見出し画像

帰国子女医師が考える日本の英語教育の改善点

こんにちはThe Splendid、SAKUです!
普段は整形外科医として働きながら、音楽活動をしています!

昨日こんな記事を書かせて頂きました↓

これを受け

「日本の英語教育をどうしたら改善できるか」

を自分なりに考えてみたので、そちらについて触れたいと思います。

はじめに

僕は1989-1994年アメリカに滞在していた帰国子女です。英語に関しては、ほぼネイティブレベルだと思います。

日本の英語教育は1998-2004年の6年間受けています。

※今回の内容は僕が受けた頃の英語教育に対する改善点なので、今の英語教育では既に改善されている点もあるかもしれません。そちらはご了承の上、読んでみてください。

概要

以下のように改善したい。

文法中心 → 単語中心
文学などの固い文章 → 映画の台詞、洋楽の歌詞
文語表現 → 口語表現

方法・手順

以下です。

① 英語をもっと身近なものにする
② それによってモチベーションを上げる
③ リスニングの強化
④ スピーキングの授業を増やす

それぞれ見ていきましょう。

① 英語をもっと身近なものにする

いきなり壮大なことを掲げてしまいました。

これはマクロレベルで考えると、もはや教育全体あるいは文化レベルから変えなきゃいけないので、今回はミクロレベルで。

英語の授業は、小学校低学年くらいまではただただ「英語の音声が流れるコンテンツ」を流す授業にする。

みんなの興味のありそうな映画を見せたり、音楽を聴いてもらったり、とにかく英語のエンタメにただただ触れるだけの時間にしてしまうのはどうでしょう?

まずは英語を身近なものにして、英語を好きになってもらう。これが目標です。

※ちなみに、僕が小学校低学年の頃はアメリカに住んでいましたが、あちらの教育番組「セサミストリート」をめちゃくちゃ観てました。あとはアニメを見たり、音楽はラジオで聞いたりしていました。住んでいるだけで英語に自然と触れていたわけです。環境ってやっぱり大事ですよね。

② モチベーション強化

すると大部分の子供たちが「英語を勉強して、もっと楽しみたい」というモードに入ると思うんですよね。

小学校高学年のこのタイミングでは、今まで触れてきた映画や音楽の解説を先生が行う。単語や口語表現の授業ですね。

このくらいから同時にアウトプットを。

アウトプットはいきなり英会話をやるんじゃなくて、映画のセリフの真似をしたり、洋楽を歌ったりミミッキング(いわゆる真似)するだけの授業。

ミミッキングは発音が良くなることも期待して行います。何事も真似事から。(真似ぶ=学ぶ)

③ リスニングの強化

リスニングは、前述のミミッキングでもかなり鍛えれると思うのですが、中学校くらいから従来の英語の授業をやりつつ(ただし文法の授業は少なめで単語中心の授業)、リスニングは毎日10分程度ラジオなどを聴くことを宿題に。

何を隠そう、このラジオを聴く習慣は僕自身が母にやるように言われ、帰国直後から行っていた習慣です。(ちなみに洋楽を歌う習慣も僕自身がやっていたことです。今の音楽活動にも繋がってますね。)

題材はもちろん、エンタメ(映画、音楽)で尚且つ最新のものを。生きた英語をリスニングすることが大事です。

④ スピーキングの授業を増やす

仕上げはやっぱり会話ですね。

会話で大事なのって実はリスニングなので、小さいうちにリスニングを鍛えておいてから、会話に移るのはそのためです。

ちなみに映画のセリフのロールプレイングや洋楽を歌う授業を小さいうちにやっておくことで、この頃には

「英語を喋ることに対する羞恥心が無くなっている」

ことも期待しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

教育全体にも言えることなんですが、子供たちの「勉強したい」というモチベーションをあげることが1番大事だと思うんです。自発的にやらないと身にならないですからね。

なぜそう思うかというと、僕自身「何のために勉強するのか?」という疑問をずっと払拭できず、勉強に対してネガティブなイメージをずっと持っていたからです。(今なら「世の中の事象を体系的に捉えるため」と解釈できますが…)

では子供達のモチベーションをどう上げるのか。

・その年齢の子が興味がありそうなこと
・そして実生活で役立つことが実感できるもの

を中心に組み立てていくのが良いと思います。本ブログは上記に即して、自分なり改善点を考えてみた次第です。

最後に余談になりますが、今までは日本製品は日本で売れれば十分に企業がやっていける時代だったそうです。(すごい)しかし近年は、日本製品も世界で売れるようにならないとやっていけない時代に突入し始めているとのこと。(あら)

諸外国は、元々国内で経済が回らない国も多いから元から英語教育に力を入れて、海外で売れる商品を作ってきているとのこと。そのため日本は少しだけその辺出遅れてしまっているそうです。これは悲しい事実ですね。

日本の英語教育が変わって、日本人がガンガン英語を話して、世界に羽ばたいていける時代がくるといいですよね。海外に滞在していて思ったのは、日本人は本当に優しくて思いやりのある、優秀な人たちだと思うので。

ちなみにだからと言いますか、僕は日本人のアイデンティティを持って、英語でその気持ちを歌うということをやっていたりします。

本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
よろしければフォローとスキを何卒、よろしくお願い申し上げます。

僕のやっているバンドの最新MVはこちら↓




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?