年金現価係数、複利現価係数
道を歩いていると落葉が目立つようになりました。近所にメタセコイヤの一本木があるのですが、ここから段々と色付いていくのが楽しみです。勉強している現在価値について、メモを書き足しました。
さて先日、久しぶりにシュハスカリアに行ってきました。と言っても、いわゆるシュハスコ(シュラスコ)の食べ放題はせずに、単品でオーダーしました。
ブラジルに住むことが決まった時に、ブラジル料理ってどんな感じかな、と思い初めてバルバッコアの青山店に行ったのが、シュハスコとの出会いでした。
サンパウロにいた頃は、何度もシュハスカリアに行く機会がありました。Fogo de chão や、NB steakや、Vento haragano などなど。良い思い出です。
帰国してからもBarbacoaには、日本に駐在していたブラジル人の友人ご家族と行く機会もありました。
しかし、昨今の状況では全く行けず。今回、久しぶりに新丸ビルの店舗に行くことができました。
私たちは、どちらかと言うと、サラダ+前菜ビュッフェのファンです。palmito や、coxinha も食べることができ満足でした。念願のfeijão は、日本米と合わせて食べることになるましたが、それでも美味しく頂けました。
そして、picanha はちょうど良いボリューム感でとても美味しかったです。久しぶりに食べると、本当に満腹感いっぱいになりますね。
丸の内店は平日のランチであれば、Rodízio の食べ放題にせずとも、ピッカーニャの単品とサラダバーのセットを楽しめました。
https://barbacoa.jp/share/images/menu/marunouchi_weekday_lunch.pdf
このメニュー設定は、量が食べられない方にはとても優しいと思いますので、共有します。
Cafezinho も美味しく、とても良い気分に浸れました。
ここから、現在価値の話となります。自分用のメモです。
年金現価係数と複利現価係数って、ややこしいのでここにまとめていきます。
年金現価係数
年金とは、一般的なイメージでいえば、一定の年齢になると、自動的に給付されるお金のことを指していると思います。ここでは、年間で一定の配当がもらえると仮定し、その金額を年金と言っています。
例えば、期間5年の間、毎年10万円の配当を得られるとします。つまり、10万円の配当をx5回もらえるので、金利の無い世界であれば、50万円の価値となります。
しかし、実際には金利の概念があり、今の10万円と5年後の10万円の価値は違います。そのため、各年度の10万円の価値をディスカウントする必要があります。
その計算を簡易的に実現するのが、年金現価係数となります。
例えば、割引率4%(金利)の世界で、5年の年金現価係数が4.452と与えられます。この場合、毎年10万円の5年間の年金の権利を現在価値で計算するには、10万円にシンプルに、年金現価係数を掛けます。
10万円*4.452 = 44.52万円
いま50万円もらえる訳でなく、5年に分けて10万円ずつもらう権利ですので、現在価値は、やはり50万円には届きません。
複利現価係数
複利とは、漫画のカイジでもよく出ますが、年の利率がかけ合わさって増えていく様です。こちらの複利現価係数はわりとシンプルで、X年後のYYY万円の価値を現在の価値にディスカウントする際に使います。
年金現価係数と同じなのは、掛け算で成立することですね。
例えば、5年後に、200万円を得られるとします。いまはもらえません。5年待たなければいけません。
先述の通り金利の概念があり、今の200万円と5年後の200万円の価値は違います。そのため5年後の200万円の価値を、現在の価値にディスカウントする必要があります。
その計算を簡易的に実現するのが、複利現価係数となります。
例えば、割引率4%(金利)の世界で、5年の複利現価係数が0.822と与えられます。年金現価係数と違い、1より小さいんですね。金利のある世界では、今の200万円より、将来の200万円の方が価値が小さいので当然ですね。
この場合、5年後の200万円にシンプルに、複利現価係数を掛けます。
200万円*0.822 = 164.4万円
いま200万円もらえる訳でなく、5年後にもらえる200万円の現在価値は、やはり200万円には届きません。結構、乖離がありますね。