Commitment が人に影響を与える
育児しながらビジネス本
連休中、パートナーが家事をしてくれるので連投しています。
さて、私は変わらず毎日子育てをしています。3歳児と、1歳児の大事な家族。発達に凹凸があり、日々悩みながら格闘しています。
実は、ビジネス本を読むのが好きです。夫が買ってきたのを読んでいたのがキッカケでした。しかし、資本主義に生きるにあたって、その最前線を走っている人の考えはとても面白い。しかも、これって会社で働くことをしていなくても学びが多いな、と気づきました。
そこで、世の中にお薦めしたいな、という本を選んでご紹介したいと思います。口上はここまでにいたしまして。
Commitment: My Autobiography
ざっくり言うと
Didier Drogbaさんの著書です。すみません。丹下さんに続いてビジネス本ではありませんね。
ドログバ選手はサッカーが好きな方であれば、名前をご存知だと思います。とにかく、すごい方なので、kindleでしかも英語版しかないのですが、紹介させていただきます。
ドログバさん、本当にかっこいいんです。プレーもすごかったのですが、生き方そのものが、かっこよすぎます。ドログバさんは、コートジボワール代表として、またクラブではチェルシーのエースとして長く活躍されたレジェンドです。
フランスのクラブでキャリアをスタートし、代表チームはフランスを選ぶこともできたのだそうです。しかし。あえて祖国のコートジボワールの代表を選択し、活躍されました。フランスにとどまった方が、移動は楽ですし、都会的に過ごすことができたはずです。しかしながら、あえて危険の可能性もあるコートジボワールにわたり、代表ウィークを過ごしていました。
そして多くの苦難を乗り越え、コートジボワール代表をワールドカップ出場に導きました。その当時、コートジボワールの国自体は内戦に苦しんでいる状況でした。彼は、試合後に選手を集め、報道陣にこのように話しかけたのです。
Ivorians, we've proven today that the entire population of Ivory Coast can live together, play together with the same goal.
Today, we're begging you from our knees : a country with so much wealth cannot lose itself into darkness in a war like this.
Please, put down your weapons. Hold elections, and everything will get better.
コートジボワール国民の皆様へ。今日、私たちはワールドカップ出場という同じゴールのために、コートジボワールが一つになれることを証明できました。
今日、心からお願いをします。どうか私たちの美しい、豊かなこの国を内戦で傷つけるのを止めてください。
心からお願いをします。武器を置いてください。そして選挙をしましょう。みんなで良い方向に向かいませんか。
育児観点だと
歴史上の有名な人物の伝記、エジソンとかキュリー夫人などいろいろありますが、ドログバさんのこのエピソードは是非子供に聞かせたいものです。
一つの仕事に努力を重ねて、工夫を重ねて、ドログバさんはサッカー選手として、偉大な存在になりました。その大きな影響力を、誰が見ても、明らかにポジティブな形で行使されたのだと思います。
ドログバさんの言葉は、実際に内戦を止めることに大きな役割を果たしたと言われています。
参考図書
努力して得たスキルや、地位を社会に力強く還元している方は本当に素晴らしいと思います。ドログバさんは、私の中ではレジェンドです。