治療院を開業して成功するために必要な「時間の感覚」について
治療院開業サポートを主催しています、作尾です。
この度は開業する前に身に着けておくと、失敗を避け、成功の可能性を高めることができる「時間の感覚」について、書かせていただきました。
「開業するときは自費診療を導入したい」
「自分の理想の治療院を作りたい」
「開業したら今よりもいい生活を送りたい」
そうお考えでしたらこの度の記事がきっとお役に立てると考えています。
お時間の許すときにご覧いただけますと幸いです。
時間と言うものは、誰にでも平等に与えられているものですよね。
時間は買うこともできないですし、他の人から譲っていただくこともできません。
つまり、時間はお金では買えない価値のあるものだと言えます。
もし、この時間を奪われたとしたら…
どんな人でも不愉快な思いをするのではないでしょうか?
・待ち合わせに平気で遅れてくる
・段取りが悪くて、余分な時間を取る
・約束の時間を守らない
僕はまだ未熟な人間ですので、こんな行為をされると腹が立ちます。
逆に人の時間を奪うことのないように気遣いができる人は、周りからも好かれるようになります。
開業した時に失敗を避ける為に、下働きの取組が大切
人の時間を奪うことのないように気配りができるようになると、一緒に働くスタッフからはもちろんのこと、患者さんからも信頼される先生になります。
では、日ごろから関わる人の時間を大切にするには、どうしたらよいのでしょうか?
自費診療で成功している先生に質問させていただき、教えてくださったことをまとめてみました。
・出勤や待ち合わせ時間には10分~15分前に到着しておく。
・交通機関を使う時は、30分ほどゆとりをもって電車やバスに乗る
・提出物や支払いはできるだけ早く済ませる
・メールやlineの返信はすぐに行う
といったことを教えてくださいました。
もし、将来先生が開業するとして、9時から患者さんの予約が入っている場合、先生は9時から治療ができる状態になっておく必要があります。
9時ギリギリに出勤して、焦った心理状況で治療なんて出来ません。
逆もしかりで、患者さんがギリギリに焦って息を切らした状態では良い治療はできないものですよね…
ゆとりをもって出勤し、リラックスして準備をすると、患者さんや同じ職場で働くスタッフにも優しく接することができます。
勤め先の上司や院長も、就労規則に出勤が9時という規定があれば、注意をしないことが多いです。
とても残念なことに、最近は仕事場でも時間の感覚を教わる機会が減っているのです。
患者さんからも職場のスタッフからも好かれる人間性が身につくと
人の時間にまで気配りができるようになると、きっと日々の治療にまで良い影響が出ると思います。
さらに、患者さんや、職場の同僚、院長からも大切にされるようになってきます。
本音を言うと、僕が院長だったらそんなスタッフと働きたいです。
反対に、人の時間を奪うようなスタッフとは仕事をしたくないものです。
下働きのうちから、人の時間を奪わないように気配りができるようになっておくことをオススメします。
そのためには、日ごろから提出物や約束の時間にゆとりをもって行動する癖をつけておきたいものです。
こういった習慣が開業した時に、患者さんやスタッフと信頼を築くきっかけになります。
僕自身、もう一度「人の時間を大切にする」「人のことを思いやる」という感覚を忘れないように、日々の生活を送りたいと思います。
この記事が将来開業を考えていらっしゃる先生のお役に立てれば幸いです。
(監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介)