感します。
問診って「聞く」ことが大切だと気がついた修行時代
柔道整復師の国家資格を取って6ヶ月経ったある日、勉強会でお世話になっている有名な先生の治療院を見学させて頂きました。
そこで驚いたのが、初診の問診の時に患者さんが涙を流して話し始めたことでした。
問診をしていた先生は患者さんが話をしている際に、
「そうなんですね」「大変でしたね」「知らなかったです」という相槌を打っているだけでした。
そして、一通りの問診が終わると施術はわずか5分で患者さんは一回9,800円の施術費を支払い、来週の予約を取っていかれたのです。
一体何をしたんだろう?
先生に質問をさせていただくと、こちらの解釈を入れずに
「ただ聞くことに集中してただけです」
と、教えて頂きました。
問診時はこちらの言いたいことを我慢して聞くことが大切だ、と教えてくださったのです。
私よりも数倍もベテランの先生が、言いたいことや気がついたことを一切口にせず、聞くことに重きをおいて問診をされている姿を見させて頂きました。
今ままでの自分がいかにダメだったかを痛感しました。
それから問診で聞くことを意識することで、修行時代に沢山の患者さんから頼っていただけるようになってきたのです。
15年前の整骨院開業を目指して学んでいた自分に向けて
問診って本当に奥が深くて、知識を身につければ話したくなって聞くこと忘れる。
ということを繰り返しながら今でも勉強を続けています
ですが、やっぱり問診が上手く行かない時って、自分自身が言いたいことを伝えている時が多いことを痛感しています。
もし、15年前の自分にメッセージを送れるのでしたら、
治療家として医学書を読んだり、技術を磨くセミナーに参加するのはもちろん大切です。
でも、もっと患者さんのお役に立てるようになるには、問診で聞くことに意識を向けることだ伝えたいと思います。
最後に
私が主催させていただいております治療院成功塾では、グレーな保険診療に頼らない整骨院や鍼灸院、治療院をつくるコンテンツを作ろうと取り組んでいます。
「保険で不正をしている経営者を見て幻滅した」
「保健書を投げつける下品な患者さんは施術したくない」
と、お考えでしたら治療院成功塾で提供させていただいてますコンテンツがきっとお役に立てると考えています。
もし、将来保険診療に頼らない整骨院や鍼灸院をつくたいとお考えでしたら下記QRコードより
「このnoteで書いていることって本当かな?」
「治療院成功塾って一体どんなことをしてるんだろう?」
と、お気軽にメッセージをいただければと考えています。
この度のブログ記事がお役に立てれば幸いです。
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(監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介)