リオデジャネイロ、甘美な都市
リオデジャネイロ、甘美な都市。
夫の仕事の都合でサンパウロで生活をしていた時、リオに旅行するのは大きな楽しみだった。
世界的な都市であることは、サンパウロとの共通項だけれど、リオには何と言っても美しいビーチがある。
リオに行くと必ず、コパカバーナ海岸沿いのホテルに寄宿した。この通りの雰囲気は堪らなく好きだ。
海の青、砂浜の白、椰子の緑、タクシーの黄色、そして人々のまとう様々な色。カラフル、という言葉が似合う場所だ。
#Rio2016 では、その様々な色と多様性の交差が最高潮にあったと思う。色々な国の人々が行き交い、街には全ての国旗が並んだ。
原色、彩色。あの祝祭的な雰囲気は、いつでも追憶できる。
私にはもうすぐ4歳になる娘がいる。ブラジルにいるときに妊娠した。
彼女は明るい。人懐っこい。そして弟くんに優しい。これらの要素は私が教えたわけではない。では、どこからやって来たのだろう。親が言うのも何だけれど、彼女は美しくもある。
彼女は、もしかしたらリオデジャネイロで宿った命なのかもしれない。そう考えると、納得が行くポイントばかりだ。
現在はブラジルとは遠く離れた日本に暮らしている。次に私たちがリオに行けるチャンスはいつになるだろうか。
その時には、ビーチファッションに身を包んで、娘といっしょに海岸を散歩したい。そんなことを考えていると、「イパネマの娘」のメロディが流れてくる。
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