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golchiki
整形外科一問一答① 『健康寿命って何?』
本日より、整形外科診療で良くある質問について解説していくシリーズを始めてみようと思います。
#途中で飽きたらすみません
健康寿命って何?
健康寿命とは
「介護を受けたり、寝たきりになったりせずに日常生活を送れる期間」
のことで
「平均寿命から寝たきりなどの介護を要した期間を差し引いた寿命」
とも言い換えられます。
介護の期間が長い日本
少し古いデータにはなるのですが、2016年のWHOの統計によると、日本は寿命自体は世界で一番長いそうです。
しかし同年のデータでは、他国の寝たきり期間の平均は約7年であるのに対し、日本は男性で約9年、女性では約12年となんと世界最長。
一度介護が必要な状態、あるいは寝たきりの状態になってしまうと、本人は勿論、支えるご家族の精神的・経済的負担が爆発的に増大します。健康寿命をできる限り、寿命に近づけていくことが必要です。
解決策
生活習慣の見直しを日々行ったり、背骨や四肢などに少しでも不具合があったらすぐに整形外科を受診し、症状に合った運動療法(リハビリ)を行うことをお勧めします。
また、不具合がなくても日々の運動は欠かさないように。ほとんどの高齢者の患者さん(最近は若い方もですが)は、運動が全く不足している印象です。
女性は骨粗鬆症治療も大切なので、65歳を超えたら早めに骨密度検査をすることもお勧めします。(ちなみに日本は骨粗鬆症治療に関しては、後進国と言われることもしばしばです。)
まとめ
これからの日本は、高齢者の割合がどんどん増えていきます。なるべく高齢者が健康で動けないと、社会が成り立たなくなってくることが予想されます。みんなで健康寿命を伸ばす努力を、是非していきましょう。
本日も読んで頂き、ありがとうございました。
フォローといいねを何卒よろしくお願い申し上げます。