ワンルームマンション投資はおすすめしない

資産運用や不労所得を得るための手段として、都市部のワンルームマンション等に投資をする「ワンルームマンション投資」を検討している人がいるかもしれません。しかし、私は「ワンルームマンション投資」は絶対にお勧めしていません。
今回は、私がワンルームマンション投資をお勧めしない理由についてお伝えしたいと思います。

１．ワンルームマンション投資はリスクが高すぎる

ワンルームマンションは都市部の物件であっても10年以上空室が発生することなく人が住み続けることはほぼなく、年月が経てば建物も老朽化していきます。そのため、空室になるリスクや家賃の減額等により収入が減少するリスクが生じます。
また、サブリース会社が部屋を借り上げて入居者に転貸するサブリース契約により「家賃を保証する」ように謳っていることがありますが、多くのサブリース契約では定期的に賃料を見直すこととなっており、家賃保証と謳われていても入居状況の悪化や近隣の家賃相場の下落により賃料が減額する可能性があります（参考：消費者庁HP『サブリース契約に関するトラブルにご注意ください!』）。

２．ワンルームマンション投資は維持費が高すぎる

ワンルームマンション投資は原状回復費用や大規模修繕費用など、不動産の維持や管理にかかるコストも負担しなければなりません。年月が経てば建物自体の価値が減少していきますし、建物が老朽化して維持費用も高くなってくるでしょう。
もしかしたらワンルームマンション投資を始めたばかりであれば利益が出ていると錯覚してしまう年があるかもしれませんが、中長期的に見れば空室リスクや建物の老朽化で利益を得ることはできなくなるでしょう。

３．ワンルームマンション投資は途中でやめることが難しい

ワンルームマンション投資は、ローンを借りて始めることが多く、途中で物件を手放すことが難しいです。また、売却する場合も市場の需要と供給のバランスに影響を受けやすいため、将来的にどのように売却するかの計画も立てにくく、物件価値が経年劣化によって下がりやすいことから、希望する価格での売却は困難となるでしょう。

最後に：ワンルームマンション投資は保険にも年金にも節税にもならない

ワンルームマンション投資はサラリーマンなどの一般の方が投資するには多くのリスクがあり、儲からないどころか大きく損失を被る可能性もあるのです。
以前、同様の記事を書きましたが、警鐘のために改めて記事を書かさせていただきました。もし不動産投資に興味があるのであれば、せいぜいREITなどの金融商品を購入する程度にとどめていくことが望ましいでしょう。
なお、ワンルームマンション投資に手を出すべきでない理由を解説している記事や動画はインターネット等にたくさんありますが、チャンネル登録者数 200万人以上の有名なYoutubeチャンネル「両学長 リベラルアーツ大学」様の動画が特にわかりやすいと思いましたので、ぜひラジオ感覚でお聴きいただくことをお勧めします。

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