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【全文無料】ソウブレイズex(シティリーグ上位デッキ分析/Fレギュの採用情報あり)
✓ シティリーグ(トーナメント進出デッキのみを集計)
✓ 上位進出数が増加しているソウブレイズexを分析
✓ トナメ進出デッキを分析し、上位デッキの傾向値を知ろう!
✓ Fレギュの採用状況を踏まえた、今後の立ち位置を検証
✓ 全文無料でご覧いただけます
■入賞数・シェアの推移
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≪大阪CL≫以後シェアを大幅に上昇。ただしトナメ進出デッキにおける3位以上のシェアは高くなく、上位勢における立ち位置は高くないことが伺える。
■ソウブレイズexデッキとは
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『ソウブレイズ』の特徴
『ソウブレイズex』は炎タイプの1進化ポケモン。HP270と高い耐久力を有するポケモンといえる。特徴としては≪炎エネルギー1枚≫で繰り出すことのできる技「しんえんほむら」。ダメージは≪30+トラッシュにあるエネルギーの数×20≫と青天井のダメージを与えることができる。エネルギー1枚で技を繰り出せる再現性の高さと終盤におけるワンパン性能、また様々なタイプのエネルギーを採用できることが特徴と考える。
環境の立ち位置
登場当時より再現性の高さやプレイングの難易度が高くないことから一定のシェアを誇っていたが、有名プレイヤーが≪シティリーグ≫で優勝、また≪大阪CL≫のトーナメント進出をきっかけに使用者が急増。特に『パルキアVSTAR』を採用し、『かがやくゲッコウガ』の「げっこうしゅりけん」を使用する型、また『マシマシラ』の特性「アドレナブレイン」を使用する型などが登場し、一気に環境トップクラスにシェアを伸ばす形となった。
■採用カードの状況
主なポケモン(採用率25%以上)
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『ソウブレイズex』は平均3枚程度の採用となっている。
『カルボウ』は技「おにび」の採用が中心。≪HP70≫かつ≪逃げエネ1≫を要因として優先的に採用されていることが想定される。1ターン目の再現性を目的とした『イキリンコex』、特性で≪エネルギー≫をトラッシュできる『かがやくゲッコウガ』は確定採用。≪大阪CL≫前は採用率が50%未満であった『オリジンパルキアVSTAR』の採用率が上昇。これは『かがやくゲッコウガ』の技「げっこうしゅりけん」を早期に繰り出すことを目的にしており、この採用により環境上位の≪サーナイトex≫≪ドラパルトex≫に対する明確なプランを打ち出せるようになった。本構築の増加が環境における『マナフィ』の採用を上昇する要因となっていると考える。≪パルキア採用型≫が増加したことにより≪サポート≫『カイ』の採用も上昇。結果として≪水ポケモン≫や≪1枚採用のグッズ≫の採用が増加したものと思われる。同時に『マシマシラ(アドレナブレイン)』の採用も増加。『ソウブレイズex』は≪1進化ポケモン≫でありながら≪HP270≫と高い耐久力を持ち、相手の攻撃を耐えることも多い。『マシマシラ』を採用することでダメージ量の補助となるだけでなく、対面の選択肢を狭める効果もあり、『マシマシラ』をベンチに置くことで相手にプレッシャーをかけることができる。最後に『スボミー』関して。≪ソウブレイズexデッキ≫は後攻の場合、特段の攻撃手段がないことから、登場当時より相性の良いデッキとして認知されてきた。引き続き相性の良さを感じさせるものの、先行時に使用することが少ないことや後攻を取るデッキの増加などにより、徐々に採用率は減少してきている。今後の採用状況が気になる1枚といえる。
採用率が低いポケモン
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トナメ進出デッキの中でいくつか珍しい採用が見られる結果となった。ただし、いずれのカードも採用率は10%未満と低く、現時点で新たなタイプの登場とはいえない状況。対面時は≪主なポケモン≫を中心に警戒することが良いと考えられる。
グッズ
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入賞デッキ全てに採用されているカードは5種。ポケモンへアクセスする為の『ネストボール』『ハイパーボール』、基本エネルギーを手札に加える『大地の器』、山札を掘り進める中で必要なカードを手札や山札に戻すための『夜のタンカ』『ともだちてちょう』が採用率100%となった。注目カードは『ヒスイのヘビーボール』と『ポケモンキャッチャー』。≪大阪CL≫以前は『ソウブレイズex』の攻撃力や耐久力、また再現性の高さを活かすプラン(『ポケモンキャッチャー』などを使用し、サイドを≪2-2-2≫で取る)を目指す構築が多かった。一方、現環境ではHPの低い≪Vまたはexポケモン≫の採用が少ない≪サーナイトex≫≪ドラパルトex≫≪ブリジュラスex≫などが多くなったことからプランの見直しが必要となった。また対戦後半に息切れすることが多かったことから終盤における再現性の高さを上げる構築を目指す必要が出てきた。結果として≪パルキア型≫が増加する形になり、1枚採用の≪たねポケモン≫が多くなった為、『ヒスイのヘビーボール』の採用率が上昇した。また安定感を損ねる『ポケモンキャッチャー』の採用率が減少する形となった。
ACE SPEC(グッズのみ)
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≪大阪CL≫以前は≪パーフェクトミキサー型≫≪プライムキャッチャー型≫が同シェア程度であったが、年明けからは≪パーフェクトミキサー型≫のシェアが上昇している。『パーフェクトミキサー』は≪山札から好きなカードを5枚トラッシュ≫することができ、エネルギーをトラッシュすることで『ソウブレイズex』の技を100ダメージ上昇させることができる。また序盤に使用することができれば、山札から不要なカードを抜くことができることができる為、強い山札作りができる利点もある(これは古代バレットなども同様)。使用するタイミングが限られる『プライムキャッチャー』や最大限の効果を活用できない『シークレットボックス』は良いタイミング使えれば強いものの、再現性の高さが低く、現時点では≪パーフェクトミキサー型≫を推奨したい。
ポケモンのどうぐ
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≪ソウブレイズexデッキ≫は山札を掘り進めていく構築が多く、『ペパー』など≪ポケモンのどうぐ≫に繋がるカードの採用が見受けられない。≪VSTARパワー≫は『オリジンパルキアVSTAR』の特性「スターポータル」を優先する構築が多く『森の封印石』の採用も見送られる傾向にあると考えられる。
サポート
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≪ソウブレイズexデッキ≫は基本的に≪先攻≫を取る構築が主流であり、≪先攻1ターン≫に使用できる≪サポート≫である『ゼイユ』の採用率が高い。『イキリンコex』の特性「イキリテイク」と合わせ、先行1ターン目から多くのエネルギーをトラッシュに送り、必要なポケモンを展開することがプランの一つといえる。また『博士の研究』『ボスの指令』は基本構築といえる結果となった。その他高い採用率となったのが『ブライア』と『ナンジャモ』の2つ。『ブライア』は『ソウブレイズex』が≪テラスタルポケモン≫であり、サイドプランを増やす意味で有効なカードといえる。ただし『ブライア』を確実に手札に加える方法が『ネオラントV』しかない為、使用には終盤の強い山作りが必須。また相手のサイド状況をコントロール(『ヨノワールのカーストボム』など)できるカードの採用が見受けられない為、再現性は高いと言えない。『ナンジャモ』に関しては序盤の安定性と後半の手札干渉を目的とした採用と考えられる。≪大阪CL≫以前は『ジャッジマン』の採用が多く、≪後攻≫の際に『スボミー』の「むずむずかふん」と『ジャッジマン』を合わせるプランを想定したものと考えられるが、再現性は低く、≪ソウブレイズexデッキ≫の強さを押し出す型にシフトしてきたものと想定される。注目カードは『アカマツ』と『カイ』。≪大阪CL≫以前は『アカマツ』を使用し『かがやくゲッコウガ』の起動や『マシマシラ』の特性を使用する型が主力であったが、≪大阪CL≫以後は『カイ』と『オリジンパルキアVSTAR』を使用する型にシフト。『カイ』では≪1枚採用のグッズ≫の使用が容易となることから『パーフェクトミキサー』や『ヒスイのヘビーボール』との相性も抜群。新レギュレーションまでは同タイプの構築が使用されていくものと考えられる。
スタジアム
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山札を掘り進める構築の多い≪ソウブレイズexデッキ≫と『ポケストップ』は相性が抜群であり、登場以後多くのデッキに採用されてきた。懸念点としては対面相手に使用される点と運要素が高い点であり、徐々に『ジャミングタワー』を使用する型にシフト。≪ソウブレイズexデッキ≫は≪ポケモンのどうぐ≫の採用が少なく、また環境上位の≪サーナイトexデッキ≫の『ワザマシンエヴォリューション』や『勇気のおまもり』、≪ドラパルトexデッキ≫の『ワザマシンエヴォリューション』や『きらめく結晶』などに有効であるため、『ジャミングタワー』の採用が増加したものと考える。≪スタジアム≫を手札に加えるカードの採用はない為、雑に使用できる点も相性の良さを感じる。
エネルギー
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≪ソウブレイズexデッキ≫に必要な≪エネルギー≫の採用結果となった。『基本炎エネルギー』は当然のこと『基本水エネルギー』や『基本悪エネルギー』の採用が多く、『かがやくゲッコウガ』や『マシマシラ』を使用できるよう複数枚数で採用する構築が多く見られた。≪ソウブレイズexデッキ≫は柔軟なエネルギー採用が可能であることも特徴であり、なかでも『ジェットエネルギー』の採用率が高い。環境に一定数いる≪カビゴンLO≫への対応策となる他、入れ替え札を採用せずともバトル場のポケモンを入れ替えするなど採用の柔軟性を高めることができる。『レガシーエネルギー』の採用が一部見られるが、再現性は低く採用率は高くない。『かがやくゲッコウガ』や『マシマシラ』を活用する構築が増えたことから、初手からエネルギーのつけるポケモンの選定がプレイング上重要であるように感じる。
■レギュレーション変更による影響
採用される主なFレギュのカード
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『かがやくゲッコウガ』は≪システムポケモン≫と≪強力なサブアタッカー≫の両面を有し、多くの役割を担っており、レギュ落ちの影響は非常に大きい。その他カードに関しても影響はあるものの、他デッキと比較した場合、影響度合いは限定的。新レギュレーションでは最適な≪システムポケモン≫と≪サブアタッカー≫を見つけることが重要になってくる。
新レギュレーションにおける立ち位置
『ソウブレイズex』のスペックは高く再現性も高い為、新レギュレーションでも活躍することが見込まれる。ただし≪山札を掘り下げていく≫ことに特化した構築では簡単に対策されてしまう為、環境上位を目指す上では物足りなさを感じる。≪ソウブレイズexデッキ≫は≪幅広いエネルギー≫を採用することができる為、相棒となるポケモンは広く探すことが可能。再現性を損なうことなく≪サブアタッカー≫と≪システムポケモン≫を見つけ出すことができれば、大型大会やシティリーグなどで活躍していくことが予想される。
■さいごに
いよいよレギュレーション変更が近づいてきましたが、当面はこれまで活躍してきたポケモンを中心とした環境になるものと想定されます。Fレギュレーションの代わりとなる≪カード≫を見つけること、また新しい型やプランを見つけ出すことが必要になってきます。まずはこれまでの採用状況を理解し、新たな環境に向け≪デッキビルド≫に励んでいきましょう!
1月11日~12日の採用状況は以下にて公開済です。是非ご覧ください!
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